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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 32/11

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 32/11

膝関節温存手術―脛骨・大腿骨骨切り―

岡崎 賢/編

2019年11月

or3211

定価2,530円(税込み)

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目次

内側型変形性膝関節症に対する膝周囲骨切り術の適応
近藤 英司ほか
内側型変形性膝関節症に対する骨切り術は,脛骨近位・大腿骨遠位骨切り術がある.良好な成績獲得のためには,正しい適応,術前計画,正確な手術手技,後療法が必要である.
外側型変形性膝関節症に対する膝周囲骨切り術の適応と選択 秋山 武徳ほか
外側型変形性膝関節症の膝周囲骨切り術の適応と手術の選択方法,また手術のタイミングについて,文献的考察を含めて解説する.
膝周囲骨切り術の目標アライメントと術前計画 小川 寛恭ほか
膝周囲骨切り術で目標アライメントを正確に得るためには,どれだけ正確に軟部組織の影響(soft tissue correction)を予測できるかがポイントである.
内側開大式高位脛骨骨切り術:コツとピットフォール 伊藤 匡史ほか
MOWHTOで外側ヒンジ骨折防止にはヒンジポイントの正しい設定が重要で,脛骨後方傾斜増大や,神経血管損傷防止にはレトラクターの正しい設置が重要である.
外側閉鎖式高位脛骨骨切り術:コツとピットフォール 川村 秀哉
この術式ではロッキングプレートの利点を最大限に引き出し,骨癒合も早く,早期社会復帰を実現している.コツを学び,ピットフォールを避ければ,初心者でも容易にかつ安全に安定した短期および中長期成績を得られる.
ハイブリッド式高位脛骨骨切り術:コツとピットフォール 石川 博之
ハイブリッド式高位脛骨骨切り術は早期荷重が可能で後療法が短い術式であるが,OWHTOに比べると手術手技は煩雑である.本稿では術前計画や手術手技におけるコツやピットフォールについて詳しく述べる.
大腿骨遠位骨切り術:コツとピットフォール 中村 立一
大腿骨遠位骨切り術を安全に行うために必要な,①展開,②骨切りラインのデザイン,③骨切り操作,④プレート設置,⑤後療法を順に解説する.
Double level osteotomy:コツとピットフォール 中山  寛
DLOの外来診療時の適応と術前計画のコツ,適応とそのピットフォールを述べる.
骨切り術の応用:半月板手術との組み合わせ 古賀 英之
長期成績の向上および外反アラインメントへの矯正に起因しうる弊害の減少を期待し,中間アラインメントを目指した高位脛骨骨切り術と逸脱内側半月板に対するcentralization法を併用し,良好な短期成績を収めている.
骨切り術の応用:十字靱帯不全合併症例に対する骨切り術 久保田光昭
HTO+ACL再建術同時手術のコツとピットフォールを紹介する.ACL再建の脛骨骨孔とHTO近位スクリューの干渉を避けるため,プレート設置の工夫が必要である.

関連書籍

膝周囲骨切り術―文献に基づく知識と手術手技アトラス― 安田和則・近藤英司/編
ISBN:978-4-86519-835-5 C3047
定価:16,500円(税込み)

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