Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 33/3脊椎由来の痛み・しびれの診かた川上 守/編
定価:2,640円(税込み)
整形外科診療における注射(注入)療法のコツ<増刊号>
齋田良知/編
2020年10月
or3310
定価6,380円(税込み)
誰しも行う機会のある注射(注入)において、何を・いつ・何処へ・どのように行うのか、その数多の工夫や組み合わせをトップランナーが詳説。日々の注射療法の質を高めたい方におすすめの1冊です。
運動器に対する細胞治療の保険導入の可能性について | 飛田 護邦 |
再生医療の実用化には,製品化を目指す研究開発と医療技術として保険導入を目指す臨床研究(先進医療)など様々な方策が考えられる.運動器疾患の特徴を踏まえ,実用化の在り方を考えたい. | |
エコーガイド下fasciaハイドロリリースによる拘縮肩・腰痛の治療 | 木村 裕明ほか |
Fasciaはシステム(系)「fascia system」,かつ臓器(構造)「A fascia」であり,各組織や器官を繋ぎ・支え,知覚する線維構成体である.本稿ではfasciaの概念・病態,癒着・ハイドロリリース等の言葉の定義,発痛源の評価方法,そして注射手技について概説する. | |
肩関節周囲炎に対する超音波ガイド下注射療法 | 糸魚川善昭 |
肩関節周囲炎に対する盲目的な注射療法の成功率は高くないことが知られているが,超音波を用いた注射療法は標的となる軟部組織を画像で直視しながら針や薬液注入の状態が観察できるため非常に有用である. | |
腰椎椎間板ヘルニアに対するコンドリアーゼ注入療法 | 平井 高志 |
腰椎椎間板ヘルニアに対するコンドリアーゼ注入療法は手術と保存的治療の中間治療として期待されている.我々は86例の椎間板内酵素注入療法を行い,投与後6か月で約8割の患者で下肢痛が半減し有効な治療法であることがわかった. | |
椎間板変性に対する多血小板血漿上清の椎間板内注入療法 | 明田 浩司ほか |
多血小板血漿(platelet-rich plasma;以下,PRP)は全血を遠心分離することによって得られる高濃度の血小板を含んだ血漿である.本稿では慢性腰痛患者(椎間板性疼痛患者)に対するPRP上清注入療法の実際について述べる. | |
脊髄損傷患者に対するヒト(自己)骨髄由来間葉系幹細胞の静脈内注射による細胞移植療法 | 押切 勉ほか |
脊髄損傷のヒト(自己)骨髄由来間葉系幹細胞を用いた静脈内注射による治療は,標準リハビリテーションを阻害せず,移植による負担はほとんどない,脊髄損傷の新たな治療法である. | |
変形性膝関節症患者に対するヒアルロン酸製剤関節内注入療法 | 岡 敬之 |
変形性膝関節症患者に対するヒアルロン酸製剤関節内注入療法にあたり必要となるガイドラインをもとにした国内外の動向,国内で使用可能なヒアルロン酸3製剤の特徴,関節注射の際の注意点につき述べる. | |
変形性膝関節症に対する多血小板血漿(PRP)の関節内注入療法 | 剣持 雅彦 |
エコーを用いて関節内に100%確実にPRPを注入する努力をしなければならない.有害事象の発生は我々の未熟な手技による医源性のものである可能性も頭の片隅に入れながら,患者の安全性を第一に考え,真摯に再生医療として遂行されなければならない. | |
変形性膝関節症に対する多血小板血漿(PRP)の関節外注射療法 | 羽田晋之介ほか |
膝OAに対する内側関節包周囲へのPRP関節外注射は,圧痛が限局している症例では関節内注射以上の効果を発揮することがある.PRP治療における投与経路の選択が治療成績向上において重要である. | |
パテラセッティング膝関節注射法 | 和田 誠 |
パテラセッティング(大腿四頭筋の等尺性収縮)を行うことで膝蓋上囊の内腔が拡がり,Superolateral approachによる膝関節注射の正確性が向上する. | |
難治性膝蓋腱炎に対する多血小板血漿(PRP)療法 | 西尾 啓史ほか |
膝蓋腱炎の病態や重症度を把握,その病態に応じた“PRP療法の使い分け”に関して,我々の経験を含めた国内外の現状を踏まえて詳述する. | |
変形性膝関節症に対する自己由来微小細断脂肪組織片(micro-fragmented adipose tissue:MFAT)による治療の短期成績 | 舘 慶之ほか |
変形性膝関節症に対してLipogems®を用いて自己由来微小細断脂肪組織片(MFAT)による治療を行った.明らかな有害事象は認められず,術後6か月でVAS,KOOSで統計学的に有意な改善を認めた.Lipogems®を用いたMFATの治療は安全かつ有用である. | |
変形性膝関節症に対する自己脂肪組織由来幹細胞の治療 | 傍島 聰ほか |
変形性関節症治療の新たな選択肢として,細胞を用いたバイオロジクス療法が注目されている.本治療のあるべき姿について,当院での取り組みを踏まえ解説する. | |
Femoroacetabular impingementに対する注射療法 | 山藤 崇 |
FAIに対する注射療法の方法やその効果,診断的意義と派生する恥骨関連鼡径部痛に対する注射療法についても解説する. | |
特発性大腿骨頭壊死症に対する自家濃縮骨髄液注入法 | 本間 康弘ほか |
特発性大腿骨頭壊死症に対する自家濃縮骨髄液注入は,一定の有効性・安全性が示されているものの,医原性骨折等の合併症予防には十分な注意が必要である. | |
脊椎超音波ガイド下ブロックによる疼痛治療 | 竹内 幹伸 |
超音波ガイド下頚部神経根ブロックを安全に行うには,超音波機器に慣れ親しみ,適切なランドマークを見つけることが重要である.一定の割合で施行困難な場合はあるため,無理をしないこと. | |
上下肢超音波ガイド下神経ブロックによる疼痛治療 | 松井 智裕 |
上下肢の絞扼性神経障害による疼痛に対する超音波ガイド下神経ブロックについて胸郭出口症候群,肘部管症候群,手根管症候群,梨状筋症候群,足根管症候群,Morton病を例に概説する. | |
肩・肘投球障害に対する多血小板血漿治療 | 吉田 衛 |
UCL損傷に対するPRP治療の適応は,保存治療が無効な中枢側損傷のMRI分類grade 1とgrade 2Bで,grade 2Aは部分断裂の大きさと野球レベルにより決定し,末梢側損傷はアマチュア選手に適応があり,完全断裂grade 3に適応はない. | |
スポーツ障害に対する超音波ガイド下ハイドロリリース | 岩本 航 |
スポーツ障害に対するハイドロリリースは,治療だけでなく症状の発生源を探るうえでも有用である.近年では,リハビリテーションとの併用も盛んに行われるようになってきている. | |
外側上顆炎に対する多血小板血漿療法 | 大内 洋 |
外側上顆炎患者で,圧痛などの所見がはっきりしない,漠然とした外側痛のみのときにはドップラーにて血流の増加を確認し,血流増加部位にピンポイントでPRP注射を実施することで治療効果が得られる. | |
筋・腱付着部損傷に対するヒアルロン酸注入療法 | 篠原 靖司ほか |
筋・腱付着部損傷に対するヒアルロン酸注入療法は付着部の構造と病態を理解し,超音波ガイド下に投与すると効果的に実施できる. | |
肉離れに対する多血小板血漿(PRP)療法 | 小林 洋平ほか |
早期復帰や再受傷予防を目的とした肉離れに対するPRP療法に関する文献的考察と筆者らの経験を含めた治療の実際について解説する. | |
血腫に対するウロキナーゼによる局所注入吸引療法 | 立石 智彦 |
筋損傷に続発する血腫に対し,ウロキナーゼを用いた局所注入/吸引療法について,適応・注入/吸引時期・注意点を中心に述べる. | |
足関節インピンジメント症候群に対する注射療法 | 亀田 壮 |
足関節インピンジメント症候群に対する注射療法は疼痛を軽減するために効果的な方法だが,原因を特定し超音波ガイド下に病変部に確実に注射を行うことが肝要である. | |
デュピュイトラン拘縮に対する超音波ガイド下コラゲナーゼ注射療法 | 四宮 陸雄 |
デュピュイトラン拘縮に対する超音波ガイド下コラゲナーゼ注射療法の手技と治療効果,合併症について解説する. | |
CT/MRIのリファレンス画像を同期させた超音波ガイド下intervention | 宮武 和馬ほか |
US-MRI/CT fusion imaging guided interventionは病態の把握を明確にするだけでなく,interventionをより的確に行う新しい手技である. | |
関節痛に対する運動器カテーテル治療 | 藤原 圭史ほか |
運動器カテーテル治療は歴史が浅く,全国的に認知されているとはまだまだ言い難い状況ではあるが,本稿を通して今後の治療の選択肢の一つになれば幸いである. |
Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 32/12整形外科医に必要な画像読影と撮影テクニック<増刊号>田中康仁/編
定価:6,380円(税込み)
Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 32/5整形外科医が知っておきたい薬の知識―私はこう使う―<増大号>川口 善治/編
定価:5,170円(税込み)
Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 29/9私はこう診る 肩のこり・首の痛み井手 淳二/編
定価:2,530円(税込み)
Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 28/12イチからはじめる超音波診断―X線のように使いこなすために―熊井 司/編
定価:2,530円(税込み)
Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 254足のリハビリテーション診療パーフェクトガイド<増大号>和田郁雄/編
ISBN:978-4-86519-456-2 C3047
定価:4,400円(税込み)
運動器臨床解剖学―チーム秋田の「メゾ解剖学」基本講座― 秋田恵一・二村昭元/編
ISBN:978-4-86519-274-2 C3047
定価:5,940円(税込み)
足関節ねんざ症候群-足くびのねんざを正しく理解する書- 高尾昌人/編
ISBN:978-4-86519-270-4 C3047
定価:6,050円(税込み)
骨折治療基本手技アトラス~押さえておきたい10のプロジェクト~ 最上敦彦/編
ISBN:978-4-86519-257-5 C3047
定価:16,500円(税込み)