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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 193

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 193

脳性麻痺のリハビリテーション―押さえておきたい二次障害への対応―

朝貝芳美/編

978-4-88117-738-9 C3047

2016年2月

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定価2,750円(税込み)

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目次

脳性麻痺の二次障害―実態と対応について― 三島 令子
日本脳性麻痺の外科研究会で行った中高年脳性麻痺者を対象とした健康調査から,移動能力の変化についてGMFCS分類を用いて検討した.
アテトーゼ型脳性麻痺に合併する頚髄症 森山 明夫
アテトーゼ型脳性麻痺に合併する頚髄症は現在もなお深刻な問題である.本稿ではその特徴,発症のメカニズムおよび治療法(特に手術方法)について述べた.
脊柱変形―変形進行予測と装具療法の適応と限界― 鈴木 恒彦ほか
脳性麻痺の脊柱変形は,装具等の保存的治療では長期装着に対する患者の受け入れが難しく十分な効果を得られなかったが,動的脊柱装具(DSB)の出現により解決の糸口がみえた.
成人期の股関節障害 柴田  徹
脳性麻痺では,筋の力学的異常や非荷重などの要因を基盤として変形性股関節症を生じる.重症なものほど頻度は高く,疼痛による座位困難などの原因となる.環境設定,投薬,手術的治療が必要である.
下肢変形 小﨑 慶介
成人後も定期的な下肢アライメントのチェックを行い,変形拘縮が著しく進行しないうちに治療的介入を行うことが望ましい.
その他の変形拘縮など 二宮 義和
二次障害が生じると治療は極めて困難となるため予防が最優先される.リハビリテーションには限界があるため併用療法としてのボツリヌス療法などについても述べた.
摂食嚥下障害 中川 量晴ほか
脳性麻痺の摂食嚥下障害は高い頻度でみられる.摂食嚥下の発達過程や5期の各ステージでみられる脳性麻痺の特徴的な所見について,文献を引用しつつ紹介した.
脳性麻痺における二次障害―精神症状に焦点を当てて―
中原かおりほか
脳性麻痺をもつ人は,自己肯定感の低下,家庭内での葛藤,集団生活での孤立など様々な背景をもとに精神症状を呈することがある.症例を通して,支援と予防について考察をする.
加齢・廃用性変化 中村 純人
脳性麻痺の加齢・廃用性変化のうち,一般的にみられる骨粗鬆症と脆弱性骨折に絞ってその実態を示し,将来の対策について検討した.
加齢の生理的変化と社会参加への影響 瀬下  崇
脳性麻痺患者の30~40歳代の移動能力の低下は深刻である.特別支援学校卒業後に就労した症例の離職率が高い.成人ケースへの支援の充実が必要である.

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