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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 38/8

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 38/8

腱板広範囲断裂―肩上方関節包再建術―

三幡輝久/編

2025年8月

or3808

定価2,750円(税込み)

3営業日内ですぐに発送!

(一部の書店様ではお盆明けの発売となる可能性もございます)
国内外において名を馳せる肩関節のスペシャリストたちが、肩上方関節包再建術(SCR)に必要な知識を存分に詰め込んだ1冊。これからSCRを始める方にもおすすめ。

目次

Biomechanics of Fascia Lata Superior Capsule Reconstruction(SCR) Thay Q Lee
The concept and the principle behind Fascia lata autograft SCR were developed and refined by Teruhisa Mihata, MD, PhD to treat patients with massive irreparable rotator cuff tear. The procedure is designed to reestablish the concavity compression in the shoulder and enable deltoid function as well as improving dysfunctional rotator cuff force couples.
鏡視下肩上方関節包再建術後の三角筋の筋活動―positron emission tomography(PET)を用いた検討― 山本 宣幸ほか
PET検査による筋活動評価によって,肩上方関節包再建術後の挙上の動作筋として三角筋の中部線維が寄与しており,その機序は反転型人工肩関節患者と同じであった.
肩上方関節包再建術後のグラフト治癒に関する組織学的検討
長谷川彰彦ほか
修復困難な腱板断裂に対する肩上方関節包再建術後に大腿筋膜グラフトは骨縫着部においては線維軟骨を形成し,実質部においては腱/靱帯様組織へとリモデリングされる.
肩上方関節包再建術のグラフト作成方法
藤澤 幸隆
上方関節包再建術において,関節鏡の手技と同時にグラフトの質がとても重要な要素となる.大腿筋膜グラフトの採取および作成のコツとピットフォールについて述べる.
肩上方関節包再建術におけるスーチャーマネージメント 広沢 直也
ビーチチェア位で行うSCRにおけるスーチャーマネージメントの実際と注意点を詳細に解説.
肩上方関節包再建術におけるdonor site morbidityを最小限に抑えるための処置 内田 明宏ほか
肩上方関節包再建術における大腿筋膜グラフト採取後のdonor site morbidityを抑えるために我々が行っている工夫と,自験例におけるdonor site morbidityの発生率や患者満足度について紹介する.
肩上方関節包再建術後の感染対策と感染が起きたときの対処方法 野口 裕介ほか
ASCR術後感染の予防にはクロルヘキシジンを用いた消毒とドレープの使用が有効である.術後感染に対しては適切な手術治療と抗菌薬投与により可能な限りグラフトを温存することが望ましい.
大腿筋膜グラフトを用いた肩上方関節包再建術の治療成績 宮内 秀徳ほか
鏡視下肩上方再建術において良好な治療成績を得るためには,術式における工夫と術後移植腱断裂に関連する要因を把握し,移植腱断裂を予防することが重要である.
大腿筋膜グラフトを用いた肩上方関節包再建術の治療成績 高山 和政ほか
良好な臨床成績の獲得には,厚く剛性のあるグラフトの確実な固定と,肩甲下筋が修復可能もしくはintactであることが重要である.
修復不能な腱板広範囲断裂に対する人工腱(テフロンパッチ)を用いた鏡視下肩上方関節包再建術の治療成績 岡村 健司ほか
ケーブルグラフト法はテフロンパッチを使った新しい鏡視下肩上方関節包再建術である.手技が簡便で侵襲が少なく移植腱縫合部の緊張が少ない利点がある.
肩上方関節包再建術による補強を行った腱板修復術の治療成績 福西 邦素ほか
肩上方関節包再建術による補強を行った腱板修復術は,再断裂リスクのある腱の強化と補強,腱板深層の解剖学的再建,および上方安定性の獲得による術後インピンジメントの予防といった効果が期待され,術後の再断裂率を低下させる.
肩上方関節包再建術後のリハビリテーション 竹田  敦ほか
肩上方関節包再建術後に良好な機能回復を得るためには,手術の特性を理解したうえでリハビリテーションを行う必要がある.本稿ではグラフトの治癒を最優先に考えた理学療法について紹介する.

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