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Monthly Book ENTONI(エントーニ) 316

Monthly Book ENTONI(エントーニ) 316

耳鼻咽喉科医が知っておきたい睡眠薬処方の知識

千葉伸太郎/編

978-4-86519-723-5 C3047

2025年11月

en0316

定価2,860円(税込み)

3営業日内ですぐに発送!

★★★11月14日(金)発売予定!ご予約承ります!★★★
耳鼻咽喉科診療と密接にかかわる「睡眠」に着目し、睡眠薬の適正使用や副作用リスク、疾患の鑑別、非薬物療法など、睡眠にまつわる幅広い情報を睡眠のエキスパートが実践的に解説。明日からの診療にすぐに役立つ特集です。

目次

 <総 論> 
睡眠の生理的変化
小野 太輔ほか
高齢者は総睡眠時間が短縮し中途覚醒しやすくなるため,不眠の訴えがあった場合は不眠症であるのか加齢に伴う睡眠の変化であるのか鑑別が必要である.
不眠症の診断・治療 山寺  亘
不眠症を診断するには,他の睡眠覚醒障害を鑑別して,日中の機能障害を確認する.治療的初期対応は睡眠衛生指導であり,薬物療法は補助的に施行される.難治例には認知行動療法を導入する.
睡眠薬の種類・メカニズム,効果 竹内  暢
オレキシン受容体拮抗薬(dual orexin receptor antagonist:DORA),非ベンゾジアゼピン系睡眠薬(non-benzodiazepine hypnotics:Z-drug),鎮静系抗うつ薬(sedative antidepressant)について概説した.
睡眠薬の作用機序と副症状,処方上の注意 小鳥居 望
DORAは,従来薬に引けを取らない有効性と転倒リスクの低減に加え,運転安全性プロファイルの向上を実現し,不眠症治療にパラダイムシフトをもたらした.
 <各 論> 
OSA・CPAP患者における睡眠薬 林田 健一
頻度の高い閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と不眠症の併存(COMISA)に留意し,CPAPアドヒアランスや日中パフォーマンスへの影響,鑑別疾患を考慮のうえ,睡眠薬を適正に使用する.
めまいと睡眠薬 中山 明峰ほか
1.めまいは心因性要素がかかわることが多く,自律神経障害を引き起こすため,頻繁に不眠症を合併する.
2.睡眠薬の副作用にめまいが含まれ,薬物によっては転倒を引き起こす可能性がある.慎重な投与と説明が必要である.
3.睡眠薬の多くは副作用にめまいがある.めまい患者が不眠症を合併し,薬物選択する際,副作用のめまいを十分に考慮する必要がある.
入院患者への睡眠薬の使い方 三原 丈直ほか
入院患者に対して使われうる睡眠薬に関する知見をもとに,いくつかの状況を想定しつつ,可能な限り戦略的かつ実践的な睡眠薬処方,管理を考えた.
漢方薬と睡眠
新谷 朋子
漢方薬は直接に睡眠を誘導するというよりも,抑うつ,不安などの睡眠を妨げている要因を除去し,気血水,五臓六腑のバランスを整えることで間接的に不眠を改善している.
アレルギー性鼻炎と睡眠―抗アレルギー薬の睡眠への影響― 本間 あや
アレルギー性鼻炎の治療では,患者の睡眠を評価し,中枢作用の少ない治療薬を用いて適切な治療ならびに指導を行うことが重要である.
思春期の睡眠 加藤 久美
思春期になると体内時計が後退し,夜ふかし・朝寝坊になりやすくなるだけではなく夜間睡眠時間が短くなるため,睡眠不足の可能性を念頭に置くべきである.
高齢者の不眠に対する薬物療法 比江嶋啓至
高齢者の不眠症薬物療法では,ベンゾジアゼピン系睡眠薬主体の治療から脱却し,非薬物療法を併用しつつ,安全性と生活の質を最優先とした適切な薬剤選択が求められる.

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