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Monthly Book Derma(デルマ) 236

Monthly Book Derma(デルマ) 236

実践 子ども皮膚科外来<増大号>

相原 道子/編

978-4-88117-899-7 C3047

2015年10月

de0236

定価5,280円(税込み)

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年齢や生活環境から病態に変化をみせるうえ、問診から正確な診断を下すことが難しい子どもの外来患者をどう診るか・・・特徴的な臨床像、留意点を疾患別に分かりやすく解説。

目次

小児アトピー性皮膚炎の悪化因子と生活指導 室田 浩之ほか
アトピー性皮膚炎の悪化因子には小児期に特徴的なものと普遍的なものがある.小児の特徴を把握したうえで生活指導につなげたい.
小児アトピー性皮膚炎の治療 加藤 則人
小児アトピー性皮膚炎の病態と薬物療法とスキンケアのポイントを概説した.治療開始時に治療の目標とゴールを示し,具体的な方法を分かりやすく説明することが大切である.
アトピー性皮膚炎の鑑別疾患 須賀  康
小児の重症アトピー性皮膚炎の鑑別疾患として,高IgE血症を伴う症候性の先天性魚鱗癬であるネザートン症候群,ピーリングスキン症候群について言及した.
小児の蕁麻疹の原因と治療 猪又 直子
小児の蕁麻疹では,急性特発性蕁麻疹,I型アレルギーによる蕁麻疹,コリン性蕁麻疹などの頻度が高い.昨今,小児へも保険収載が拡大した第2世代抗ヒスタミン薬が増えた.
蕁麻疹の鑑別診断―自己炎症症候群 金澤 伸雄
蕁麻疹のなかには,クリオピリン関連周期熱症候群(CAPS)に代表される遺伝性自己炎症疾患との鑑別を要するものがあり,早期に正しく診断し適切な治療薬を使用する必要がある.
小児の中毒疹―薬疹と細菌感染症 松倉 節子
中毒疹とは体外または体内の化学物質または病原体などに対して反応を起こし全身性に生じる皮疹の総称であり,小児における病因として薬疹と細菌感染症が重要である.
川崎病 森  雅亮
川崎病において,予後を規定する合併症である冠動脈病変を抑制するためには,発病後10日以内に炎症性サイトカイン高値持続による「炎症」を鎮静化することが不可欠である.
小児の難治性細菌感染症―MRSA膿痂疹とMRSA癤腫症
渡邊みどりほか
市中感染型MRSAは,皮膚接触により,小児や健常者に伝染性膿痂疹や,癤腫症などの深在性皮膚感染症を引き起こすため,適切な抗菌薬の選択が肝要である.
小児のウイルス感染症―ヘルペスウイルス 三宅 智子ほか
小児のヘルペスウイルス感染症は,ヘルペス性歯肉口内炎・伝染性単核球症・突発性発疹など予後良好な疾患と新生児ヘルペス・全身型種痘様水疱症や蚊刺過敏症・DIHSなどの重症型の疾患がある.
小児のウイルス感染症―パルボウイルスB19感染症 楠原 浩一
1984年にパルボウイルスB19が伝染性紅斑の原因であることが報告されてから30年の間に,B19感染症の臨床スペクトラムは大きな拡がりをみせている.
小児の膿疱性疾患―膿疱性乾癬(汎発型)を含めて 新関 寛徳
新生児期において膿疱性疾患は多岐にわたるが,感染症を迅速に鑑別することが重要である.汎発型膿疱性乾癬は繰り返す再発により合併症が生じてくるので再発予防に努める.
小児の膠原病 山口 由衣
皮膚科外来で小児の膠原病を診断する頻度は低いかもしれないが,その特徴をしっかりとらえて見逃さないようにすることが重要である.
小児の光線過敏症 森脇 真一
小児には小児特有の光線過敏症が存在する.色素性乾皮症,ポルフィリン症など重篤な疾患も多く,日常診療においては常に見逃さないよう心がける.
汗と皮膚疾患 高山かおる
小児の汗の特徴は,環境に左右されることが多く,また汗腺を成長させることも大切である.汗に関連する疾患は汗が多い,少ないといった要因,汗の排出や産生の異常に伴って起きてくる.
小児の脱毛性疾患 植木 理恵
毛の詳細な観察(ダーモスコープ,光学顕微鏡を使った観察)が診断に役立つ.小児に生じる脱毛症疾患を知り,脱毛症による心理面への影響を理解し診察する.
小児の水疱症 藤田 靖幸
小児に出現する水疱症では,表皮水疱症など重篤で長期間のケアを要する疾患が含まれるため,正確な診断が必要である.本稿では主な先天性・後天性水疱症を概説する.
小児の白斑をきたす疾患 深井 和吉
デルマドロームとしての白斑を理解する.白斑の背景としてさまざまな合併症がありうる.小児期の白斑には,思わぬ落とし穴があるので要注意である.
表皮母斑と表皮母斑症候群 髙橋 智子ほか
特に表皮母斑症候群を疑った場合に皮膚科医が行うべき検査や対応について解説した.
血管腫治療の最近の動向 馬場 直子
乳児期からみられる血管腫・血管奇形の鑑別診断と,病名の新分類,レーザー治療の適応,開始時期,今後の新治療薬について述べた.
欠乏症による皮膚病変―ビオチン欠乏症と亜鉛欠乏症 児玉 浩子ほか
ビオチン欠乏は特殊ミルク・治療乳使用患児でみられ,症状は皮膚炎,脱毛などである.亜鉛欠乏の原因はさまざまで稀ではなく,症状は皮膚炎,味覚異常,低身長などである.

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