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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 30/4

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 30/4

肩・肘・手スポーツ損傷診療マニュアル

別府 諸兄/編

2017年4月

or3004

定価2,530円(税込み)

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目次

<肩関節>
投球障害肩―診察のポイント,診断のコツ―
西中 直也ほか
投球障害肩は病態が多岐にわたり,その損傷を引き起こす身体の機能不全は肩関節にとどまらず全身の要素が影響するため診断が難しい.我々が基本としている診断のポイントについて述べる.
肩関節前方不安定症の診断と治療 鈴木 一秀
肩関節前方不安定症の診断と治療につき,初回発症例と反復例に分けて解説した.アスリートの初回完全脱臼例では手術適応になる症例が多いことを念頭に置いて診療すべきである.
投球動作の見方と修正 坂田  淳
・“肘下がり”,hyperangulation,“手投げ”など上肢の異常運動を把握する.
・体幹の過剰な側屈,早期回旋といった体幹の異常運動を評価する.
・股関節・骨盤・体幹機能に介入し,不良な動作を改善する.
メディカルチェックからみた投球障害肩の予防 設楽  仁ほか
高校野球投手に対するメディカルチェックを通して同定された,投球障害の危険因子である投球側90°外転内旋可動域低下に対して,ストレッチによる介入を行い,障害予防効果があることを明らかにした.
<肘関節>
肘外側障害 テニス肘の診断と治療 副島  修
スポーツ障害としてよく知られているテニス肘(上腕骨外側上顆炎)の,発生頻度・発症機序と診断・治療法に加え,当院での難治例に対する手術とスポーツ選手を含めた成績,さらに病態に関する一考察について述べた.
成長期野球肘の診断と治療 松浦 哲也
成長期野球肘は発育途上の骨端骨軟骨が障害され,内側上顆障害と小頭障害が代表的疾患である.いずれの障害も診断ではX線,治療では保存療法が基本となる.
成人肘内側障害の診断と治療 山崎 哲也
成人期の投球動作により生じる内側側副靱帯(MCL)損傷の診断および治療方針を詳述し,同損傷に合併して生じる尺骨神経障害および肘頭疲労骨折に関しても記述した.
変形性肘関節症の診断と治療 轉法輪 光ほか
スポーツ障害としての変形性肘関節症に対し,主に関節鏡視下手術について,その手法や留意すべき点,治療成績について述べる.
<手関節>
TFCC損傷の病態・診断・治療 中村 俊康
スポーツによるTFCC損傷について病態・診断・治療を中心に詳述した.
スポーツ復帰を早める尺側手根伸筋腱鞘炎の治療 森友 寿夫
ECU腱鞘が伸筋支帯と下層腱鞘の二重構造であること,尺骨茎状突起の回外時の動きがECU腱鞘炎の発生に関連している.誘発テストと腱鞘内注射手技に習熟することが早期診断・治療に重要である.
舟状骨骨折の診断と治療 坪川 直人
舟状骨骨折,偽関節は,手関節スポーツ障害のなかで最も多く,診断治療には十分な知識が必要である.スポーツ競技への早期復帰を目指し適切な治療,低侵襲の手術を選択する.
舟状骨骨折における小切開screw刺入のための指標 松下 和彦ほか
舟状骨骨折にscrewを刺入する際,手関節中間位で舟状骨遠位関節面中央やや橈側より,有頭骨関節面橈側を通りリスター結節遠位の橈骨遠位関節面の背側縁を目標とすると良い.

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