Monthly Book Medical Rehabilitation（メディカルリハビリテーション） 304|全日本病院出版会

肩関節障害に対する機能評価からの治療戦略

西中直也/編

978-4-86519-954-3 C3047

2024年9月

mr0304

定価2,750円(税込み)

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肩関節障害に対して、機能改善に必要な解剖・運動学知識や各疾患に対する評価と治療戦略について、各分野のエキスパートが最新の知見をもとに解説しました！

肩関節障害の機能改善に必要な機能解剖学と運動学		蒲田　和芳
	肘下がりは投球パフォーマンスに深刻な影響を及ぼす可能性がある．本稿では，エラー動作を作る機能解剖学と運動学的要因を抽出し，評価法を交えて記述した．
肩関節以外からの肩関節機能への影響（姿勢と肩関節障害の関連性）		田村　将希
	肩関節障害を治療するうえで他部位からの影響は，非常に重要である．どの部位からの影響が大きいのかを推察しながら評価することが治療のポイントとなる．
凍結肩に対する機能評価からの治療戦略		山本　宣幸
	凍結肩の治療を行う際は，病期に応じた適切な治療法を選択する．拘縮が長引く場合は運動療法以外のマニピュレーション（受動術）や鏡視下関節包切離術なども考慮する．
投球障害肩
	Zero外旋/リリーステストの理論と実践	髙橋　知之ほか
	Zero外旋テスト/Zeroリリーステストに関する我々の過去の研究報告や，実際の評価方法と結果の解釈，手術が考慮される症例についてを述べている．
	肩関節機能障害に対する機能評価からの治療戦略	森原　　徹ほか
	投球障害選手の保存療法では，全身から患部外に及ぼす影響を除外することで多くの選手は競技復帰が可能である．それでも改善しない場合，患部への直接的アプローチや手術療法を行う．
外傷性（反復性）肩関節脱臼の保存療法・機能訓練とその限界		仲見　　仁ほか
	肩関節脱臼後の保存療法には正確な診断が最重要である．リハビリテーションでは肩甲骨安定化が主眼となり，肩甲骨の追従性と肩甲骨の胸郭上での固定性が最重要課題である．
腱板断裂のリハビリテーション―保存加療から術後後療法を含めて―		横矢　　晋
	腱板断裂に関する基本的事項を解説するとともに，腱板断裂に対する保存療法としてのリハビリテーションと，術後のリハビリテーションについて解説する．
多方向性肩関節不安定症の理学療法―評価と運動療法，その限界―		野口　　悠
	多方向性肩関節不安定症に対して機能評価を行い，不安定性の方向に応じた運動療法を選択し，個別性に合わせたアプローチを検討する必要がある．
多方向性不安定症に対する機能評価からの治療戦略		高見　悠也ほか
	多方向性不安定症の治療方針としては保存療法が中心となり，機能評価をもとに症例に合わせて理学療法を展開していくことが重要である．
胸郭出口症候群に対する機能的アプローチ方法について		貝沼　雄太ほか
	当院における胸郭出口症候群に対する評価・診断方法や症状に合わせたリハビリテーションを詳細に述べる．
脳卒中後の麻痺側肩関節に対する機能的アプローチについて		関口　雄介
	脳卒中患者の麻痺側肩関節の疼痛や亜脱臼を防止するため，電気刺激療法，肩関節装具の使用，適切なポジショニングを行うことが重要である．
リバース型人工肩関節置換術のリハビリテーション		間中　智哉ほか
	リバース型人工肩関節置換術のリハビリテーションでは，三角筋の適切な緊張を確保し，肩甲骨機能を向上させることが重要である．

運動器臨床解剖学―チーム秋田の「メゾ解剖学」基本講座― 改訂第2版秋田恵一・二村昭元/編
ISBN:978-4-86519-825-6 C3047
定価:6,490円(税込み)

優投生塾投球障害攻略マスターガイド【Web動画付き】森原　徹・松井知之/編著
ISBN:978-4-86519-823-2 C3047
定価:7,480円(税込み)

外傷エコー診療のすすめ【Web動画付】渡部欣忍・最上敦彦/監修
笹原　潤・酒井瑛平/編集
ISBN:978-4-86519-822-5 C3047
定価:8,800円(税込み)

Monthly Book Orthopaedics（オルソペディクス） 37/5 医師とセラピストをつなぐスポーツエコー活用
web動画付＜増大号＞岩本　航/編
定価:6,270円(税込み)

Monthly Book Orthopaedics（オルソペディクス） 36/12 Loose shoulderの診療内山善康/編
定価:2,750円(税込み)

Monthly Book Orthopaedics（オルソペディクス） 36/8 肩の鏡視下手術の基本手技高橋憲正/編
定価:2,750円(税込み)