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Monthly Book OCULISTA(オクリスタ) 28

Monthly Book OCULISTA(オクリスタ) 28

小児眼科診療のコツと注意点

東 範行/編

978-4-86519-028-1 C3047

2015年7月

ocu0028

定価3,300円(税込み)

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さまざまな視点からアプローチし、さらに大人との違いも踏まえて診なければならない小児の眼診療。早期発見、早期治療により最善策をとるため本誌を有効にご活用ください。

目次

1.斜視と両眼視の診療 彦谷 明子
小児の斜視検査の仕方と,小児でみる頻度の高い乳児内斜視,調節性内斜視,間欠性外斜視,交代性上斜位,先天性上斜筋麻痺について解説した.
2.視力の発達と弱視の診療 清水 ふき
視覚の感受性期には限りがあるため,弱視は早期に発見し治療を開始することが重要である.視機能の発達,弱視の原因・診断・治療のポイントについて述べた.
3.眼鏡とコンタクトレンズの管理 清水有紀子
屈折矯正は小児眼科診療の基本であるが,検査結果を眼鏡などに正しく反映させなければ,治療効果は得られない.小児の成長や生活の変化に合わせて,適切な管理が必要となる.
4.前眼部疾患(角膜・結膜疾患,感染症や先天異常を含む) 中村  葉ほか
多岐にわたる小児前眼部疾患を先天性角膜疾患,新生児結膜炎,乳幼児期以降の角結膜疾患に分類し,臨床の現場での治療方針決定に必要な鑑別のポイントについて解説した.
5.小児白内障の管理 田中三知子
小児白内障,特に乳児期早期の白内障手術は,専門機関で行われることが多い.本稿では,乳児の白内障における,診察・検査・手術の時期・術後管理の内容を解説した.
6.小児緑内障の管理 吉川 知子
小児緑内障は,稀ではあるが,早期発見・治療が非常に重要な疾患である.その診断,治療,管理方法についてまとめた.
7.腫瘍(網膜芽細胞腫を含む) 森本  壮
小児眼科診療で遭遇する主な腫瘍の病態,診断と治療についてまとめた.小児腫瘍に対しては臆することなく,各腫瘍の特徴を頭に入れ,早期に診断し,早期に治療することが重要である.
8.眼形成,涙器 森  隆史
小児の眼付属器の診療では,視機能検査を基に経過観察や弱視予防を行うことが治療の第一歩であり,顔貌は年齢相応に成長することに配慮して手術治療を計画する.
9.未熟児網膜症 野々部典枝
未熟児網膜症の診療は,全身状態を悪化させずに短時間で的確な病期分類を判断し治療タイミングを逸しないことが重要である.診察時の注意点や基本分類について述べる.
10.眼底疾患(未熟児網膜症以外)
松下 五佳ほか
小児における眼底疾患(未熟児網膜症以外)のうち,網膜剝離の原因となる代表的な疾患について診断を中心にまとめ,自験例を提示する.
11.外 傷 野田英一郎
小児眼外傷には検査・診断・治療の各段階において成人例と異なる方針で行動する必要が生じる場合がある.診療においてはそのポイントを把握して行動する必要がある.
12.虐待と心因性視力障害 中山 百合
小児虐待は社会問題となっており,医療者として適切な対応が求められている.虐待とは何か,ゆさぶられっ子症候群でなぜ眼科の診察が必要なのか,虐待を見つけたらどうすべきなのかを解説する.また,子どもの精神発達の未熟さゆえに生じる心因性視力障害について診療のポイントを述べた.

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