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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 34/7

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 34/7

整形外科における体外衝撃波治療の実際

熊井 司・倉 秀治/編

2021年7月

or3407

定価2,640円(税込み)

3営業日内ですぐに発送!

整形外科領域におけるshock waveって実際どうなの?という疑問に答えるべく、わかりやすく、かつ教科書的にも役立つようまとめられた期待の特集号!

目次

体外衝撃波の基礎知識 高橋 謙二
体外衝撃波療法は集束型衝撃波治療と拡散型圧力波治療がある.物理的作用のみならず生物学的作用により,偽関節や腱症などの難治例に疼痛緩和や組織再生を促す積極的保存治療法である.
【集束型衝撃波(FSW)】
上肢の軟部組織障害に対する集束型衝撃波療法 岩堀 裕介
集束型衝撃波は非侵襲性で安全性が高く,上肢の軟部組織障害に対して70%程度の症例に有効性を示し,試してみる価値は十分にある局所療法である.特にアスリートにとっては,PRP療法と違ってオンシーズンに競技を続けながら治療することもできるため利用価値が高い.
【集束型衝撃波(FSW)】
FSWの腱障害に対する使用とその効果:下肢の疾患 西田 雄亮ほか
集束型衝撃波は下肢の難治性腱障害に対して有効な治療法である.照射エネルギーや回数に加え,対象への正確な照射が重要であり,治療前の画像診断やセッティングが鍵となる.
【集束型衝撃波(FSW)】
FSWの骨疾患に対する使用とその効果 髙橋 達也ほか
体外衝撃波治療は骨形成作用を持ち,骨折をはじめとした骨疾患の治療に幅広く適応される.萎縮性偽関節や機械的不安定性は治療効果が得られにくく,偽関節手術を行ったうえで衝撃波治療を行うことが望ましい.
【拡散型圧力波(RPW)】
リハビリテーション現場でのRPW治療 杉岡 辰哉ほか
拡散型圧力波(RPW)の関節可動域拡大に対する有効性や筋硬度・筋形態などに与える影響を解説し,リハビリテーション現場でのRPW治療の説明を行う.
【拡散型圧力波(RPW)】
術後関節拘縮に対するRPWの応用 水谷 仁一ほか
関節拘縮に対する拡散型圧力波は有効な治療方法であるが,より効果的に行うために病態の評価や対象組織への確実な照射,理学療法などと併用することが重要である.
スポーツ現場における集束型衝撃波(FSW)および拡散型圧力波(RPW)の活用 鈴木 龍大ほか
脛骨疲労骨折に対する集束型体外衝撃波療法の運用方法と治療成績,今後の課題を解説した.また,拡散型体外衝撃波療法の具体的な使用方法について解説した.
【集束型衝撃波(FSW)】:新たな疾患への挑戦Ⅰ
肘離断性骨軟骨炎に対する応用の可能性 松浦 哲也ほか
偽関節,疲労骨折や骨壊死に有効とされる集束型衝撃波の肘離断性骨軟骨炎への応用が始まっている.まだ挑戦的な試みで課題も多いが,有効な治療法になる可能性を秘めている.
【集束型衝撃波(FSW)】:新たな疾患への挑戦Ⅱ
小児痙縮に対する応用の可能性 吉田 清志ほか
小児痙縮に対する体外衝撃波治療は持続する痙縮改善効果を有する.体外衝撃波治療は簡便で非常に低侵襲な痙縮に対する新規治療の候補となりうる.
【集束型衝撃波(FSW)】:新たな疾患への挑戦Ⅲ
皮膚創傷に対する応用の可能性 村上 秀孝ほか
体外衝撃波療法(ESWT)は近年,難治性皮膚創傷や皮膚潰瘍にも応用されている.血管新生作用・コラーゲン産生の亢進により組織修復をすると考えられている.
【拡散型圧力波(RPW)】:新たな疾患への挑戦Ⅳ
筋疲労に対する応用の可能性
岩山亜里奈ほか
疲労課題実施後の腓腹筋内側頭に対するRPW照射は羽状角の減少と筋束長の増加をもたらす.また,表層に近いdeep fascia,subfascialのみ硬度を低下させる.
わが国における体外衝撃波治療の現状:JOSSTでのアンケート結果から 田中 博史
体外衝撃波治療の請求方法に関するアンケート調査を行い,その結果をもとに,わが国での集束型衝撃波,拡散型圧力波それぞれの請求方法の現状をまとめた.

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