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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 37/12

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 37/12

骨粗鬆症性椎体骨折診療の最前線

戸川大輔/編

2024年11月

or3712

定価2,750円(税込み)

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★★★11月12日(火)発売予定!ご予約承ります!★★★

日々の診療機会が多い脆弱性骨折のなかでも最多を占める脊椎椎体骨折につき、フロントランナーの考える治療法の適応・限界の見極め方を、現在までのエビデンスをもとにまとめられた1冊。

目次

骨粗鬆症性椎体骨折に対して標準的な荷重管理をした単一集団における保存的治療の実際―骨癒合に影響を与える因子と再発率―
岸川 陽一ほか
骨粗鬆症性椎体骨折の保存的治療において,骨癒合時期と関連する因子のなかで,1)年齢,2)前壁の圧潰率75%未満かどうか,3)前壁の荷重変化5mm以上かどうか,4)外傷性かどうかが有意な因子として検出された.
骨粗鬆症性椎体骨折の保存治療とその限界について多施設ランダム化比較研究の結果を踏まえて 猪瀬 弘之
骨粗鬆症性椎体骨折の治療の主体は保存治療である.本稿では,我々が行ったランダム化比較試験から得られた知見を踏まえて,骨粗鬆症性椎体骨折に対する保存治療について概説する.
骨粗鬆症性椎体骨折に対するballoon kyphoplasty(BKP)のエビデンス 高橋 真治
BKP後の隣接椎体骨折や再手術,手術適応時期による手術成績の違いを理解することにより,手術適応を適切に判断できるよう検討する必要がある.
骨粗鬆症性椎体骨折に対するVertebral Body Stenting(VBS)の適応と臨床成績 前田 孝浩ほか
VBSは骨粗鬆症性椎体骨折に対するvertebral augmentationの一種で,メッシュ様ステントを椎体内で拡張させ,内部に骨セメントの充填を行うものである.特性を十分に理解してBKPとの使い分けを行うことが望ましい.
椎体圧潰が進んだ骨粗鬆症性椎体骨折に対するリン酸カルシウムペーストを用いた治療 山岸賢一郎
椎体圧壊が進んだOVFに対して,リン酸カルシウムペースト(CPC)を用いた手術は適応が広く応用が利く有用な手術法である.
骨粗鬆症性椎体骨折に対する単椎間制動術の適応
酒井  翼
骨粗鬆症性椎体骨折の軽度~中等度椎体・椎間不安定症例に対して,CosmicMIATMを用いた単椎間制動術は低侵襲かつ簡便で安定した術後成績が期待できる.
骨粗鬆症性椎体骨折の椎体置換術の手術成績―術後のケージ沈下リスクファクターについて― 岩田 秀平ほか
骨粗鬆症性椎体骨折に対する低侵襲椎体置換術では,ケージの沈下を避けるためにケージを可能な限り終板に合わせて設置するべきである.
骨粗鬆症性椎体骨折後後弯変形の手術治療(lateral access surgery) 石原 昌幸
Lateral access surgery(LAS)は低侵襲での前方解離,前方支柱再建が可能であり,骨粗鬆症性椎体骨折手術において必須の手技である.骨折形態,骨折時期,椎体高を踏まえ,適切な術式選択を行うことでmechanical failureを最大限予防可能となる.
腰部脊柱管狭窄症を伴った骨粗鬆症性椎体骨折に対する低侵襲前後方椎体間固定術 福田健太郎
骨粗鬆症性椎体骨折に伴った腰部脊柱管狭窄症を骨折形態から分類し,corpectomyすることなく最少の固定椎間数で低侵襲に前後合併手術を行うことができた.
骨粗鬆症性椎体骨折後の後弯症に対する椎体骨切り術 中尾 祐介
Staged surgeryを併用した椎体骨切り術は,骨粗鬆症性椎体骨折後の後弯症の治療に有用である.

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