外傷整形外科医のための縫合マスターBOOK 日本整形外傷学会/監 松村福広/編
ISBN:978-4-86519-832-4 C3047
定価:5,830円(税込み)
手の骨折に対する最小侵襲手術―適応とコツ―
南野 光彦/編
978-4-88117-771-6 C3047
2016年2月
mi0078
定価3,520円(税込み)
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「手の骨折」で使われる様々なアプローチ法。その適応とコツ、工夫について、「今、知りたい」最小侵襲の手技を
豊富な症例とカラー写真多数で詳解。創外固定法、MIPO法、K-wireによる整復や固定法、intra-focal pinningや
矯正骨切り術、仮骨延長法、簡便で低侵襲な新しい手術法など、精鋭の執筆陣による「手の骨折」領域のさらなる進歩に
ぜひ触れてください。
〈Editorial〉 | 南野 光彦 |
手指骨骨折に対する注射針キャップを用いた創外固定法 | 千馬 誠悦 |
注射針キャップと鋼線を用いた創外固定法は簡便,安価で軽量,X線透過性が良好な利点がある.創外固定器がない施設で,手指の開放粉砕骨折,軟部組織の挫滅を伴う骨折に対して,特に緊急手術時には本法は有用な方法と考える. | |
第5中手骨頚部骨折に対する低侵襲intra-focal pinning法 | 金 潤壽 |
第5中手骨頚部骨折に対する本法は,低侵襲でありながらも良好な固定性を併せ持ち,整復操作にも有用な手術法であり,外固定に代わるinternal splintとして極めて有用である. | |
第5中手骨頚部骨折に対するleverage and fixation technique | 久能 隼人 |
第5中手骨頚部骨折に対し掌側展開を用いK-wireによる整復操作を行うことで安全かつ確実な整復固定が可能となる.さらに中手骨基部尺側からの髄内釘固定の追加により固定性は強固となり可動域練習を円滑に進めることができる. | |
転位・粉砕の高度な第5中手骨頚部骨折に対する創外固定法 | 森澤 妥 |
転位・粉砕の高度な第5中手骨頚部骨折では創外固定を用いることで強固な固定性が得られ術後の矯正損失も少ない.また早期からのMP,PIP,DIP関節の可動域訓練が可能となり良好な関節可動域が得られる. | |
第1中手骨基部関節内骨折(Rolando骨折)に対する創外固定法 | 友利 裕二ほか |
Rolando骨折に対する創外固定法は,近位骨片が小さな症例であっても良好な固定性が期待でき,関節面の粉砕骨折に対しても使用可能であるため汎用性が高く,他の手術法と比較しても手術侵襲が小さい優れた方法である. | |
骨幹端部に粉砕を伴う橈骨遠位端骨折に対するMIPO法 | 﨑村幸一郎 |
骨幹端部に粉砕を伴う橈骨遠位端骨折に対するMIPO法は軟部組織への侵襲は少ないが,骨折部を直接展開しないため整復位の獲得と保持に工夫を要する. | |
尺骨鉤状突起骨折に対する低侵襲手術 | 森田 修蔵ほか |
尺骨鉤状突起骨折は手術適応に一定の見解がなく,手術の煩雑さゆえに保存治療が選択されることも多い.今回尺骨鉤状突起骨折の手術適応を拡げ得る新しい低侵襲手術を考案したので紹介する. | |
尺骨遠位端粉砕骨折に対する髄内K-wire固定法 | 山縣 朋宏ほか |
橈骨遠位端骨折に合併する尺骨遠位端粉砕骨折の治療法として,簡便で低侵襲な髄内K-wire固定法について紹介した.骨折部周囲の軟部組織が温存されるため骨癒合に有利と考えられ,また早期から可動域訓練を開始できる点が有用であると考えている. | |
手外科領域における変形矯正骨切りと仮骨延長について | 松浦愼太郎 |
変形治癒骨折や先天異常手における矯正や仮骨延長は,変形骨の矯正と軟部組織延長を同時に行える創外固定器を併用した手術手技が最小侵襲手術である. | |
ヒンジ型創外固定器を用いたPIP関節屈曲拘縮に対する間歇的授動術 | 西浦 康正ほか |
手指PIP関節関節屈曲拘縮に対し,ヒンジ型創外固定器を用いて,関節伸長と伸展矯正を繰り返す授動術は,低侵襲かつ簡便で,良好な結果が得られる.その方法について概説した. |
PEPARS(ペパーズ) 219Basic Surgical Techniquesを極める!
切開とアプローチ,創閉鎖と縫合・吻合<増大号>橋川 和信/編
ISBN:978-4-86519-919-2 C3047
定価:5,720円(税込み)