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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 33/12

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 33/12

肩周辺骨折の治療

橋口 宏/編

2020年11月

or3312

定価2,640円(税込み)

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肩周辺骨折の治療選択に加え、使用されるインプラントや内固定材料の最新情報につき知識のアップデートを図るのに最適の1冊です。

目次

鎖骨骨幹部骨折の治療 島村 安則
鎖骨骨幹部骨折はロッキングプレートを用いた手術治療により比較的強固な初期固定性を獲得でき早期に社会復帰が可能となる.
鎖骨遠位端骨折の治療 岩下  哲ほか
鎖骨遠位端骨折の治療では,骨片および烏口鎖骨靱帯の状態を把握したうえで,ノンブリッジングタイプ・ブリッジングタイプのプレート選択や烏口鎖骨靱帯再建術の必要性を検討し施行することが重要である.
肩甲骨骨折の治療 菊川 和彦
肩甲骨骨折に関する最新の診断,治療について総論,部位別に分け,詳述した.肩甲骨骨折は,理解しにくい骨折の一つであるが,骨癒合が良好で非荷重関節であるため,病態を理解し治療すれば良好な治療成績が得られる骨折である.
上腕骨近位端骨折に対する保存的治療とピンニング 玉井 和哉
上腕骨近位端骨折に対する保存的治療は,手術的治療と同等の成績が得られる.経皮的ピンニング,逆行性髄内鋼線固定法は,低侵襲で骨折部を弾力的に固定し運動療法を行うことができる.
上腕骨近位端骨折に対するプレート固定術 衣笠 清人
整復・固定のポイントは,骨頭への血流を阻害せず骨頭の海綿骨を壊さないように整復したうえで,内側の骨性支持を得て内反位にならないように内固定することである.
上腕骨近位端骨折に対する髄内釘固定術 最上 敦彦
関節周辺骨折である上腕骨近位端骨折の骨接合術においては,最大6本の近位ロッキングスクリュー固定が可能なARISTO®を用いた髄内釘固定術が最も有用である.
上腕骨近位端骨折に対する人工骨頭置換術
大泉 尚美ほか
上腕骨近位端粉砕骨折に対する人工骨頭置換術の適応,機種選択,大・小結節の転位を防ぐ手術手技のポイントとリハビリテーションのコツ,臨床成績につき述べる.
上腕骨近位端骨折に対するリバース型人工肩関節置換術 間中 智哉ほか
上腕骨近位端骨折に対するリバース型人工肩関節置換術において良好な成績を得るためには,結節治癒が重要である.Nice knotを用いた強固な結節固定や骨折専用ステムの使用は結節治癒の成功の鍵である.
上腕骨近位部骨折続発症―2019年度版新リバース型人工肩関節適正使用基準の改訂を鑑みて― 今井 晋二
上腕骨近位部骨折続発症は,肩関節再建手術のなかでも最も治療が困難な疾患単位であり,治療には正確な予後判断が求められる.欧米では人工骨頭を介さないリバース型人工肩関節置換術によるダイレクトなサルベージ方法がつい最近報告された.本邦でも2019年度版新リバース型人工肩関節適正使用基準で上腕骨近位部骨折の骨折続発症への適応を拡大している.

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