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実践すぐにできるテーピングマニュアル

実践すぐにできるテーピングマニュアル

実践すぐにできるテーピングマニュアル 中嶋寛之/編

4-88117-026-0 C3047

2005年2月

0011

定価6,600円(税込み)

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目次

A.総 論
テーピングの歴史と概念 鹿倉二郎
日米におけるテーピングの歴史について概説するとともに,その効果,目的,テーピング法の主な名称について概説する.
テーピングの現場と器具類 西村 忍
競技スポーツにおいて,テーピングの現場は4つの場面に分けられる.それぞれの場面でのテーピングの目的を理解し,場面に応じた巻き方を行う必要がある.
テーピングに際しての注意点 麻生 敬
テーピング効果を十分に得るにはいずれの注意点も重要であるが,「正確な診断」,「皮膚のケア」および「正しいテーピングテクニック」が特に重要な注意点である.
B.基本編
膝関節の機能解剖 小出清一
膝関節は単なる蝶番関節ではなく,前十字靱帯は膝の特有な運動である伸展時の最終外旋のガイド役として重要な働きをしている.
膝靱帯損傷に対するテーピング 森本祐介
斎藤明義
堀内光唯
膝関節に対するテーピングはコンタクトスポーツを中心に傷害の再発予防として使用されることが多い.膝靱帯損傷に対するテーピングは競技,選手により工夫発展していく.基本的な膝関節靱帯損傷に対するテープの巻き方,および現場での工夫を紹介する.
半月・膝蓋骨のテーピング 福林 徹
膝蓋骨のテーピングではtrackingを正常化するためその状態に応じてテーピングの強さ,種類を変える必要がある.半月板のテーピングは一般的に効果は少ないので特殊な場合にのみ用いるのがよい.
膝過労性障害に対するテーピング―腸脛靱帯摩擦症候群(腸脛靱帯炎),鵞足炎,膝蓋腱炎(膝蓋靱帯炎),膝蓋軟骨軟化症について― 原 邦夫
新井祐志
南銀次郎
吉田昌平
久保俊一
膝過労性障害に対するテーピングは,障害部位への負荷の軽減や再発予防のために受傷機転を理解し,動的なマルアライメントの矯正をサポートすることが重要である.
足関節の機能解剖 藤谷博人
足関節のテーピングの目的は,静的および動的な安定性を得ることであり,そのためには解剖と機能,特にその安定化機構を理解することが重要である.
足関節外傷のテーピング 藤谷博人
足関節のテーピングには非常に多くのバリエーションがあるが,ポイントは選手個々の状況に応じて,臨機応変に巻き方を組み合わせていくことである.
下腿・アキレス腱のテーピング 横江清司
下腿・アキレス腱のテーピングは,筋腱の張力と回旋ストレスをコントロールすることによって効果がある.
足のテーピング 横江清司
足のテーピングは,距骨下関節の動き,アーチの形状に注意を払い,回内足,回外足のコントロール,アーチの補強の目的で行う.
体幹部のテーピング 安部総一郎
麻生 敬
体幹部の外傷,障害で比較的頻度の高い,腸骨稜打撲(ヒップポインター),肋骨骨折および腰痛のテーピングの方法について紹介する.
肩関節のテーピング 栗山節郎
大見頼一
肩関節の安定性は多くの靱帯・筋によってもたらされるという特徴をとらえて,骨頭を求心位に保ち,回旋や前後方を制限する等を目的としたテーピングを紹介する.
肘関節のテーピング 鳥居 俊
肘のテーピングでは靱帯損傷による不安定性や過伸展によるインピンジメントの制動を目的に行うことが多い.尺骨神経の圧迫に注意する必要があるが,前腕の回内・回外のコントロールは難しい.
手・指のテーピング 岡崎壮之
突き指の治療:突き指の程度は千差万別で,脱臼,骨折,靱帯損傷がある場合は,後遺症を残すことが多いので,細心の注意を払って治療することが大切である.
C.応用編
アメリカンフットボールのテーピング 田中慎一
アメリカンフットボールで多発する外傷,障害とそれに対するテーピング,装具について解説した.
ラグビーのテーピング 藤井 均
辻 和哉
ラグビーのテーピングの特殊性をラグビー競技の特殊性から考察し,その理論と実技例を紹介した.
サッカーのテーピング 福岡重雄
秋山良範
サッカーにおける足関節のテーピングは多種類のキックやドリブル時・トラップ時のボールタッチの感覚なども大切であり,テーピングを施行する際に配慮が必要である.
バレーボールのテーピング―バレーボール選手が比較的よく使うテーピング― 岩崎由純
利き手の掌の皮膚の保護をはじめ,バレーボールの現場で比較的良く使われる足関節と膝関節のテーピングの手法を解説した.
バスケットボールのテーピング 津田清美
三木英之
足関節内反捻挫に対するファンクショナル・テーピングを用いた基本的なテーピング方法と,受傷後に発生した二次的障害に対応したテーピング方法を紹介する.
野球のテーピング 渡邊幹彦
栗山節郎
野球現場でよく使われるテーピングの方法について述べた.野球の現場では運動制限が少なく,痛みの軽減を目的に弾力テープで対応することが多い.
アルペンスキーのテーピング 安部哲哉
絹笠友則
池田耕太郎
アルペンスキーのテーピングは疼痛緩和や再発予防を目的とする.アルペンスキー外傷の特徴を述べ,テーピングの実際について記載した.
体操競技のテーピング 岩噌弘志
体操競技においては,関節の使い方が他のスポーツとは異なる点が多い.テーピングを施行するにあたっては,競技特性を考慮した調整が必要である.
柔道のテーピング 宮崎誠司
柔道選手には靱帯損傷などが多く見られるが,障害を持ちながらでもテーピングによってある程度競技可能である.これを治ったと錯覚することがあり,注意が必要である.

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