外傷エコー診療のすすめ【Web動画付】 渡部欣忍・最上敦彦/監修
笹原 潤・酒井瑛平/編集
ISBN:978-4-86519-822-5 C3047
定価:8,800円(税込み)
上腕骨近位端骨折の最小侵襲手術
池上 博泰/編
130
978-4-88117-763-1 C3047
2014年2月
mi0070
定価3,190円(税込み)
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基礎的な研究から上腕骨近位端骨折全体の治療戦略、髄内釘による治療、プレートによる治療、人工骨頭による治療、2013年秋から使用可能となった新規内固定材料についても詳解。
最小侵襲というポイントをおさえて分かりやすく、かつ現場ですぐに役立つ実践的な特集です。
<Editorial> | 池上 博泰 |
基礎的な研究 | |
高齢者上腕骨頭の領域別骨強度の検討―骨接合術のためのポイント― | 山田 光子ほか |
上腕骨近位端骨折の手術成績の改善のために,上腕骨頭内領域別の骨密度,骨強度,screwの引っ張り強度を測定し,より強固な固定性が得られるscrewの刺入部を明らかにすることを試みた. | |
屍体骨の上腕骨頚部骨折モデルにおける髄内釘挿入による骨折部の転位と整復の検討 | 野田 光昭ほか |
上腕骨頚部骨折に髄内釘を用いる際に,最適な位置から挿入しても骨折部が平均約2mmの転位する可能性がある.また髄腔が狭い例では生じた転位が整復できない場合もある. | |
上腕骨近位端骨折全体の治療戦略 | |
高齢者の上腕骨近位端骨折に対するstrategy | 南里 泰弘 |
骨粗鬆を伴う高齢者の上腕骨近位端骨折において,髄内釘固定法かlockingプレート固定法が数多く行われている.術者の好みに左右される部分もあるが,各々の利点を知った上で選択すべきである. | |
髄内釘による治療 | |
VERSANAIL® Proximal Humeralによる治療 | 二階堂亮平ほか |
VERSANAIL® Proximal Humeralは利点と問題点を考慮して使用すれば,上腕骨近位端骨折(特に2-part外科頚骨折)に対する低侵襲で有用な髄内釘となり得る. | |
Polarus nailによる治療 | 井上 尚美 |
上腕骨近位端骨折に対する髄内釘骨接合術の最大の利点は,ネイルで骨頭骨片を把持できることである.Polarus humeral nail 2を用いた髄内釘骨接合術の手術器械の工夫と手術手技を述べる. | |
TARGON PH(PH-P)による治療 | 川谷 洋右ほか |
直線型順行性髄内釘TARGON PH(PH-P)によるtransmedullary support screw法を用いた最小侵襲手術法を紹介する. | |
T2 PHNによる治療 | 最上 敦彦 |
上腕骨近位端骨折治療におけるT2 PHNは,最近位のLMスクリュー2本で確実に骨頭を捉え,かつワッシャーを使ってネイルの近位ネジ切りスクリュー孔に結節部を確実に固定できる優れた髄内釘である. | |
Plateによる治療 | |
NCB®-PHを用いた上腕骨近位端骨折に対する最小侵襲骨接合術 | 松村 福広 |
上腕骨近位端骨折に対するNCB®-PHを用いたMIPOによる手術法の詳細について述べた.解剖学的知識と綿密な術前計画,そして手術手技の様々な工夫により良好な治療成績が期待できる. | |
上腕骨近位端骨折に対するMIPO | 小林 誠 |
Deltoid splitting approachによるMIPOで最も注意すべきは腋窩神経の保護である.滑液包の裏から確実に触診して確実に保護する. | |
PERI-LOC Ti上腕骨近位用プレートを用いた上腕骨近位端骨折の治療 | 高田 直也 |
日本人に適したサイズ,デザインとして開発されたロッキングプレートであるSmith & Nephew社,PERI-LOC Ti上腕骨近位用プレートの特徴について説明し,実際の手術でのコツ,工夫について紹介する. | |
上腕骨近位端骨折に対する最小侵襲骨接合術 | 衣笠 清人 |
PHILOSを専用器具とともに用いたMIPO法は上腕骨近位端骨折に対する最小侵襲骨接合術として有用であり,その適応は大きい.しかし,解剖頚骨折に対して不利であると思われた髄内釘固定もMultiLoc PHNのユニークなスクリューシステムにより適応が拡大する可能性がある. | |
人工骨頭による治療 | |
上腕骨近位端骨折に対する人工骨頭による治療 | 吉田 篤 |
高齢者の4-part骨折では,人工骨頭を用いて元の上腕骨を再建する.大・小結節骨片は,正確に整復して骨癒合させる必要がある. | |
上腕骨近位端骨折に対する人工骨頭置換術―大・小結節の良好な骨癒合を目指した新しいアプローチ― | 末永 直樹 |
上腕骨近位端骨折に対する人工骨頭置換術の高齢者でも良好な大・小結節の癒合を目指した独自の方法を詳述した. | |
新規固定材料による治療 | |
新規固定材料(Mode®Proximal Humeral PlateとMultiLoc Proximal Humeral Nail)による治療 | 池上 博泰 |
上腕骨近位端骨折に対して2013年秋から日本で使えるようになった新規内固定材料による治療について報告する. |
インプラント周囲骨折を極める 馬場智規/編
ISBN:978-4-86519-821-8 C3047
定価:16,500円(税込み)
Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 35/10四肢骨折プレート固定術の創意工夫<増刊号>野田知之/編
定価:6,380円(税込み)