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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 29/7

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 29/7

関節リウマチ早期診断・治療のための必須知識

西田圭一郎/編

2016年7月

or2907

定価2,530円(税込み)

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目次

RAの疾患感受性遺伝子の同定と創薬研究への応用
吹田 直政ほか
大規模なゲノムワイド関連解析により明らかとなってきた関節リウマチの病態に関する新たな知見について,創薬研究への応用の可能性も交えて紹介する.
RAの早期診断の重要性と分類基準 金子 祐子
早期の抗リウマチ薬治療は,遅れて治療開始するよりも有効性が高く,将来的な関節破壊や身体機能障害を抑制できる.新分類基準活用で早期診断・早期治療が可能となる.
RAの診断・治療開始時の検査(血液検査を中心に) 高窪 祐弥
RAの薬剤治療の発達・高度化に伴い,現在のRA診断・治療開始時に必要とされる検査,特に血液検査の基本的事項を中心に詳述した.
RA早期診断のための画像診断の重要性―MRI 神島  保
関節リウマチの診断において,MRIは軟部組織病変と骨病変の両者を評価できる点において優れている.とりわけ,骨髄浮腫は骨破壊性変化の前兆と考えられており,臨床的有用性が高い.
RA早期診断のための画像診断の重要性―関節エコー 松下  功
RAの早期診断に関節エコーを積極的に取り入れるべきである.関節エコーは滑膜炎や骨びらんの検出感度に優れRAの早期診断に役立つ.一方,関節エコーでとらえられる滑膜炎はRA特異的ではないことから,鑑別診断を十分に行いRAの過剰診断を避けなくてはならない.
RAと鑑別すべき疾患―全身性結合組織病 妹尾 高宏ほか
関節リウマチは早期診断が重要であり全身性結合組織病の鑑別が必要となる.病歴,皮膚・粘膜症状,随伴症状,自己抗体が手がかりとなる.その際のポイントを概説した.
RAと鑑別すべき疾患―脊椎関節炎― 辻  成佳
脊椎関節炎は日本リウマチ学会の関節リウマチの鑑別疾患難易度別リスト(2012年)に挙げられており,この疾患に対して適切な診断を行うことが求められている.
早期リウマチに対するcsDMARDsの使い方―MTX 冨田 哲也
早期リウマチで非高齢者かつ予後不良因子を有する場合はMTXを第一選択薬として8mg/週より開始し疾患活動性を評価し,2~4週ごとに2~4mgずつ10~12mg/週まで増量する.
RAに対するcsDMARDsの使い方―MTX以外 岡邨 興一ほか
関節リウマチ(RA)と診断された患者に対して,日常診療で実際に用いられるMTX以外の従来型合成疾患修飾性抗リウマチ薬(csDMARD)の特長および使用方法について概説した.
早期RAに対するbDMARDsの適応と選択法 金子 敦史
早期関節リウマチに対する生物学的製剤の導入について,その時期,代表的なエビデンスを紹介し,生物学的製剤選択の筆者の指針について概説した.

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