局所皮弁塾 あなたならこの顔の欠損をどう治す? 四ッ柳高敏/著
ISBN:978-4-86519-830-0 C3047
定価:12,100円(税込み)
乳房再建マニュアル―根治性,整容性,安全性に必要な治療戦略―<増大号>
佐武 利彦/編
978-4-86519-383-1 C3047
2022年3月
pe0183
定価5,720円(税込み)
基礎知識から、SBI、自家組織、脂肪注入による乳房再建など、乳房再建の基礎から最新までを網羅!まずはこの1冊で間違いなし!
Ⅰ.基礎編 | |
乳房再建で知っておきたい乳房の解剖 | 今西宣晶 |
乳房の皮下の脂肪小葉および小葉周囲の筋膜の形態と層構造.層構造に基づく血管解剖,皮静脈の形態と役割および皮静脈と伴行静脈の関係. | |
乳房再建に必要な乳がん治療アップデート | 河手敬彦ほか |
初期乳癌の治療は集学的治療が基本となり,個別化診療として患者に提供される.本稿では乳腺科の視点から治療戦略についてまとめる. | |
放射線照射と乳房再建 | 唐澤久美子 |
生存率を向上させる乳房切除後放射線療法と乳房再建の最適な組み合わせはいまだにわかっていないが,再建の時期とタイプ毎の報告をまとめた. | |
HBOC患者の乳がん治療と乳房再建 | 名倉直美ほか |
遺伝性乳癌卵巣癌症候群診療に対する保険適用の拡大を受けて,今後増加すると思われるリスク低減乳房切除術と乳房再建術について,乳腺専門医・形成外科専門医・臨床遺伝専門医の立場から述べる. | |
人工物再建後のBIA-ALCL・Breast Implant Illnessの現状と対策 | 森 弘樹 |
BIA-ALCLは人工物再建の術前から説明が必須である.BIIは疾患として認められていないが,知っておくべき概念である. | |
個々の患者に最適な乳房再建を選択するためのshared decision making | 素輪善弘ほか |
乳房再建医療においてもshared decision makingの重要性が増しており,これを確実かつ円滑に実践していくためにdecision Aidsの開発が急がれる.SDMの実践法とDAの開発について概説する. | |
BREAST-Qを用いた乳房再建の治療アウトカム | 雑賀美帆ほか |
BREAST-Qを用いた乳房再建のアウトカム評価の意義につき述べ,BREAST-Qの特徴と使用方法,使用上の注意点などについて解説する. | |
乳房再建の整容性をはじめとした術後アウトカム評価 | 素輪善弘ほか |
これまで開発されてきた乳房整容性評価法の問題点を踏まえた上で,今後の改善点や最新テクノロジーを加えた新たな評価ツール作成の可能性について論じる. | |
Ⅱ.実践編 | |
スムースラウンド型インプラントを用いた乳房再建術のknack and pitfalls | 矢野健二 |
スムースタイプのラウンド型乳房インプラントを用いた乳房再建について,その手術方法,問題点,合併症などを詳述する. | |
乳房インプラントによる乳房再建―乳房インプラントの選択と手技から自家組織との併用まで― | 寺尾保信ほか |
人工物による乳房再建は,インプラントの選択肢が増え手技にも工夫が必要となった.乳房形態に応じた手術手技,自家組織との併用,合併症の予防などに関して述べる. | |
乳腺外科医によるオンコプラスティックサージャリー | 藤本浩司 |
乳腺外科医が施行しているオンコプラスティックサージャリーについて,実例を挙げながら,その手術適応,術前評価,手術手技および問題点を解説する. | |
Multi-perforator DIEP flap―よくわかる血管解剖と安全な挙上法― | 武石明精 |
血管解剖をもとにした画像診断の解析と,それぞれの穿通枝の見つけ方,および各穿通枝の走行に合わせた展開方法を知ることが,手術を安全に行うための最大のコツである. | |
DIEP flapを用いた美しい乳房再建 | Kyeong-Tae LEEほか |
DIEP flapを用いた乳房再建では,乳房容量計測に基づいた綿密な術前計画,ドナーの解剖学的構造を障害しない緻密な手技の実施,美しい乳房形態を得るために形作りへの労を惜しまないといった包括的なアプローチが必要である. | |
遊離腹部皮弁と血管柄付き鼠径リンパ節移植 | 秋田新介ほか |
腹部皮弁とリンパ節移植の組み合わせは,生理的なリンパ流路の再建手術であり,採取部の合併症予防と再建乳房の高い整容性を得るためのコツをマスターすれば,二つの果実が得られる治療方法となる. | |
知覚神経付き遊離皮弁による乳房再建 | 矢野智之 |
乳房再建で汎用されるDIEP,PAP,SGAP,LAP flapについて知覚神経付き皮弁として採取するポイント,レシピエント神経となる肋間神経前皮枝の剝離同定のコツを述べる. | |
採取部の術後整容性も重視した遊離皮弁による乳房再建 | 武藤真由ほか |
自家組織再建の欠点となりやすい“ドナー部の整容性低下”を改善,または利点へとシフトするための腹部・大腿部・殿部の皮弁採取法について報告する. | |
広背筋皮弁と脂肪注入を併用した乳房再建 | 冨田興一ほか |
広背筋皮弁内へ1期的に脂肪注入を行うことで,広背筋皮弁の弱点であるボリューム不足を克服することができる.さらに,皮島が不要である場合,スカーレスな自家組織再建も可能である. | |
手術支援ロボットda Vinciを用いた乳房切除術と乳房再建術の現状 | 佐武利彦ほか |
海外では手術支援ロボットda Vinciを用いた乳頭温存乳房切除術,乳房再建術が行われるようになり,小さな傷痕で痛みが少なく,回復も早い低侵襲手術が可能となってきた. | |
脂肪移植による乳房再建 | 吉村浩太郎 |
脂肪の持つ幹細胞の能力により,脂肪移植は単に体積を回復するだけでなく,虚血や線維化など組織の病的機能を回復させることができるという利点を持ち,あらゆる乳房再建に応用が可能である. | |
放射線診断における乳癌と脂肪注入後合併症の鑑別 | 森田孝子 |
脂肪注入後の石灰化と乳癌の鑑別. | |
乳頭乳輪の再建 | 小宮貴子ほか |
乳頭局所皮弁法において長期的にprojectionを維持するポイントは,pedicleの位置を乳切scarから離す・適切な量の脂肪組織を含む・皮弁を巻き付ける乳頭形成,の3つである. | |
下着の着用を重視したシリコーンブレストインプラントによる乳房再建 | 原岡剛一 |
乳房再建において,下着を問題なく着用できる乳房は,患者にとって満足度の高い乳房と言える.インプラント再建における,下着を重視した我々の治療戦略について述べる. |
PEPARS(ペパーズ) 135ベーシック&アドバンス 皮弁テクニック<増大号>田中克己/編
ISBN:978-4-86519-335-0 C3047
定価:5,720円(税込み)
PEPARS(ペパーズ) 182遊離皮弁をきれいに仕上げる―私の工夫―櫻庭 実/編
ISBN:978-4-86519-382-4 C3047
定価:3,300円(税込み)
PEPARS(ペパーズ) 179マイクロサージャリーの基礎をマスターする多久嶋亮彦/編
ISBN:978-4-86519-379-4 C3047
定価:3,300円(税込み)
PEPARS(ペパーズ) 178レベルアップした再建手術を行うためにマスターする遊離皮弁鳥山 和宏/編
ISBN:978-4-86519-378-7 C3047
定価:3,300円(税込み)
PEPARS(ペパーズ) 176美容外科の修正手術―修正手術を知り,初回手術に活かす―原岡 剛一/編
ISBN:978-4-86519-376-3 C3047
定価:3,300円(税込み)
PEPARS(ペパーズ) 159外科系医師必読!形成外科基本手技30
―外科系医師と専門医を目指す形成外科医師のために―<増大号>上田 晃一/編
ISBN:978-4-86519-359-6 C3047
定価:5,720円(税込み)