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Monthly Book ENTONI(エントーニ) 282

Monthly Book ENTONI(エントーニ) 282

顔面神経麻痺を治す

萩森伸一/編

978-4-86519-576-7 C3047

2023年4月

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定価2,860円(税込み)

3営業日内ですぐに発送!

診療経験豊富なエキスパートにより、“治すこと”を重視し、投薬、手術手技、リハビリテーションなど診療のコツを、これから顔面神経麻痺を学びたい方にもわかりやすく解説!実践にすぐに役立つ特集となってます。

目次

顔面神経麻痺の診断と疫学 古川 孝俊ほか
顔面神経麻痺の原因をBell麻痺,Hunt症候群,外傷性顔面神経麻痺,腫瘍性顔面神経麻痺,耳炎性顔面神経麻痺,先天性顔面神経麻痺,中枢性顔面神経麻痺に分類し,それぞれの特徴について解説する.
表情筋運動の評価と予後 山田 啓之
本邦で主に使用されている柳原法,House-Brackmann法,Sunnybrook法について概説する.
顔面神経麻痺の電気生理学的評価と予後 仲野 春樹ほか
顔面神経麻痺では,electroneurographyなどの電気生理検査を用いて,Seddonの分類などに基づき,神経損傷を評価することで予後を予測する.
顔面神経麻痺の薬物療法 綾仁 悠介
薬物療法は,顔面神経麻痺の急性期治療の中でもっとも重要である.ステロイドと抗ウイルス薬の適切な投与量を熟知し,また安全に投与できるよう併存疾患などの患者背景に留意する.
顔面神経麻痺の新しい治療法―鼓室内ステロイド注入療法― 稲垣  彰
鼓室内ステロイド注入療法は顔面神経麻痺に対しても効果が示唆されている.顔面神経麻痺における本療法の効果の機序,手技,成績について解説する.
顔面神経減荷術の適応とコツ 濵田 昌史
顔面神経減荷術の有用性については異論も多いものの,現在においても本邦で広く施行されている保険収載された手術である.経乳突法においても膝部の開放が重要となる.
小児の顔面神経麻痺
江崎 伸一ほか
成人と同様にBell麻痺,Hunt症候群が主体となるが,小児特有の先天性麻痺や中耳炎に合併する麻痺が少なからず存在することが特徴的である.
顔面神経麻痺患者への心理学的アプローチ 藤原 圭志
顔面神経麻痺患者のQOLは麻痺の重症度とは必ずしも一致しない.QOLや心理面の評価にはFaCE scale,STAI,SDSなどが用いられ,メーキャップ治療は心理面への効果が期待される.
顔面神経麻痺のリハビリテーション 東  貴弘
急性期,回復期はマッサージとフィードバック療法で後遺症の予防を行う.生活期にはボツリヌス毒素を併用した治療を行う.
顔面神経麻痺の再建手術による治療 林  礼人
顔面神経麻痺の再建手術は,静止時の形態改善を促す静的再建術と笑いの再建に代表される頬部の動きを再建する動的再建術の2つに分類される.各々の特徴を踏まえた治療の検討が必要である.
顔面神経麻痺のボツリヌス毒素による治療 田邉 牧人
顔面神経麻痺後の後遺症である病的共同運動・顔面拘縮には,異常運動や拘縮する筋肉にボツリヌス毒素を注入するボツリヌス毒素治療を行う.

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