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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 34/10

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 34/10

脊椎の外科基本手技<増刊号>

宮本 健史/編

2021年10月

or3410

定価6,380円(税込み)

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外科的基本手技のみならず、診断と治療戦略に役立つトピックも併せた盛りだくさんの構成。新進気鋭の執筆陣が余すところなく解説しています!

目次

Ⅰ.総 論
疫学:脊椎疾患の疫学 土肥  透ほか
臨床で治療機会の多い頚椎症性脊髄症,後縦靱帯骨化症,腰部脊柱管狭窄症,骨粗鬆症性圧迫骨折に関する疫学的知見について簡潔に解説する.
疼痛(1):腰痛診療 折田 純久
腰痛診療ガイドラインを基にした標準的な腰痛診療や疼痛機序の概要,および見逃しがちな病態についてまとめた.
疼痛(2):脊椎疾患に伴う神経障害性疼痛に対する治療戦略 川口 善治ほか
脊椎疾患に伴う神経障害性疼痛は末梢性にも中枢性にも生じる.器質的障害が明らかであれば,治療としてはまず保存的加療を行うが,それが奏功しない場合は手術を考慮する.
電気生理:脊椎脊髄疾患の電気生理学的評価法 谷口愼一郎
画像診断の発達により比較的容易に脊椎脊髄病変を捉えることは可能である.しかし,無症候性圧迫の存在が報告されており,電気生理学的検査を施行し神経伝導障害の有無を評価することが重要である.
脊椎外科手術器具:脊椎脊髄外科領域における超音波破砕吸引装置の発展と可能性―より安全な手術を目指して― 長谷川智彦
超音波破砕吸引装置の組織破壊機序,組織選択性の特徴と,実際の症例で安全に使用するコツについて経験例を示しつつ述べる.
O-arm®:術中CTガイド下ナビゲーションを用いた脊椎手術
山之内健人ほか
近年の手術手技やインプラントの発展を背景に,脊椎手術において中心的存在となりつつあるナビゲーションの有用性,また今後の課題や展望について概説する.
MIS:脊椎疾患に対する低侵襲手術 河野 通快
低侵襲手術であっても徹底した手術部位感染の予防策を講じる必要があり,レベル誤認の予防には術前の正確な高位判定と,術中のメルクマールの設定が重要となる.
頚椎画像診断:脊椎画像診断の進歩 中嶋 秀明
画像診断の進歩として,MRIにおける髄内輝度変化評価,拡散テンソル画像を応用した予後予測,FDG-PETによる脊髄機能評価,深層学習アプローチを用いた画像診断を紹介する.
Ⅱ.各 論
頚椎疾患(1):頚椎症性脊髄症に対する手術治療 吉井 俊貴
頚部脊髄症に対する術式として前方除圧固定術,椎弓形成術,後方除圧固定術が行われている.各術式にメリット,デメリットが存在し,症例によって最適の術式を選択することが重要である.
頚椎疾患(2):頚椎OPLLに対する治療戦略 辻   崇
K-line原法に加えて,屈曲位K-lineおよび伸展位K-line(dynamic K-line)およびK-line tiltを評価し,動的因子やバランスの評価も加える.さらに骨化形態や圧迫高位での動きも加味して骨化を評価する.
胸椎疾患(1):胸椎OPLLの病態と治療 高畑 雅彦ほか
症候性胸椎後縦靱帯骨化症は,比較的若年で発症し,高度肥満やびまん性の脊柱靱帯骨化を呈する.手術は,肥満や癒着,脊髄虚血の存在によりハイリスクであることが多い.
胸椎疾患(2):胸椎後縦靱帯骨化症に対する後方除圧固定術―手術のピットフォール― 安藤  圭ほか
後方除圧固定術は,展開,スクリュー刺入,片側ロッド固定(in situ),除圧,両側ロッド固定(後弯矯正)の手順で行われる.各手順とも,脊髄モニタリングを活用しつつ,特に麻痺の生じやすい展開,除圧時,迅速かつ慎重な操作が要求される.
腰椎疾患(1):腰部脊柱管狭窄症とロコモ・メタボ 藤田 順之
腰部脊柱管狭窄症はロコモに関与しており,手術療法はロコモ度の改善に有効である.腰部硬膜外脂肪腫症では,生活習慣病やメタボが関係していることが多いが,手術成績は一般的な腰部脊柱管狭窄症と比較して劣ることが報告されている.
腰椎疾患(2):腰部脊柱管狭窄症における黄色靱帯の肥厚とアミロイドーシス 中村 孝幸ほか
メカニカルストレスにより黄色靱帯は線維化し肥厚する.またトランスサイレチンアミロイドがLFに沈着するLFアミロイドーシスも肥厚に関与している.
腰椎疾患(3):腰部脊柱管狭窄症に対するLLIFによる間接除圧―直接除圧後方椎体間固定術とLLIFの比較― 大槻 文悟
後方椎体間固定術とLLIFは中長期の臨床成績に差を認めないが,合併症や適応など,それぞれの術式の特徴を解説する.
腰椎疾患(4):腰椎椎間板ヘルニアに対するコンドリアーゼを用いた椎間板内酵素注入療法 岡田英次朗ほか
腰椎椎間板ヘルニアに対する治療方法として新しい選択肢となったコンドリアーゼによる椎間板内酵素注入療法について適応および注意点を概説する.
腰椎疾患(5):腰椎変性すべり症に対する治療戦略 海渡 貴司
腰椎変性すべり症のすべてに固定術は不要であるが,脊柱にある程度以上の変形や不安定性を有する症例には固定術が選択肢となる.現在の各種術式の特徴と成績を整理する.
脊柱変形(1):重度脊柱変形に対する治療戦略 渡辺 航太
思春期から壮年期における重度脊柱変形例に対する矯正固定術の治療戦略の選択と,それぞれの治療法を解説した.
脊柱変形(2):小児脊柱変形に対する治療法の進歩 奥田 貴俊ほか
特発性側弯症に対する治療法の進歩と,思春期特発性側弯症の矯正固定手術として当院で行っているコープレーナー法について述べた.
脊柱変形(3):成人脊柱変形に対する治療戦略 細金 直文
成人脊柱変形は全身症状を含めた多彩な症状をきたす.LIFの導入により手術による矯正率は向上したが,特有のピットフォールに注意が必要である.
腫瘍(1):脊髄髄内腫瘍に対する治療戦略 名越 慈人
脊髄髄内腫瘍に対する手術治療は,術前の正確な診断と,術中の適正な進入法の選択が大切である.
腫瘍(2):転移性脊椎腫瘍の治療戦略 横川 文彬ほか
脊椎転移の治療においては,NOMS frameworkを参考に治療戦略を立てることが望ましいが,その際には根治的手術の適応に関する理解も必要である.
脊椎外傷(1):頚椎損傷に対する外科治療 太田 昌博ほか
不安定損傷に対する緊急手術では時間的ゆとりがなく,あらかじめ損傷型やピットフォールを熟知しておかねばならない.本稿では知っておくべきポイントを概説する.
脊椎外傷(2):頚髄損傷に対する外科的治療の効果 河野  修
既存の脊柱管狭窄を有する非骨傷性頚髄損傷に対して急性期除圧手術の意義は未だ不明だが,長期的な脊髄機能維持のために全身状態が落ち着けば早期に損傷脊髄の圧迫を解除することを考慮して良い.
骨粗鬆症(1):高齢者の脆弱性椎体骨折を伴う骨粗鬆症への治療戦略 宮腰 尚久ほか
骨粗鬆症性椎体骨折の治療戦略には,「薬物療法」,「装具療法」,「運動療法」,「手術療法」が含まれる.すべてが重要な要素である.
骨粗鬆症(2):脆弱性椎体骨折に対する低侵襲外科治療 戸川 大輔
骨粗鬆症を背景とした脆弱性椎体骨折に対する低侵襲治療として,特に80歳代後半以降の超高齢者のADLを早期に回復するために,経皮的椎体形成術が有効な選択肢となる.
骨粗鬆症(3):骨粗鬆症椎体骨折に対する外科治療 大鳥 精司ほか
骨粗鬆症性椎体骨折に対する手術療法方法,成功させるための術前後の投薬,また後弯変形をきたした骨粗鬆症患者に対する変形矯正術を成功させるための手術中の工夫,それでも起きる合併症を述べる.
化膿性脊椎炎:化膿性脊椎炎に対する治療戦略 野尻 英俊
化膿性脊椎炎は抗菌薬投与前の培養検査,画像検査により的確に診断する.抗菌薬の投与,感染巣の安定化,低侵襲手術により重篤化を予防し,早期復帰を狙う.
頚髄損傷:脊髄損傷に対する再生医療(Muse細胞移植療法) 國府田正雄
高齢者に多い頚髄損傷において画期的治療法となりえるMuse細胞移植療法の現況についてまとめた.
椎間板:椎間板変性に対する再生医療の現状 相馬 葉月ほか
未だ解明されていない椎間板変性の克服に向けた再生医療の現状.

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