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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 204

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 204

末梢神経障害に対する治療の進歩―新たな展開とリハビリテーション―

平田 仁/編

978-4-86519-406-7 C3047

2016年12月

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定価2,750円(税込み)

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末梢神経障害の“今“を知るうえで必携の一冊! 基礎から最新までを各科のエキスパート達が詳述した充実の内容です。


→正誤表はこちらです。

目次

末梢神経の構造と生理 越後  歩
末梢神経の構造と生理について基礎的な解説を行った.
末梢神経障害総論1 岩月 克之
整形外科医・形成外科医が,末梢神経の治療を行う疾患および手術法についての解説を行う.
末梢神経障害総論2
福島 和広ほか
手足の痺れや痛み,筋力の低下は日常診療において多くの患者から聞かれる愁訴である.こうしたなかに多様な末梢神経疾患が含まれ,神経内科の専門領域の大きな部分を占める.
感覚障害の機能評価 阿部  薫
感覚障害の評価とは,感覚から知覚,末梢神経を診る評価である.電気生理検査も含め,いくつかの評価をあわせて統合的に感覚を理解することが大切である.
末梢神経障害の運動機能評価 大山 峰生ほか
末梢神経障害の運動機能評価の開発には,運動機能要因だけに着目するのではなく,知覚運動統合機能の要因も考慮する必要があり,妥当性や信頼性のある,より客観的な結果を示すものが望まれる.
末梢神経損傷における知覚,筋再教育 茶木 正樹
末梢神経損傷に対する知覚,筋再教育に加えて手の操作性向上の重要性について述べた.
物理療法 杉野 美里
神経性疼痛障害の概要と物理療法について述べた.物理療法やその他の治療法を併用しながら疼痛の少ない身体環境を構築し,ADLならびにQOLの拡大をねらう.
ニューロリハビリテーション 大住 倫弘ほか
末梢神経障害後において,患肢の「学習性不使用」が生じてしまうと中枢神経システムも変容する.そのため,積極的な患肢の使用を促すリハビリテーションを中心に概説する.
薬物療法・心理療法 西原 真理
神経障害性疼痛に用いられる薬物とその作用メカニズム,副作用について述べた.また慢性の痛みに対し,臨床場面で応用できる心理療法の基本的な考え方をまとめた.
末梢神経障害に対する装具療法 岡野 昭夫
末梢神経修復後の回復段階における基本的な装具療法と神経麻痺別装具療法の工夫について述べた.特に正中・尺骨両神経麻痺のような重篤な障害においては,タイムリーな装具の工夫が重要である.
腕神経叢損傷に対する機能的筋肉移植術後のリハビリテーション 保井 規忠ほか
日常生活において有用な手指把持機能を獲得するためには,手術手技を十分に理解し,回復過程において,ターゲットを絞った適切なリハビリテーションを行うことが肝要である.
顔面神経損傷治療後のリハビリテーション 上田 和毅
リハビリテーションを受ける患者のなかには形成外科的手術をすでに受けてきた患者も少なくない.術式に応じてリハビリテーションの方法も異なるので,各術式の内容をよく理解しておくことが重要である.
末梢神経障害の脳への影響 寳珠山 稔ほか
末梢~中枢の神経機能連関が明らかにされつつある.末梢神経障害の治療やリハビリテーションでは,脳機能変化への影響や回復のメカニズムを考慮した方策が期待される.
ロボットリハビリテーション 下田 真吾
ロボットリハビリテーションにおける生体のモデル化と動作補助,感覚刺激を含むシステム化の重要性を前腕電動義手と外骨格ロボットによる歩行サポートの例を用いて解説する.

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