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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 30/8

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 30/8

保存療法で治せる腰痛症の見極めと治療

大谷 晃司/編

2017年8月

or3008

定価2,530円(税込み)

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目次

急性腰痛―総論― 森本 忠嗣
急性腰痛の初期対応では重篤な疾患の除外が重要となる.腰痛のガイドラインで治療として推奨されているのは痛みに応じた活動性維持と消炎鎮痛剤であり,運動療法・物理療法のエビデンスは乏しい.
非特異的慢性腰痛マネジメント―総論― 松平  浩ほか
慢性腰痛管理の主軸は,層化ケアアプローチを踏まえたうえでのエクササイズと心理社会面への介入である.再発予防には,エクササイズと教育のコンビネーションが有益である.
骨粗鬆症(椎体骨折なし) 鈴木  都ほか
骨粗鬆症患者の腰背部痛は,骨粗鬆症であることそのものが引き起こす可能性を認識し,病態を理解し薬物治療を中心とした適切な治療を行うことが必要である.
椎体骨折の痛みの評価と保存的治療
岸川 陽一ほか
標準的に椎体骨折のメカニカルな評価と治療を行うためのツールを開発した.骨癒合には,その時期に適切な運動負荷が必要である.
スポーツ関連腰痛―腰椎分離症を中心に― 加藤 欽志ほか
スポーツ関連腰痛に対する対応の基本は,スポーツ動作中の腰椎の「安定性」の獲得と,隣接する胸椎・胸郭,骨盤・股関節の適切な「可動性」の確保が中心である.
腰椎椎間板ヘルニア 辻  収彦ほか
腰椎椎間板ヘルニアを適切に診断し,自然退縮を期待して保存治療を2~3か月程度継続するべきである.
腰部脊柱管狭窄 渡邉 和之
腰部脊柱管狭窄の初期治療は保存療法が原則である.診断と保存治療について診療ガイドラインに加えて,新しいエビデンスを踏まえて概説した.
椎間関節性腰痛 鈴木 秀典ほか
腰椎椎間関節性腰痛の病態,薬物治療・ブロック療法について概説する.さらには根治的治療として,CMAPモニタリング下後枝内側枝電気焼灼術について解説を行う.
筋性腰痛 金岡 恒治
脊柱起立筋などの表層筋の過活動による腰背筋膜への刺激や,筋付着部への持続的牽引力,急な遠心性収縮による肉離れ障害として筋性腰痛が発症する.各々の発生メカニズムに応じたリハビリテーションが求められる.
椎間板性腰痛 宮城 正行
臨床の現場において椎間板性腰痛の的確な診断は未だ困難であるが,椎間板性腰痛発生機序の基礎研究から導かれた炎症性サイトカインや各種成長因子は将来の新規薬物治療のターゲットとなりうる.

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