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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 29/6

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 29/6

人工股・膝関節手術の基本テクニック

野沢 雅彦/編

2016年6月

or2906

定価2,530円(税込み)

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目次

TKAの機種選択―CR/PSの選択
眞島 任史ほか
OA膝に対する表面置換型TKAの機種選択は変形の程度だけでなく,膝可動域や顆間窩の骨棘の状態を指標にCRとPSの使い分ける治療戦略が有効である.
TKAにおけるgap balancing technique 箕田 行秀
TKAにおいて靱帯バランスは重要である.屈曲gapを伸展gapと等しい大きさで,形状は長方形に作成する方法のひとつとして,gap balancing techniqueがある.PCL切除型TKAにおけるgap balancing techniqueについて解説する.
TKAにおけるmeasured resection法の実際と工夫 中村 卓司
Measured resection techniqueとは後十字靱帯温存型TKAの基本的手技である.本術式の展開,骨切り,軟部組織バランス調整の各ステップにおける要点につき述べる.
ナビゲーションを用いた人工膝関節手術 乾   洋
人工膝関節手術へのナビゲーション使用の有用性が多くの整形外科医に浸透しつつある.近年指摘される術後患者満足度の低さを改善する一助となる可能性もあり,さらなる普及が望まれる.
TKAの術後疼痛管理 児玉 隆夫
Pre-emptive analgesiaを取り入れたmultimodal pain managementにより,夢の無痛TKAが可能となった.その具体的方法について述べる.
人工股関節全置換術後の脱臼予防の工夫 伊藤 知之
経験則だけではなく,理論的背景をもちつつ一般病院での実臨床にそって対策を立てることが重要と考える.本対策はナビゲーション等の高額機器などは必要なくZedHip®(LEXI社)とHCがあれば一般病院でも実践可能なものであることが特徴である.
人工股関節全置換術の進入法の利点と欠点―前方進入法と後方進入法の比較― 馬場 智規ほか
人工股関節全置換術の進入法は,主に前方,側方,後方の3つに分けられるが,利点欠点が少なからず存在する.各々の特性を熟知したうえで適切な進入法を選択する必要がある.
感染した人工股関節に対する治療法の工夫 䯨  賢一ほか
人工関節周囲感染の治療は,洗浄・デブリドマン,一期的再置換術,二期的再置換術等の選択肢があり,症例ごとに使い分ける必要があるが正しく治療すれば寛解率は90%以上である.
人工股関節再置換術の工夫(寛骨臼側) 宍戸 孝明ほか
THA寛骨臼側再置換に対するセメントレスカップでの再建ではカップを寛骨臼にプレスフィットさせることで力学的に良好な初期固定性と長期にわたる生物学的固定性が期待できる.
セメントレス人工股関節再置換術―大腿骨側の手術手技― 名越  智
大腿骨欠損状態に応じてZweyMuller型ステム,Wagner型ステムを使い分けるセメントレス人工股関節再置換術は,有用な大腿骨再建術であると思われた.

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動画

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