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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 158

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 158

その人らしさを支えるリハビリテーションの基本―急性期から緩和ケアまで―

稲川利光/編

978-4-88117-703-7 C3047

2013年6月

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定価2,750円(税込み)

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目次

治療の先にみえるもの 稲川 利光
効果や効率が優先されていくリハビリテーション医療にあっても,そこには人の生き様にかかわる私たちのこだわりがある.人に触れ人に学ぶ.そんなかかわりを大事にしたい.
「リハビリテーション」とはなんだろうか? 古屋  聡
ひとりの個人の障害に対するリハビリテーションのかかわりは,災害などの地域へのダメージに対するかかわりと全く構造を同じくすることを知ってほしい.
在宅維持期リハビリテーションのあり方―かかりつけ医機能をもつ診療所の地域でのかかわりを通じて― 今井 稔也
回復期のリハビリテーションは自ずと回復する力が湧いてきやすい時期だが,維持期は生きる希望がもてるよう,その気になっていただくことが重要である.
緩和ケア病棟でのリハビリテーションの実際 鈴木 正寛
がん非治癒期でのリハビリテーションの効果は甚大である.緩和ケア病棟の具体例をもとにリハビリテーションのもたらす効果・意義について考察する.
やる気に寄り添う理学療法―生活を取り戻すために必要なこと― 下村 正和
リハビリテーションの介入により,患者はまた自ら少しずつ身体を動かし,生活を取り戻してゆく.その人に適切な理学療法が提供できているかが重要である.
生活期のリハビリテーションに想うこと―理学療法士の役割と意識について― 伊藤 滋唯
ICFの概念で表わすところの「機能・構造」の改善から,「活動」の獲得を目指すことを基として,他項目の相互関係を意識し,「参加」への意識や意図することが,結果「その人らしさ」を支えることになると考える.
悲しきIC-IDH―その人らしさを支えるとは― 三好 春樹
緩和ケアが求められている時代に,リハビリテーション関係者は発想の転換を求められている.人体から人生へ,客観性から関係性へ,そして古いIC-IDH的発想からの決別を.
暮らしを支えるリハビリテーション
村上 重紀ほか
生活期のリハビリテーションのあり方が問われている.自立とQOL支援のチームケアのなかでこそリハビリテーションの専門性はいかされることを再認識したい.
自己決定を支えきる支援 本嶋  敦
自己決定した意思を尊重し,自己実現したいと誰しもが思うことであろう.その思いを実現するために我々専門職は存在する意義がある.
がん緩和ケアの観点から 安部 能成
その人らしさを支えるリハビリテーションの基本は,コミュニケーションに依存する.緩和ケアでは患者の希望を実現しようと努力するが,仮説検討の際,言語的情報と同時に非言語的なものも重要である.
生活のなかからの歯科医療―口腔機能の回復をめざして― 光銭 裕二
口腔機能の回復は,単に身体機能の回復にとどまらず,食べる楽しみ,味わう喜びにつながることから生活の質(QOL)に及ぼす影響は極めて大きい.
最後まで口から食べるお手伝い 杉山 清子
食に携わる管理栄養士は,重要な役割を担っている.食べる意義について考え,最後まで口からおいしく食べるお手伝いをするために何をすべきかを述べる.
急性期看護の視点から 宮前 里香
リハビリテーションはチーム医療である.看護師は離床をはじめた時点から最終的ゴールを意識し,患者・家族の意向を考慮しながら,生活再建に向けたかかわりをする必要がある.
緩和ケア病棟での考え方・実践 瀬戸 弘美
終末期がん患者が最期までその人らしく生き抜くために,リハビリテーションは生活を支える重要なアプローチの一つである.
地方都市における高齢者の暮らしを支える基盤整備―介護給付費の分析から生活・介護基盤の整備まで― 福井  久
高齢者の生活の継続のための地域包括ケアの推進には,介護保険制度の保険者である市町村が主導権を握って,生活・介護基盤の整備に取り組むことが重要である.

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