Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 280運動器の新しい治療法とリハビリテーション診療<増大号>平泉 裕/編
ISBN:978-4-86519-482-1 C3047
定価:4,400円(税込み)
ポイント解説 整形外科診断の基本知識<増刊号>
松本守雄/編
2017年10月
or3010
定価6,380円(税込み)
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Monthly Book Orthopaedics誌30周年節目の増刊号は、「基本に立ちかえる」がテーマです。
治療に必ずつながる「診断の基本知識」を、この1冊から得てみませんか?
小誌編集主幹の企画による、渾身の1冊です。
I.脊椎脊髄疾患 | |
頚髄症の診断 | 寒竹 司 |
圧迫性頚髄症の診断は臨床症状からある程度は可能であるが,重要なのは臨床的な神経学的障害レベルが画像による圧迫レベルと合致するかどうかである. | |
頚部神経根症の診断 | 吉井 俊貴ほか |
種々の疾患により生じる頚部神経根症について,各症状の発症機序から解説し,高位診断に必要な神学的所見をまとめた.また画像診断の読影ポイントについて記載した. | |
慢性腰痛症の診断 | 折田 純久ほか |
慢性腰痛診療では十分な疼痛の基礎知識と解剖・神経生理学的知識に基づく正確な評価が肝要であるが,重視すべきはADL・QOL改善であり必ずしも疼痛の完全消失が目標ではない. | |
腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症の診断 | 篠﨑 義雄 |
腰椎椎間板ヘルニアおよび腰部脊柱管狭窄症は,詳細な問診と臨床所見の把握により多くの症例で診断は可能であるが,外側ヘルニア,椎間孔狭窄などの椎間孔病変との鑑別が重要である. | |
脊柱変形の診断 | 辻 太一 |
脊柱変形は正常脊柱アライメントから逸脱したもので,視覚的なもののため比較的容易に指摘できるが疾患は多岐にわたり,その病態,治療方針を見極めてこそ診断したといえる. | |
原発性/転移性脊椎腫瘍の診断 | 播广谷勝三 |
疼痛や神経症状を伴う脊椎疾患の鑑別診断として原発性/転移性脊椎腫瘍は重要である.脊椎腫瘍の診断の進め方と注意点,代表的な腫瘍の特徴について述べる. | |
脊髄疾患の診断 | 名越 慈人ほか |
脊髄疾患には,腫瘍や空洞,血管奇形があり,その特徴を理解することが重要である.診察する機会は比較的稀であり,診断や治療の遅れにならないよう注意するべきである. | |
骨粗鬆症および骨粗鬆症性椎体骨折の診断 | 長谷川雅一ほか |
骨粗鬆症ならびに骨粗鬆症性椎体骨折の診断について述べた.椎体骨折の診断は,骨折を念頭に置いた病歴聴取,身体所見と詳細なX線像の評価が重要である.また見落としてはいけない重要な鑑別診断について述べた. | |
化膿性脊椎炎,椎間板炎の診断 | 山田 圭 |
化膿性脊椎炎は増加しているが,著明な疼痛,高熱といった典型的な症状のない症例も増加し診断が遅れ重症化する症例も少なくない.診断のピットフォールについて述べた. | |
脊椎・脊髄損傷の診断 | 坂井 宏旭ほか |
脊椎・脊髄損傷における患者背景の変化,当院における診察の流れ,麻痺の評価について述べ,脊髄損傷診断(特に神経学的診断,評価)について整理したい. | |
II.上肢疾患 | |
小児肘関節周囲骨折の診断 | 金谷 耕平 |
小児の肘関節は軟骨成分が多く含まれ,年齢により段階的に骨化する.X線像から骨折型診断する場合には,特徴的な所見を見逃さないことと解剖学的な知識が必要である. | |
末梢神経障害の診断 | 田尻 康人 |
末梢神経障害の診断は極めて論理的であり,問診と神経学的評価法が非常に重要である.詳細な診察により得られた所見をもとに神経の障害部位(高位)を特定し,これを種々の検査によって確定する.想定される傷病と所見が一致しない場合には,所見を再確認するとともに別の診断の可能性を検討する. | |
リウマチ手指変形の診断 | 秋田 鐘弼 |
関節リウマチ手指変形の診断と治療には,その機序と病態の理解が重要であり,それぞれの変形には主因となる関節(病態)がある.その主因を矯正することが,RA手指変形の治療原則である. | |
手根骨骨折の診断 | 坂野 裕昭 |
手根骨骨折の診断において留意するべき点を舟状骨骨折,月状骨骨折および周囲脱臼,有鉤骨骨折を中心に全手根骨骨折について解説する. | |
肩関節周囲炎・腱板断裂の診断 | 佐々木毅志ほか |
肩関節周囲炎,腱板断裂は肩に疼痛や可動域制限をきたすなど症状が似ており混同されることも多い.病歴,画像,特異的な理学所見により鑑別は容易であり,各々の病態に基づいた治療が必要である. | |
投球障害の診断 | 船越 忠直ほか |
投球動作は全身の複合運動であるため,主訴として現れる肩肘の痛みの原因として全身のkinematics調整不足であるのか,各部位の障害によるのかを十分に見極める必要がある. | |
III.下肢疾患 | |
発育性股関節形成不全(DDH)の診断 | 服部 義 |
2013年の全国多施設調査では,1歳以上まで診断されなかった脱臼例が15%と予想以上に多かった.整形外科医は診断のための身体・画像所見を再確認し,日常健診・診察に注意して取り組まねばならない. | |
変形性股関節症診断の最前線 | 藤田 貴也 |
立位X線での関節裂隙の狭小化の評価,false profile像による臼蓋前方被覆の評価,MRIによる関節軟骨変性・関節唇損傷の評価は有用である.変形性関節症の病勢の判断に血清バイオマーカーが期待される. | |
特発性大腿骨頭壊死症の診断 | 市堰 徹ほか |
特発性大腿骨頭壊死は厚生労働省の難治性疾患に指定されている疾患である.本疾患については病期や壊死範囲が診断および治療のうえで重要であるため,本稿で解説する. | |
関節唇損傷の診断 | 星野 裕信 |
関節唇損傷はinstabilityとimpingementをきたす特徴的な骨形態の有無を考慮し,関節造影CTと放射状MRIを用いて臨床所見と合わせて総合的に診断する. | |
膝半月板損傷の診断 | 阿部 信寛 |
膝半月板損傷の診断は引っかかり感などの病歴聴取から始まる.McMurray testなどの徒手検査により半月損傷部位の見当を付け,MRI検査などの画像診断で,的確な治療方針を導く. | |
膝関節靱帯損傷の診断 | 荒木 大輔ほか |
膝関節靱帯損傷診断に必要な徒手検査および画像検査につき詳述する.膝前十字靱帯・後十字靱帯・内側側副靱帯・後外側支持機構損傷に加え,近年注目される前外側支持機構についても解説する. | |
膝蓋大腿関節障害の診断 | 津田 英一 |
膝蓋骨不安定症の診断には,その背景にある解剖学的素因と機能的危険因子を明らかにすることが治療法の選択,再発予防の観点から重要である. | |
変形性膝関節症の診断 | 中村 英一 |
超高齢社会を迎え,膝OAは医療政策上からも重要な疾患である.より早い段階での介入による予防治療が期待されており,そのためには臨床所見に加えて,MRI,バイオマーカーなどによる早期診断の確立が望まれる. | |
膝関節overuse症候群の診断 | 遠山 晴一 |
代表的膝関節overuse症候群であるランナー膝(腸脛靱帯炎),ジャンパー膝(膝蓋腱炎),鵞足炎の病態,症状,診察法,画像診断,鑑別診断などを解説した. | |
外反母趾の診断 | 佐本 憲宏 |
外反母趾の診断では,外観上で比較的容易ではあるが,鑑別診断の必要な場合もあり,現病歴,既往歴,身体所見および画像所見などを総合的に評価することが重要である.それらを踏まえて治療方針を決定する. | |
変形性足関節症の診断 | 小久保哲郎 |
変形性足関節症は他の下肢関節症に比べ頻度は低いが,QOLを損なう看過できない疾患である.診断,画像検査を中心に病期分類について説明した. | |
足の末梢神経障害の診断 | 窪田 誠 |
足部の神経障害は,詳細な問診や神経学的所見の検討により診断するが,特定の絞扼部位についての知識が必要である.エコーやMRIは,飛躍的に有用性が増している. | |
足関節捻挫,足・足関節外傷の診断 | 平野 貴章 |
足関節捻挫は内がえし損傷により受傷することが多く,解剖学的特徴から前距腓靱帯や踵腓靱帯損傷の合併損傷を認める.Lisfranc靱帯はLisfranc複合体に存在する骨間靱帯で,つま先立ちの肢位で受傷する. | |
距骨骨軟骨損傷の診断 | 池澤 裕子 |
距骨軟骨損傷は捻挫など外傷後に生じることが多い.X線像だけでは診断が困難なこともあり,CTやMRIで精査する.手術治療は病変の大きさや深さに応じて骨髄刺激法や骨軟骨移植術がある. | |
IV.骨軟部腫瘍 | |
良性骨腫瘍の診断 | 浦川 浩 |
骨腫瘍の多くは特徴的な単純X線像を示し,診断可能なものも多い.本稿では骨腫瘍類似疾患と良性骨腫瘍について,頻度の高い順に臨床像と画像的特徴に分けて解説する. | |
悪性骨腫瘍の診断 | 小林 英介 |
悪性骨腫瘍の診断において,最も重要なのは単純X線での鑑別である.発生部位のみならず,骨皮質の破壊,腫瘍周囲の辺縁硬化像,骨膜反応は重視すべき所見である. | |
良性軟部腫瘍の診断 | 川島 寛之 |
日常診療において遭遇する頻度の高い良性軟部腫瘍を正確に診断するために必要な臨床所見と画像所見の基本的なポイントと病理検査を行う際の注意点について解説する. | |
悪性軟部腫瘍の診断 | 須佐美知郎ほか |
悪性軟部腫瘍は稀な疾患であるが,その疫学,臨床所見,画像所見を理解することにより,適切な初期対応が可能となる.本稿では日常診療で重要と考えるポイントについて述べる. |
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