ホーム  > 

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 27/2

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 27/2

頚部脊髄症の診療

山崎 正志/編

2014年2月

or2702

定価2,420円(税込み)

3営業日内ですぐに発送!

長らくお待たせしておりました、頚部領域の特集号です!
診療に直結する有益な情報をまとめた1冊です。

目次

頚部脊髄症の神経症候学・診断学 三原 久範
頚部脊髄症の神経症候の特徴と診断法について解説し,四肢の運動機能障害の出現様式から病型を5型に分類した.本症に対するこれまでの評価法を大別し,それらの利点と欠点について解説した.
JOACMEQを用いた頚部脊髄症の治療成績評価 和田 英路ほか
JOACMEQは,「患者立脚型評価」,「多面的評価」,「評価基準の科学性」などの概念に基づいて作成された治療成績評価基準であり,「頚椎機能」や「QOL」などを評価することが可能である.
頚部脊髄症の画像診断 川口 善治ほか
頚髄症の代表である頚椎症性脊髄症(CSM)と後縦靱帯骨化症(OPLL)の単純X-P,CT,MRI画像の特徴を解説し,観察すべきポイントを記した.各画像の所見と患者の症状を改めて吟味すべきである.
頚部脊髄症の保存療法―頚椎症性脊髄症について― 鷲見 正敏
頚椎症性脊髄症に対して「保存療法」という概念はない.ただ,手術を施行せずとも,悪化せずにADL障害もなく経過する症例はある.これら予後良好な症例を慎重に経過観察することが重要である.
頚部脊髄症に対する前方除圧固定術 相庭 温臣ほか
頚椎症性脊髄症や後縦靱帯骨化症に対する頚椎前方除圧固定術は,手技に習熟すれば一般に考えられているより低侵襲であり,静的因子と動的因子に同時対処可能な病態に即した有効な手術法である.
頚部脊髄症に対する片開き式脊柱管拡大術
岡田英次朗ほか
片開き式脊柱管拡大術は頚部脊髄症に対して,安定した術後成績が得ることが可能な術式である.本稿では本術式の適応,手技上のポイント,術後成績について概説する.
頚部脊髄症に対する後方除圧固定術 古矢 丈雄ほか
頚椎OPLLへの後方除圧固定術の適応と,その手術手技の要点,K-line(-)型頚椎OPLLに対する後方除圧固定術の手術成績を中心に論述する.
頚部脊髄症に対する低侵襲手術―選択的椎弓切除術(selective laminectomy) 二宮  研ほか
選択的椎弓切除術は正中進入の筋間アプローチによって筋肉を可及的に温存し,必要な高位を最小限の横幅で除圧することができる低侵襲手術である.本術式は椎弓形成術と比較して,術後の頚部痛,可動域制限,アライメント異常が少ない.
頚椎症性脊髄症に対する前方法と後方法の比較 吉井 俊貴ほか
CSMに対する前向き比較研究において,術後神経症状改善には前方除圧固定術が後方椎弓形成術より有利であった.これらの差は術後に残存する前方脊髄圧迫要素によりおこる可能性が示唆された.
頚部脊髄症に対する再生医療―G-CSF神経保護療法の医師主導型自主臨床試験― 國府田正雄ほか
圧迫性脊髄症急性増悪患者に対する顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)による神経保護療法の臨床試験を行い,現在までのところ安全性が確認され,脊髄症の改善効果について有効性が示唆された.

関連書籍

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 25/5知っておきたい最新骨粗鬆症診療マニュアル<増刊号>遠藤直人/編
定価:6,270円(税込み)

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 24/11脊椎・脊髄画像診断<増大号>徳橋 泰明/編
定価:4,620円(税込み)

肩こり、首・腰の痛みを自分で治す・予防する 林浩一郎/著
ISBN:978-4-88117-059-5 C3047
定価:2,420円(税込み)

実践 肩のこり・痛みの診かた治しかた 実践 肩のこり・痛みの診かた治しかた 菅谷啓之/編
ISBN:978-4-88117-045-8 C3047
定価:4,180円(税込み)

ページトップへ