ホーム  > 

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 26/8

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 26/8

肘周辺骨折の治療

金谷 文則/編

2013年7月

or2608

定価2,420円(税込み)

3営業日内ですぐに発送!

治療成績が飛躍的に向上した成人肘骨折を中心に、小児骨折で外せない顆上と外側顆の診療も併せて極められる一冊。

目次

<成人骨折>
高齢者の上腕骨通顆骨折に対する治療戦略
今谷 潤也ほか
本法施行においては十分な術前計画と愛護的な手術操作が必須である.また使用するインプラントの長所と短所を熟知したうえで,症例に応じた使い分けが必要である.
上腕骨遠位骨折;関節内骨折 鈴木 克侍
上腕骨遠位関節内骨折は各骨片が付着する筋の収縮力で牽引されて不安定であるので,解剖学的に整復し,内側柱,外側柱,滑車の強固な骨性の三角形を再構築するように強固な固定を行う.
尺骨鉤状突起骨折を含むcomplex elbow instabilityとterrible triad 稲垣 克記
肘関節脱臼骨折は肘不安定症と続発した拘縮が問題となる.尺骨鉤状突起をkey stoneと考え,靱帯損傷パターンを理解し治療にあたるべきである.
肘頭骨折 西田 欽也ほか
単純骨折にはtension band wiringが第1選択となり,粉砕骨折にはプレート固定が必要となることが多い.粉砕骨折の治療においては,関節面の正確な整復固定と尺骨長の維持が重要である.
橈骨頭・頚部骨折 澤泉 卓哉
橈骨頭・頚部骨折の手術適応・診断のポイントと,筆者らが2001年以降一貫して行ってきたlow profile plateを用いた手術法について解説した.
上腕骨内側上顆骨折 佐藤 和毅ほか
上腕骨内側上顆骨折(骨端離開)および内側上顆下端裂離骨折の診断,治療について述べた.治療は保存療法が原則ではあるが,手術適応を理解することも重要である.
上腕骨小頭骨折 大城  亙
上腕骨小頭骨折の診断,分類,手術手技について概説した.手術計画を立てる際にはCTが必須でありヘッドレススクリューを用いた骨接合術の成績は比較的良好である.
<小児骨折>
小児上腕骨顆上骨折 田村 太資ほか
小児期の骨折のなかで頻度の高い上腕骨顆上骨折について,最近の治療体系に触れつつ,診察のポイント,整復固定のコツ,防ぐべき合併症などについて述べる.
小児上腕骨外側顆骨折 日下部虎夫
比較的手術的治療選択の多い骨折であるが,その決定には骨折部転位の大きさだけでなく,骨折部の安定性の判断が重要である.手術方法としては経皮的鋼線刺入固定術と観血的骨接合術があり,術後には年齢によって鋼線固定単独かtension band wiring法かの選択がある.
小児上腕骨遠位骨端離開の診断および治療法 坂井 健介
乳幼児期に好発しやすい小児上腕骨遠位骨端離開の臨床像およびX線学的特徴について述べた.本外傷は非常に不安定性が強いため,その治療は再転位の予防も含めて確実なピンニングが重要である.
Monteggia骨折 草野  望
急性期と亜急性期は尺骨の塑性変形の存在と橈骨頭の偽整復に注意する.陳旧期は橈骨頭と橈骨切痕の変形が無い12歳以下,受傷から3年未満の症例が良い手術適応である.

関連書籍

外傷整形外科医のための縫合マスターBOOK 日本整形外傷学会/監  松村福広/編
ISBN:978-4-86519-832-4 C3047
定価:5,830円(税込み)

動画

PEPARS(ペパーズ) 219Basic Surgical Techniquesを極める! 切開とアプローチ,創閉鎖と縫合・吻合<増大号>橋川 和信/編
ISBN:978-4-86519-919-2 C3047
定価:5,720円(税込み)

外傷エコー診療のすすめ【Web動画付】 渡部欣忍・最上敦彦/監修 笹原 潤・酒井瑛平/編集
ISBN:978-4-86519-822-5 C3047
定価:8,800円(税込み)

動画

インプラント周囲骨折を極める 馬場智規/編
ISBN:978-4-86519-821-8 C3047
定価:16,500円(税込み)

ページトップへ