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Monthly Book OCULISTA(オクリスタ) 33

Monthly Book OCULISTA(オクリスタ) 33

眼内レンズのポイントと合併症対策

清水 公也/編

978-4-86519-033-5 C3047

2015年12月

ocu0033

定価3,300円(税込み)

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各種の眼内レンズの選択、それぞれの利点・欠点などを踏まえ、小児の場合や、円錐角膜眼や超短眼軸長眼への対応、実際の手術戦略など、あらゆる角度から解説します。

目次

1.トーリック眼内レンズ 林   研
トーリック眼内レンズにより有効な乱視矯正効果を得るためには,正確な軸合わせが不可欠で,現在は虹彩紋裡法が最も精度が高い.今後,角膜後面乱視にも考慮が必要である.
2.眼内レンズによるモノビジョン
伊藤美沙絵ほか
モノビジョン法とは左右眼の非対称性を活用した老視治療法であり,適切な症例選択や手術計画によって,日常生活において不自由のない治療効果が持続する.
3.小児の眼内レンズ移植 田中三知子ほか
小児のIOL移植における,眼内レンズの選び方と手術手技について解説した.
4.眼内レンズ強膜内固定術 太田 俊彦
眼内レンズ(IOL)強膜内固定術は最近登場した新しいIOL二次挿入術であり,術後にIOLの偏心や傾斜をほとんど認めず,通常の3ピースIOLが使用可能など種々の利点を有している.
5.円錐角膜眼における眼内レンズの選択 五十嵐章史
円錐角膜眼は角膜前方突出により正乱視・正乱視を有する疾患であり重症度により視機能が異なるため,重症度別の眼内レンズの選択について解説する.
6.難症例における眼内レンズ選択(チン小帯脆弱例) 塙本  宰
チン小帯脆弱症例における眼内レンズ選択は,術前の状態とCCCを行う時点で予測しながらCTRやカプセルエキスパンダーを用いたり,IOL縫着を行ったりできるように準備して臨むほうが好ましい.
7.超短眼軸長眼に対するIOL piggyback 飯田 嘉彦
超短眼軸長眼に対するprimary piggyback法で必要となるIOL度数は,計算で得られた予測屈折値より近視を狙い,異なる素材のIOLの1枚を囊内固定に,もう1枚を囊外固定とするのが望ましい.
8.グリスニング,SSNGについて 河合 憲司
グリスニングおよびSSNGは,その大きさや発生する部位は異なるが,いずれも白内障手術後にIOL光学部内に取り込まれた水粒子の光散乱現象によるものである.
9.着色・非着色眼内レンズ 綾木 雅彦
眼内レンズは視覚情報と体内時計をリセットするブルーライトの入り口であり,形態覚と光覚を通して全身の健康に関わっている.
10.多焦点眼内レンズ(屈折型,回折型) 中村 邦彦
加入度数の異なるタイプや乱視矯正機能の付加されたタイプの多焦点IOLが使用可能になった.それぞれのモデルの特徴を十分に理解して,適応を決めることが望まれる.

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