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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 36/3

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 36/3

足底の痛み

窪田 誠/編

2023年3月

or3603

定価2,750円(税込み)

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本特集では整形外科のみならず、放射線科、神経内科、脳神経外科の先生を執筆陣にお迎えしました。
足底という狭い部分に広い視野からアプローチするのに役立つ、診断のヒントが詰まった貴重な1冊となっています!

目次

中足骨頭痛の診かた
木村  正
中足痛は,患者QOLを低下させるため積極的な治療介入が必要だが,目先の対症療法ではなく,原疾患の治療を行うことが重要と考える.
足底腱膜炎の診かた 高橋 謙二
足底腱膜炎には付着部と腱膜実質部に生じる病変がある.これらの発症にはアーチ形態や母趾を介した過度な伸長負荷が関連し,前者は中高齢者,後者はスポーツ選手に多い.
母趾種子骨障害の治療 中島健一郎
母趾種子骨障害の手術療法のうち,関節鏡下母趾種子骨切除術,関節鏡下自家骨移植術,それに関連して母趾MTP関節鏡について詳述する.
足根管症候群と内側・外側足底神経障害の診療
藤原 史明ほか
足根管症候群は足底に限局する特徴的な神経症状を呈し,それが診断の手がかりになる.特発性足根管症候群では後脛骨動脈の蛇行による後脛骨神経の圧迫が病態の一因と考えられている.
神経障害による足底の痛み 足立 智英
末梢神経障害の多くは軸索長に依存して症状を示すため,下肢に症状が強い場合が多い.そのため多彩な末梢神経疾患で足底・足の疼痛を認める.
Morton病/Digital neuralgiaの診かた 岩﨑 素之ほか
Digital neuralgiaでは足底神経が横アーチ低下による深横中足靱帯からの圧迫や癒着により偽神経腫化する.保存療法が主体となるが神経剥離術も考慮する.
外脛骨障害の診かた 田中 博史
外脛骨障害は様々な病態や要因があるため,適切な保存療法を組み合わせる必要がある.また,保存療法が有効でない場合は手術療法を行う.
足底痛を生じる腱,筋の障害の診かた 渡邉 耕太
足底痛を生じる腱,筋の障害としてturf toe,os peroneum,長母趾屈筋腱損傷,長腓骨筋腱付着部損傷,足底の内在筋障害を取り上げて解説した.
足底の腫瘍の診かた 福士 純一
痛みを伴いやすい腫瘍として,類骨骨腫,神経鞘腫,筋肉内血管腫,滑膜肉腫,血管平滑筋腫の臨床的特徴を記憶しておきたい.
画像所見からみた足底痛をきたす疾患 福田 健志
多種多様な原因が考えられる足底痛に関して,組織コントラストの良いMRIは正確な診断に有用なツールであり,それらの画像所見を解説する.

関連書籍

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 37/10 運動器の痛みに対する薬の上手な使いかた<増刊号>川口善治/編
定価:6,600円(税込み)

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