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整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 85

整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 85

MIS股関節手術―最近の進歩―

平川 和男/編

978-4-88117-778-5 C3047

2017年12月

mi0085

定価3,520円(税込み)

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人工股関節においても早期社会復帰が求められるようになった今、知っておくべきMIS股関節手術の最新知見を、手術経験豊富な執筆陣がまとめた最新特集です!

目次

<Editorial> 平川 和男
 
Modified Watson-Jones approachにおける脚延長とその限界
松原 正明ほか
脚長差を自覚するDDHに対するTHAでは,まずその原因を確認したうえで,脚長補正を行う必要があるが,その際,筋の過緊張をもたらせないためには三次元的な術前計画とその実行が必要である.
MIS人工股関節手術後におけるHXLPE摩耗計測と長期成績 辻  耕二ほか
最小侵襲人工股関節置換術において,高架橋型ポリエチレンライナーの定常線摩耗量は0.008±0.006mm/年であり,骨溶解,再置換術の発生も低減した.
脊椎手術と人工股関節置換術 戸川 大輔ほか
骨盤までにいたる広範囲脊柱矯正固定術では骨盤アライメントを前傾方向に変化させるため,人工股関節全置換術の既往のある患者では人工股関節の後方脱臼リスクが高まる.
MIS-THAとナビゲーションとの出会い
 ―正確さと筋腱温存のはざまで―
徳永 邦彦
股関節周囲筋腱を温存しながら再現性よく正確な位置に適切なサイズの人工関節を設置できるCTベースト・ナビゲーションを併用したMIS-THAの現状と未来について述べる.
MIS人工股関節手術と周術期管理プログラムによる早期退院とその医療経済効果 仲宗根 哲ほか
徹底した周術期管理を行ったMIS-THA後の患者の回復は非常に高く,多くの患者の早期退院が可能である.より良い生活へ戻ることへの追求が早期退院につながり,医療費削減につながる.
MIS人工股関節手術における疼痛管理と悪心嘔吐対策 落合 俊輔ほか
早期回復プログラムはMISによる手術のみでなく,術後の疼痛管理の進歩,悪心嘔吐対策,早期リハビリテーション,患者教育などによって成り立っている.ここでは疼痛管理の基本と術後の悪心嘔吐対策について述べる.
3種類筋腱温存型THAアプローチの概要とメリット・デメリット 岩城 啓好
3種類のmuscle sparing approach,側臥位小皮切前側方アプローチ(MIS-AL),仰臥位小皮切前側方アプローチ(ALS),小皮切前方アプローチ(DAA),各手術のメリット・デメリットについて.
MIS人工股関節手術における術中術後出血予防策 名倉 誠朗ほか
THAにおけるトラネキサム酸投与は,静脈内,局所,経口投与があり,いずれも出血量低減効果が示されている.当院では,局所投与3g,静脈内投与1gを使用し総出血が460ml低下した.
MIS人工股関節手術における感染発症率と治療(予防策も含む) 齋藤  彰
人工股関節置換術において,いかに侵襲を少なく治療していくかがこれまでのMISの発展のキーワードであった.術後感染の治療においても,同様の視点で治療法を選択していくことが重要である.
DAA人工股関節置換術における神経合併症とその頻度 老沼 和弘
前方進入法では,運動神経障害の発生率は高くはないが,大腿神経障害が比較的発生しやすく,臼蓋前方に挿入するレトラクターが骨壁から離れないよう挿入すべきである.
MIS人工股関節置換術における神経合併症とその頻度
 ―Anterolateral Mini-incision(Modified Watson-Jones):OCM―
髙栁  聡ほか
OCMでの術後運動神経麻痺の出現頻度は低かったが,股関節外転筋力に関わる上殿神経障害の頻度は不明であり,今後どのように評価するかが課題である.
MIS人工股関節置換術における神経合併症とその頻度
 ―AL-supine approach―
中田 活也
ALSAにおける神経合併症を回避のためには,筋間進入,crank cutによる梨状筋・共同腱・後方バリヤーの温存,寛骨臼前縁へのレトラクター挿入,前方関節包靱帯の温存などが大切である.
MIS人工股関節置換術の筋力回復とスポーツ活動 二宮 一成ほか
MIS人工股関節全置換術後の抗重力位でのスポーツ活動は,股関節外転筋力が0.8Nm/kg以上となり,かつ人工関節インプラントと骨との固着が安定する術後6か月以降に許可することが望ましい.

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