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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 116

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 116

口腔ケアと摂食・嚥下リハビリテーション

岸本裕充/編

978-4-88117-661-0 C3047

2010年3月

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定価2,750円(税込み)

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目次

口腔清掃と摂食・嚥下リハビリテーションをオーラルマネジメントとして捉える
足立 了平ほか
従来の口腔ケアではなく,口腔清掃に加えて歯科治療および摂食・嚥下訓練の一部など,ケア+治療+リハビリテーションなどを包括した概念である「オーラルマネジメント」について概説する.
急性期医療における早期経口摂取を目指したチームアプローチ 小山 珠美
摂食・嚥下リハビリテーションでは,心身の複合した調和へのアプローチを行い,多職種協働型のチーム力を強化することが重要である.急性期脳卒中患者の経口移行,食事援助技術,チームアプローチについて述べる.
急性期病院における摂食・嚥下障害への対応―地域連携を意識して― 逢坂 悟郎ほか
嚥下障害に関わる専門職が少ない急性期病院おいて,多くの嚥下障害患者に適切に対応できるようなシステムの構築を試みた.また,それを在宅サービスにつなぐべく,地域連携への努力を行ったので報告する.
摂食・嚥下障害を有する患者への歯科的アプローチ―他職種との協力のなかで― 藤本 篤士
上顎顎欠損症例とパーキンソン病の進行による舌可動域制限症例,重度アルツハイマー病の摂食・嚥下障害3症例に対し,義歯を応用した歯科的対応を行った.
地域開業歯科医の役割 吉田 春陽
訪問口腔ケアの目的をケアの視点で見直し,訪問歯科診療における地域開業歯科医の役割を事例から考察する.
摂食・嚥下リハビリテーションの効果的な実践法―言語聴覚士の立場から― 岡田 澄子ほか
効果的な嚥下訓練の要点は,医学的安定の確保,治療指向型評価,これに基づいた適切な誤嚥防止法の選択とターゲットを絞った集中的な間接訓練である.
摂食・嚥下リハビリテーション―理学療法士からのアドバイス― 眞渕  敏
摂食・嚥下障害の対処法としての理学療法の役割と呼吸理学療法を中心に理学療法アプローチを解説し,そのポイントについてまとめた.
介護老人保健施設における摂食・嚥下障害への取り組み―作業療法士の役割を通して― 竹山由里子ほか
嚥下機能評価・訓練・指導に作業療法士が取り組むことで,食事動作に対するアプローチだけではなく,嚥下機能も食事の一部分としてアプローチすることができている.
歯科衛生士の役割 塚本 敦美
単に口腔清掃のみでなく,観察力,技術を生かした口腔ケアを提供する.口腔機能を改善させ,生活できるような支援や癒しまで含めた「心地よい口腔ケア」を目標とする.
摂食・嚥下障害患者の栄養管理 一丸 智美
嚥下障害と栄養障害の悪循環を断ち切るため,経口・経管・経静脈栄養ルートを組み合わせた総合的な栄養ケアを提供しなければならない.

関連書籍

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 321ここが知りたい口腔ケア―わたしが教えるコツとポイント―藤谷順子/編
ISBN:978-4-86519-971-0 C3047
定価:5,500円(税込み)

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