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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 23/9

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 23/9

骨盤骨折治療

澤口 毅/編

2010年8月

or2309

定価2,420円(税込み)

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目次

骨盤骨折の分類と画像診断
長野 博志
骨盤骨折においては骨・靱帯解剖と,骨盤周囲に存在する臓器や軟部組織の解剖,損傷の把握が重要である.分類におけるポイントは外力の方向と骨折の安定性である.
スポーツ選手における骨盤傷害 鈴江 直人ほか
スポーツ選手における骨盤傷害には裂離骨折や疲労骨折,成長期の骨端症などがある.多くは保存療法が選択されるが,場合によっては手術適応もあり,慎重な対応が望まれる.
骨盤輪骨折の初期治療 大泉  旭ほか
骨盤輪骨折の初期治療について,全身状態の評価と処置,後腹膜出血のコントロール,骨盤周囲の合併損傷について記述した.
骨盤輪損傷の手術適応 佐藤  徹ほか
骨盤輪損傷の手術適応について主として受傷機転から考察した.近年,navigationを含めた小侵襲手術の開発によりその適応は拡大しているが,適切なアプローチの選択と固定法が後遺障害の予防につながる.
骨盤輪骨折に対する創外固定法 野田 知之
骨盤輪骨折に対する創外固定法の急性期治療における役割はますます増大し,外傷を扱う整形外科医にとって必須の手技となってきている.固定法のバリエーションも増え,その特徴の理解と適切な使用が重要である.
骨盤輪前方の固定法 小久保安朗ほか
骨盤輪前方の内固定は,強固な固定性の獲得と術後の転位の防止に有用であり,骨盤の靱帯組織,骨折型,骨質,転位の大きさなどを考慮して適応を決める必要がある.
骨盤輪後方の固定法―主に仙腸関節脱臼・脱臼骨折について― 小川 健一ほか
仙腸関節脱臼/脱臼骨折の手術法は,患者の全身状態に応じてSacroiliac PlateとIliosacral screw固定などを使い分ける必要がある.本稿ではそれぞれの術式について述べた.
骨盤輪後方の固定法(仙骨) 白濵 正博
仙骨骨折を伴った骨盤輪骨折に対する有効な固定法はあまりなかった.今回専用の解剖学的形状のプレートを開発し,強固な固定が可能となり良好な成績が得られるようになった.
小児骨盤骨折・高齢者骨盤骨折 前  隆男
一般成人とは異なる小児,高齢者における骨盤骨折の概要を述べ,さらに見落としがちな高齢者の脆弱性骨折や小児の骨端線損傷など病態を記す.
骨盤開放骨折 鈴木  卓ほか
骨盤開放骨折の治療は,急性期の出血性ショックのコントロールと,その後に起こる可能性のある開放創の感染・骨盤内膿瘍・敗血症を防ぐことがポイントとなる.

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