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Monthly Book Derma(デルマ) 249

Monthly Book Derma(デルマ) 249

こんなとき困らない 皮膚科救急マニュアル<増大号>

橋本 喜夫/編

978-4-88117-912-3 C3047

2016年10月

de0249

定価5,280円(税込み)

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小外傷、熱傷、蕁麻疹、薬疹など、救急対応が求められる疾患に遭遇した際の重要な注意点を各論形式で詳説。診察の前に一読したい、臨床医必携の一書です。

目次

ERで遭遇しやすい皮膚疾患―EMERGENT―
橋本 喜夫ほか
病院皮膚科医がERで遭遇しやすい8つの皮膚疾患や病態を,頭文字EMERGENTに沿って総論的に概説し,代表的な症例を提示して実際的な治療法を示した.
熱傷:基幹病院での対応 吉野雄一郎
適切に重症度判定を行い,速やかに初期治療を開始することが重要である.熱傷診療を行うには多職種との連携が必要なため,重症度に応じて専門施設での治療が望まれる.
熱傷:オフィスダーマトロジーにおける対応 本間  大
外来で治療可能な熱傷について,深達度診断,初期治療および創部の管理法,入院治療の要否の判断について,経験症例を提示しながら概説する.
化学損傷 安田  浩
化学損傷は主に労働現場で生じやすく,その原因はさまざまである.初期治療の要点は原因物質の聴取と十分な洗浄である.特に注意を要するフッ化水素酸に関しても概説する.
外 傷 髙橋 博之
若手皮膚科医,殊に一人医長として独立した救急部のない病院に勤務する医師を対象に,日常遭遇する機会の多い皮膚科の「外傷」につき自験例を中心に紹介した.
有害節足動物による皮膚疾患 夏秋  優
皮膚科ではハチ,アリ,クモ,サシガメ,ムカデ,イラガなどの刺咬症への対応が要求されるが,アナフィラキシー症状とセアカゴケグモ咬症への対応が特に重要である.
ツツガムシ病,日本紅斑熱,SFTS 久保 宜明
ツツガムシ病,日本紅斑熱,SFTSはダニ類に媒介される急性熱性疾患であり,早期に適切に対処しなければ死に至る可能性がある.疫学や症状などの類似・相違点を含め,各疾患の初期治療のポイントを解説した.
マムシ咬傷 石川 博康
マムシ咬傷は地域によってはめったに遭遇しない動物咬傷である.マムシ咬傷の知識と理解は,診断と治療に直結するポイントである.
壊死性筋膜炎 沢田 泰之ほか
壊死性筋膜炎は皮膚症状だけでは診断できない.救急診療で役立つように初期診断,治療に必要なプロセスをできるだけ使いやすく説明した.
蜂窩織炎 妹尾 明美
蜂窩織炎の診断は容易であるが臨床的な重症度を把握し,適正な抗生剤を使い,経過や進展度などを想定できるよう習熟することが重要である.
ウイルス性発疹症―救急外来で急性発疹症をみたときに― 日野 治子
救急の場で問題になる紅斑・丘疹型ウイルス性急性発疹症を中心に,薬疹など鑑別すべき疾患について,当座でできうることを挙げた.
帯状疱疹 藤井 瑞恵
帯状疱疹の診療について,特に皮疹重症度およびその合併症など,入院要否を決定する因子についてまとめた.
単純ヘルペス初感染およびカポジ水痘様発疹症 松尾 光馬
HSVの初感染,カポジ水痘様発疹症は重篤な症状を呈することが多い.これらの病態と再活性化では治療法,治療薬の保険適用も異なるため注意が必要である.
口腔アレルギー症候群 足立 厚子
救急医療は重症例ではアドレナリン筋注である.再発予防には,被疑食品とともに交差反応を惹起した花粉やラテックス特異的IgEの測定やプリックテストを施行し原因を決定する.
FDEIA 千貫 祐子ほか
FDEIAの原因食物は小麦が多く,主要なアレルゲンはω-5グリアジンである.皮膚症状には抗ヒスタミン薬の投与を行うが,アナフィラキシーショックの際はアドレナリンの筋注を行う.
接触皮膚炎 峠岡 理沙ほか
接触皮膚炎は重篤な症状が生じる場合があり,他の皮膚疾患と鑑別し,原因物質への接触を避けるように指導する.急速に悪化する場合は副腎皮質ステロイド全身投与や入院加療を行う.
急性蕁麻疹 矢口 順子ほか
救急外来で遭遇することの多い急性蕁麻疹のうち,感染症によるとされる急性感染性蕁麻疹の皮膚症状の特徴や診断について紹介した.
血管性浮腫 堀川 達弥
血管性浮腫の発症機序は多様であり,診療現場においてはブラジキニンの過剰によるものと肥満細胞の脱顆粒に関連するものに大別する分類が役立つ.
重症薬疹の初期治療・初期対応 末木 博彦
SJS/TENでは緊急に鑑別診断を行い,早期に高用量ステロイド薬を基本とした治療を行う.DiHSでは急がず病勢を見極めたうえで,十分量のステロイド薬で開始する.
紅皮症 丸山 涼子ほか
紅皮症にはさまざまな原因疾患があり,問診,および診察は鑑別を考えながら行う必要がある.原則入院のうえ,原因疾患の診断を確定したうえで適切な治療を行う.

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