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Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 173

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 173

がん治療とリハビリテーション

宮越浩一/編

978-4-88117-718-1 C3047

2014年8月

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定価2,750円(税込み)

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目次

がん治療による障害とリハビリテーションプログラム 宮越 浩一
がんの治療成績向上とともに,がん治療後の生存者が大幅に増加している.がん治療に関連して様々な障害を生じることがあり,リハビリテーションが必要となる.
血液がん治療(造血幹細胞移植療法)におけるリハビリテーション
井上順一朗ほか
本稿では,造血幹細胞移植療法を受けた血液がん患者に対する治療前から介入する運動療法とリハビリテーションチームアプローチの有用性について解説する.
乳がん治療におけるリハビリテーション 大森まいこ
(松本真以子)
乳がんの手術や放射線治療後に生じる肩関節の運動障害や,化学療法・放射線治療中,後に生じる有害反応・活動低下などに対するリハビリテーションの内容や効果についてまとめる.
頭頸部がん治療における嚥下障害に対するリハビリテーション 永田 智子ほか
頭頸部がん治療中の嚥下障害には,一般的な評価に加え,口腔粘膜炎や臓器の構造変化をとらえた高い個別性が必要である.補綴,姿勢調整など代償法が奏功しうる.
開胸術後の呼吸障害に対するリハビリテーション 鵜澤 吉宏ほか
開胸術後にリハビリテーションを実施するには疼痛管理が重要であるため,疼痛の評価を定量的に表現し,それを患者と医療従事者とが共有しながら進めていく.
化学療法中の患者に対するリハビリテーション 田沼  明
化学療法中の患者においては,リスクに注意しながら廃用症候群を予防するためのリハビリテーションを行うことが必要である.
脊椎転移に対するリハビリテーション 杉原 進介ほか
脊椎転移でADL障害を認めた場合,患者と家族の希望を正確に受け止め,riskとbenefitを考慮したうえでQOLを重視したリハビリテーションを行うことが大切である.
四肢悪性骨軟部腫瘍におけるリハビリテーション 川井  章ほか
四肢悪性骨軟部腫瘍に対する患肢温存術がかたちだけの手足の温存でなく,機能的にも有意義な治療となるためには,多職種による適切なリハビリテーションの実施が重要である.
四肢リンパ浮腫に対する治療 千葉 恵子
生活スタイル,ニーズに合わせた個別的なリンパ浮腫管理指導が重要であり,日常生活動作に自然に組み込まれるような方法を一緒に考えていく.
緩和ケアが主体となる時期のがんリハビリテーション 宮田知恵子ほか
進行がん患者の疼痛,呼吸困難,倦怠感は,患者の生活の質を低下させる身体症状である.リハビリテーション医学的アプローチは,それらの症状を緩和する重要な手段である.

関連書籍

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 140がんのリハビリテーション―チームで行う緩和ケア―辻 哲也/編
ISBN:978-4-88117-685-6 C3047
定価:2,750円(税込み)

見逃さない!骨・軟部腫瘍外科画像アトラス 大幸俊三/著
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