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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 34/2

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 34/2

下肢スポーツ損傷の診かた

古賀英之/編

2021年2月

or3402

定価2,640円(税込み)

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東京2020が延期となったコロナ禍においても、スポーツ競技への関心は高まりをみせ、障害の訴えも多い。本特集では、下肢のスポーツ損傷に的を絞り、国内トップクラスのスポーツドクター達の「目」で診て習得したメソッドを集約。

目次

肉離れの診かた 奥脇  透
肉離れを診るには3つのポイントがあり,羽状筋,遠心性収縮,そして筋腱移行部(腱膜)損傷である.またMRIは損傷型(部位)と損傷度によって分類され,肉離れの重症度診断に有用である.
膝前十字靱帯損傷の診かた 木村 由佳ほか
前十字靱帯(ACL)損傷の受傷メカニズム,診断,治療から予防まで,ACL損傷診療ガイドライン2019に沿って解説する.
膝靱帯損傷の診かた(前十字靱帯以外) 武冨 修治
内側側副靱帯損傷,後十字靱帯損傷,外側側副靱帯を含む後外側支持機構損傷の診かたについて解説する.不安定性,合併損傷,損傷部位や損傷形態の評価が重要である.
スポーツ選手の半月板損傷 中村 智祐ほか
半月板障害では,可能な限りあらゆる方法を用いて半月板機能温存を模索することが望ましく,スポーツ選手においても例外ではない.
膝離断性骨軟骨炎の診かた 山崎 真哉
若年者で安定型のみ保存療法,成人例や保存療法無効例では関節軟骨温存・再建手術が望ましい.MRIと関節鏡視での病期の違いが散見されることに注意が必要である.
膝伸展機構障害の診かた 中瀬 順介ほか
膝伸展機構の障害を理解するには,その解剖学的特徴と運動生理学を理解する必要がある.圧痛部位により病変部を同定し,画像検査を追加し,原因動作を避けるように指導する.
中高年スポーツ愛好家の膝OAの診かた 中山  寛
スポーツ愛好家の変形性膝関節症に対する手術療法において,人工膝関節置換術はスポーツ継続に制限があるため,膝周囲骨切り術が第一選択となる.
半月板機能低下は半月板損傷,逸脱からなり,変形性膝関節症と密接な関係がある.
足関節インピンジメント症候群の診かた
屋比久博己ほか
底背屈の反復によるオーバーユースや捻挫など外傷を契機に発症し,アスリートの競技パフォーマンスに影響を与える足関節インピンジメント症候群の病態,診断,治療について概説する.
距骨骨軟骨損傷の診かた 下園 由泰
距骨骨軟骨損傷の病態と診断について解説し,骨髄刺激法や自家骨軟骨柱移植術を中心とした手術治療とbiologics治療について最新の知見を紹介する.
Jones骨折の診かた 齋田 良知ほか
日本でのJones骨折の疫学や危険因子に基づいた予防対策が重要である.第5中足骨骨折を診る際はJones骨折であるかの鑑別が重要で,Jones骨折の場合は再発予防を視野に入れた治療戦略が必要である.

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