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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 26/5

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 26/5

達人はこうみる 四肢関節画像診断<増刊号>

金子和夫・佐志隆士/編

2013年5月

or2605

定価6,270円(税込み)

3営業日内ですぐに発送!

経験や想像力に加えて、身につけておくと役に立つテクニックを画像診断のプロたちが伝授します!1枚の画像から得られる情報量が、きっとプラスになる必携の増刊号!著者には放射線科医も多く迎えました。
また、本誌初の試みとして、論文末に画像診断にまつわるエピソードをコラム形式でまとめていただきました。

目次

骨シンチグラフィ 隅屋  寿
骨シンチグラフィを中心に核医学検査の適応,注意事項,読影のポイントについて解説した.クイズ症例にもチャレンジしていただきたい.診断支援ソフトウェア「BONENAVI」も紹介する.
・コラム
超音波:上肢 皆川 洋至
単純X線写真しか頼れなかった時代に教育された整形外科医が超音波装置を使いこなすには,骨にこだわらない発想の転換,動画で病態を考える頭の再教育が必要になる.
超音波:下肢 瀬本 喜啓ほか
関節にとどまらず,軟部組織・靱帯・血流障害などの診断やX線で診断が困難な不全骨折や骨端線損傷にも超音波検査が有用である.
良性軟部腫瘍の画像診断
佐々木幹人ほか
良性軟部腫瘍には,血管腫(血管奇形),脂肪性腫瘍などの頻度が多い.両者を代表する症例を中心に,日常診療で比較的みられる軟部腫瘍の画像のポイントをまとめてみた.
悪性軟部腫瘍の画像診断のポイント 麩谷 博之ほか
年齢,発生部位,症状に加えて画像診断のポイントを知ることで,一定の悪性軟部腫瘍の診断が行える.
良性骨腫瘍の画像診断 中島 久弥ほか
日常臨床において骨腫瘍の頻度は少ないので,一般臨床医は適切な画像診断を行うためにも多くの症例に接することが必要である.本稿では日常臨床に必要と思われる良性骨腫瘍のみならず腫瘍類似疾患について簡単な病態と画像所見について述べる.
・コラム
悪性骨腫瘍の画像診断 武田  健ほか
悪性骨腫瘍の好発部位,好発年齢,悪性を疑うべき単純X線所見を理解しておけば,大きな間違いや見逃しを防ぐことができる.さらにCTやMRIを追加することにより,腫瘍の性状や進展度をより正確に把握することが可能である.
骨関節感染症の画像診断 星   亨ほか
骨関節感染症に対する特異的な画像所見はないが,MRIは病巣の局在や広がりを把握するのに有用である.治療法選択の一助になり,経時的な撮影により感染沈静化の指標となる.
軟部組織の非腫瘍性疾患の画像診断 五嶋 孝博
軟部組織には緊急性の高い疾患や悪性腫瘍と類似した画像所見を示す疾患など種々の疾患があり,診療方針の迅速な決定が重要である.軟部組織疾患の多くはMR画像検査の診断価値が高い.
・コラム
関節リウマチ(RA)とRA類似疾患の画像診断 永谷 祐子ほか
関節リウマチ(RA)を中心に関節炎症状をきたす疾患について,早期診断,治療効果の判定における画像診断の重要性について述べる.
正常解剖 上肢;肩関節 野崎 太希ほか
肩関節は肩甲骨関節窩が上腕骨頭に対して小さいために不安定性が生じやすい.そのため,それを支持・補強する腱板などの特殊な構造がある.肩関節疾患で病変の主座となる同構造を中心に解剖標本と画像を呈示しながら概要を述べる.
・コラム
正常解剖 上肢;肘関節 米永 健徳
破綻しやすい正常解剖構造のMR画像を中心に解説する.あわせて,正常アトラスの使い方や正常像の覚え方,日常読影での異常所見の見つけ方についても記載する.
正常解剖 上肢;手関節 神島  保
手関節の疼痛に関連する代表的な疾患としては,舟状月状骨靱帯損傷,月状三角骨靱帯損傷,尺骨突き上げ症候群,三角線維軟骨複合体損傷がある.これらを正しく診断するうえで必要な正常MR画像解剖につき解説する.
・コラム
正常解剖 下肢;股関節 山本 麻子ほか
股関節のMRIを読影するうえで必要となる関節包靱帯,関節唇,関節軟骨,大腿骨頭靱帯の解剖学的知識,対応するMRI所見およびピットフォールを解説する.
正常解剖 下肢;膝関節(画像解剖) 福庭 栄治
膝関節を支持する各構造物は,相互に協調的な機能的役割を担い,膝関節の安定に寄与している.
・コラム
正常解剖 下肢;足関節 辰野  聡
外側靱帯,後脛骨筋腱などの臨床的に問題となる頻度が高い足関節軟部組織のMRI解剖のポイントについて概説した.
肩関節変性疾患の画像診断 藤井 康成ほか
肩関節疾患の画像評価のポイントは,2DであるMRIやCT冠状断,水平断,矢状断像の連続した断面をイメージ下に組み合わせて,筋腱や靱帯の走行ならびに断裂の広がりや断端の形状,また臼蓋,肩峰の骨形態などを3D化し,読影することである.
肩関節外傷疾患の画像診断 大泉 尚美ほか
上腕骨近位端骨折,肩甲骨骨折,肩関節脱臼,外傷性不安定症における画像診断として,単純X線,MRI,CT,について具体的な症例を示して診断のポイントを述べる.
肘関節変性疾患の画像診断 池田  純ほか
肘関節変性の主な特徴は関節裂隙の狭小化や骨棘形成であるが,一般に単純X線画像のみで比較的容易に診断可能であり,時として動的撮影やMRI,CT検査が有用である.
肘関節外傷疾患の画像診断 岩部 昌平ほか
各損傷部位や損傷様式を描出するための手法をモダリティ別,各損傷別に解説した.小児では,骨端部骨化の過程を知り非骨化部分の損傷を診断することが重要である.
手関節変性疾患の画像診断 中村 俊康
手関節の変性疾患のうち代表的な舟状骨偽関節,SLAC wrist,Kienböck病,TFCC損傷,尺骨突き上げ症候群,DRUJ障害,月状三角骨間靱帯損傷の画像診断について解説した.
手関節外傷疾患の画像診断―手指腱断裂― 中島 祐子ほか
三次元CTと超音波検査によって手指の腱の描出が可能であり,腱断裂の診断のみならず経過観察にも非常に有用であることを代表的な症例を取り上げて解説する.
股関節変性疾患の画像診断―T2 mapping MRIを用いた関節軟骨評価 庄司 剛士ほか
股関節疾患において,T2 mappingは軟骨変性を捉える有用な診断法であり,今後,T2 mappingを含めた変性軟骨の詳細な各種MRI診断の重要性は高まるものと期待される.
股関節疾患の画像診断―寛骨臼関節唇損傷の画像診断― 上島圭一郎ほか
寛骨臼縁に付着する関節唇に対して,寛骨臼を中心に放射状に撮像断面を設定できる放射状MRIは関節唇の形態的異常および質的異常を評価するのに有用である.
・コラム
膝関節変性疾患の画像診断 岡崎  賢ほか
MRIで関節軟骨を描出する撮像法は臨床現場への普及が進み,軟骨の菲薄化や部分欠損などが高精度に診断可能となった.軟骨基質分子の変性を評価する撮像法はまだ多くが研究段階であるが,今後臨床応用が進むであろう.
膝関節外傷疾患の画像診断 中川 泰彰ほか
軟骨損傷は三層構造の破綻,水腫存在下での関節面の凹凸,軟骨下骨の不整像の点に注意すると,一般的なMRIでも70%で診断可能である.
・コラム
足関節変性疾患の画像診断 生駒 和也
足関節は荷重関節である.変性疾患ではアライメントの変化を生じる.したがって,変形性足関節症,扁平足の病期の進行度,変形の程度を評価するためには,必ず荷重条件下でのX線像が必要である.
足関節外傷疾患の画像診断 笹原  潤ほか
足関節外傷疾患は軟部組織損傷が多いため,その画像診断に超音波検査を活用することにより効率よく,そして正確に画像診断を進めることができる.
スポーツ傷害と画像診断 奥脇  透
筋損傷の画像診断では,まず起こりやすい部位や重症度分類を知っておき,それを念頭に置いて診断していくことが第一である.
・コラム

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