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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 32/8

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 32/8

重度肘周囲外傷の治療

坂井 健介/編

2019年8月

or3208

定価2,530円(税込み)

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目次

橈骨頭粉砕骨折の治療法 鈴木  拓
橈骨頭骨折における骨接合術や人工橈骨頭置換術といった術式の選択や手術手技について解説する.
上腕骨遠位端骨折の治療法 今谷 潤也
重度肘周囲外傷のなかで最も頻度の高い上腕骨遠位端骨折の治療においては,骨折部の解剖学的な整復,強固な内固定そして早期にリハビリテーションを開始することが重要である.
上腕骨小頭・滑車骨折の治療法 吉田 史郎
本骨折では小頭後方要素粉砕の有無を確認し,内固定材料の決定を行うことが重要である.また骨折型別アプローチについて説明し,その利点・欠点および注意点を概説する.
Complex elbow instabilityの概念 稲垣 克記
骨性要素と靱帯性要素からなる一次性と二次性安定化要素の優先順を含めて肘関節バイオメカニクスの理解が必要である.
Terrible triad injuryの治療法 坂井 健介
Complex elbow instabilityを伴うterrible triad injuryの治療戦略について概説した.治療の基本は破綻した骨性および靱帯性要素の再建が鍵であり,併せて一期的ヒンジ付き創外固定法も追記した.
Varus posteromedial rotatory instabilityの治療法 南野 光彦
Varus posteromedial rotatory instabilityは,鉤状突起骨折O’Driscoll分類anteromedial骨折に,外側側副靱帯,内側側副靱帯後束損傷が伴って生じ,治療には手術を要する.
肘頭脱臼骨折の新分類法に基づく治療戦略
森谷 史朗ほか
肘頭脱臼骨折(OFD)を‘肘関節脱臼骨折’,‘尺骨近位部骨折’,‘Monteggia脱臼骨折’から正確に区別し,その病態に応じた治療に直結する新分類を提唱する.簡便かつ損傷形態を共有できる本分類を用いた症例の蓄積により,OFDの手術手技や臨床成績が向上すると考えられる.
外傷性肘関節拘縮の治療法 池上 博泰
外傷性肘関節拘縮の治療では,術前にその病態を十分に把握し,それぞれに応じた適切な治療を行うべきで,画一的な手術は避けなければならない.手術治療においては,早期に可動域獲得訓練を開始するためにも,最小の侵襲で拘縮の原因を除去しなければならない.
開放骨折を含む軟部組織損傷を伴った肘周囲外傷の治療戦略 辻  英樹
重度肘周囲外傷において皮弁術は単なる開放創の閉鎖のみならず,動力源,支持組織である骨関節,筋腱,神経血管組織を保護し,最大限の機能予後を得る手段であることを認識すべきである.
肘外傷に対する人工肘関節置換術の適応と展望 池田  純ほか
人工肘関節置換術の役割は開発当初の関節リウマチから高齢化社会に伴って増加している肘関節周囲外傷にシフトする傾向が出ており,その現状と展望について紹介する.

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