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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 26/12

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 26/12

非特異的腰痛で知っておきたいこと

田口 敏彦/編

2013年11月

or2612

定価2,420円(税込み)

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目次

I.総 論
非特異的腰痛の診療ガイドライン
加藤 欽志ほか
非特異的腰痛に対する各国の診療ガイドラインについて概説し,それらの比較を通して,実際の臨床現場におけるガイドラインの活用法について考察した.
II.病 態
筋・筋膜性の痛み 水村 和枝ほか
筋痛モデル動物を使った研究からわかってきた筋性疼痛の発症メカニズムを解説する.また,最近の研究により明らかとなった筋膜の痛み受容器としての解剖学的・生理学的特性を紹介する.
椎間板の痛み 大鳥 精司ほか
ヒト,動物実験から導き出された椎間板性腰痛の基礎,臨床について記載した.最近ではこれらの研究結果をもとに様々なサイトカイン治療が行われつつある.
椎間関節の痛み 寒竹  司ほか
椎間関節由来の腰痛は日常診療上よく遭遇する疾患である.しかし,特異的な所見に乏しく,診断は椎間関節ブロックにより行われるが,偽陽性も多い.本稿では椎間関節性疼痛の病態について述べる.
骨粗鬆症と腰痛 射場 浩介ほか
閉経後骨粗鬆症に伴う腰痛発症の一つの病態として,破骨細胞活性化を介した酸性環境が骨組織内に分布する神経の酸受容体を刺激して疼痛を生じている可能性がある.
姿勢異常と腰痛 柏井 将文ほか
姿勢異常に伴う腰痛に対しては運動療法,装具療法,薬物療法が主に行われる.姿勢異常に伴う腰痛に対し手術を行う場合,手術適応を十分吟味し,優れた技術と設備を有した施設で手術を行うべきである.
III.治 療
薬物療法 中尾 慎一ほか
非特異的腰痛の薬物治療について治療法の異なる急性腰痛と慢性腰痛に分けて概説した.特に慢性腰痛の治療の目的は症状を除去することではなく,活動性を上げて元の生活に復帰させることである.
ブロック療法 北原 雅樹ほか
非特異的腰痛に対するブロック療法について,腰部硬膜外ブロックなどのよく使われる手技を中心に,対象,適応,注意事項,臨床上のコツについて概説する.
運動療法・理学療法 白土  修
非特異的腰痛の治療原則は保存療法である.中でも,運動および理学療法はその中心に位置する.特に,慢性非特異的腰痛に対する運動療法は,本邦初の「腰痛診療ガイドライン2012」でも,推奨度Aの優れた治療法である.

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