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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 36/9

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 36/9

実地医家は腰背部痛をどう診るか

小澤浩司/編

2023年9月

or3609

定価2,750円(税込み)

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腰痛はcommon diseaseであるからこそ、常に最新の知見を取り入れ診療にあたる必要がある。押さえておくべき診察法、運動プログラムなど、エキスパートによる体系的な診かたで知識のアップデートが図れます!

目次

腰痛・背部痛の診察法 西村 行政
腰痛・背部痛の診察において,重要なのは丁寧な問診と診察である.また,緊急性を有する他科疾患は早期に発見し対応することが大事である.
腰背部痛の画像診断 鈴木 秀典
腰背部痛の要因には様々なものが考えられるが,画像検査は診断の基本ツールである.臨床上重要な疾患の画像所見の特徴を熟知し,早期に適切な治療を開始することが重要である.
椎間板性腰痛の診断と治療 青木 保親
椎間板性腰痛は椎間板障害に起因する腰痛である.病歴・診察所見・画像所見などにより総合的に診断を行うが,椎間板造影・ブロックが診断のゴールドスタンダードである.
椎間関節性腰痛の診断と治療 日下部 隆
椎間関節は腰痛や下肢関連痛の発生源となり得るが,椎間関節性腰痛を病歴,臨床症状,画像所見で診断することは困難である.最終的には椎間関節ブロックで確定診断となる.
仙腸関節障害と腰痛
黒澤 大輔ほか
仙腸関節障害の特徴を知ると,見つけ出すのは容易である.仙腸関節ブロックで診断ができ,ブロックや理学療法で多くは改善するため,外来での腰痛診療が非常に楽になる.
腰曲がりによる腰背部痛の診断と治療 長田 圭司ほか
腰曲がりによる筋疲労性軸性疼痛の基本概念およびその診断方法について,詳述するとともに,最新の治療方針について解説する.
骨粗鬆症性椎体骨折の診断と治療 徳永 雅子ほか
高齢者の腰痛をみたら,痛みの性状と受傷機序からOVFを疑って検査を進めることが重要である.OVFの保存療法にあたっては,受傷後可及的に早く,後壁損傷の程度を把握し,適切な安静と外固定が行われる必要がある.
脊椎関節炎による腰背部痛の診断と治療 答島 章公
慢性的な腰や背中の痛みは,脊椎関節炎による炎症性腰背部痛を疑う.これは,同じ姿勢でいると痛くなり,動くと軽減する.糖質や脂質の過剰摂取や肥満,ストレスがリスク因子となるため,生活指導が重要である.
慢性腰痛の診断と治療 髙橋 直人
慢性腰痛に対しては,明らかな器質的異常が原因である脊椎疾患の有無を確実に診断し,それがなければ患者を生物心理社会的モデルと捉えたうえで必要な治療を行う.
腰痛に対するリハビリテーション 遠藤 達矢ほか
臨床で実践している腰痛に対するリハビリテーションに関して,基本的な考え方,実際の運動療法の方法,姿勢性腰痛に対する対応,患者教育について論述する.

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