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整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 73

整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 73

骨粗鬆症性椎体骨折治療のコツとpitfall

中野 正人/編

978-4-88117-766-2 C3047

2014年12月

mi0073

定価3,190円(税込み)

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骨粗鬆症性椎体骨折の診断治療に役立つ組織解剖学的知識をはじめ、
力学的研究からみた実地医療での診断と治療、保存療法、薬物療法、
Balloon Kyphoplasty、PVP,CPC椎体形成術、椎体形成術併用後方固定術,MIStの応用、前方脊柱再建手術、骨切り術の実際の手技を中心に、
臨床現場に必ず役立つトピックスをとりあげました。

目次

<Editorial> 中野 正人
 
骨粗鬆症性椎体骨折診断治療に役立つ組織解剖・病理学的知識 戸川 大輔
骨粗鬆症性椎体骨折の椎体内では,線維性組織も認められるが,断片化した壊死骨周囲に仮骨形成,軟骨内骨化や骨髄様組織なども認められ,多くの症例で骨折治癒能力が存在している.
骨粗鬆症性椎体骨折の診断・治療に役立つバイオメカニクスと臨床応用
村上 英樹ほか
骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折の発生メカニズム,既存椎体骨折が隣接椎体に及ぼす影響,骨粗鬆症治療薬による脊椎の骨強度改善効果,骨粗鬆症性椎体骨折に対するsemi-rigid rodを用いた脊椎固定について3次元有限要素解析を行い,有益な知見を得た.
新鮮骨粗鬆症性椎体骨折に対する保存療法のEBMと治療の実際 大谷 晃司
新鮮骨粗鬆症性椎体骨折に対して保存療法を行う場合,早期に診断を行い,現在までに明らかになっている治療成績不良因子を勘案しながら,個々の症例に応じた治療が必要である.
骨粗鬆症性椎体骨折に対する薬物療法のコツとpitfall 加藤 義治
骨粗鬆症性椎体骨折は連続,多発性に生じ,骨折連鎖も生じるため,骨粗鬆症治療薬の投与が必須である.骨吸収抑制薬,骨形成促進薬ともに特徴があり,病態に応じた薬剤選択と継続が重要である.
骨粗鬆症性椎体骨折に対するBalloon Kyphoplastyのコツとpitfall―椎体内クレフトを伴う骨粗鬆症性椎体骨折に対するBalloon Kyphoplasty(BKP)― 鳥畠 康充ほか
椎体内クレフトを伴う骨粗鬆症性椎体骨折に対するBalloon Kyphoplastyの手術手技のポイントについて解説する.
骨粗鬆症性椎体骨折に対する経皮的椎体形成術のコツとpitfall 中前 稔生ほか
骨粗鬆症性椎体骨折偽関節に対するPVPは低侵襲手術であり,その適応と手技を熟知すれば良好な臨床成績が期待できる.
骨粗鬆症性椎体骨折に対するリン酸カルシウムセメントを用いた椎体形成術のコツとpitfall―骨セメント塊逸脱や再圧潰発生の危険因子からみた椎体形成術の適応と限界― 豊田 宏光ほか
骨粗鬆症性椎体骨折に対するCPCを用いた椎体形成術の臨床成績から本術式の適応と限界を概要する.椎体壁損傷数を確認することが重要である.
骨粗鬆症性椎体骨折における椎体形成併用後方固定術のコツとpitfall―最小侵襲脊椎安定化術(MISt)の応用― 中野 正人
骨粗鬆症性椎体圧潰,遷延癒合,および偽関節に対する椎体形成併用後方固定術は,手術療法の主流になりつつあるが,固定材料の緩みによる矯正損失,固定隣接障害に注意する必要がある.
骨粗鬆症性椎体骨折における前方脊柱再建術のコツとpitfall 川口 善治
前方脊柱再建術の概要とpitfallを述べた.骨粗鬆症性椎体骨折に対する前方法は理に適っており,脊椎外科医にとっては習熟すべき手術手技である.手術を行う全ての患者には骨粗鬆症そのものに対する薬物治療が必須である.
骨粗鬆症性椎体骨折における骨切り術のコツとpitfall 長谷川智彦
椎体骨折後の硬い後弯に対する骨切り術の適応,術式選択,特にPVCRの詳細な術式と矯正のコツ,合併症対策,固定範囲の方針について報告する.

関連書籍

整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 64 骨粗鬆症性椎体骨折に対する最小侵襲手術戸川 大輔/編
ISBN:978-4-88117-757-0 C3047
定価:3,190円(税込み)

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