Monthly Book Medical Rehabilitation（メディカルリハビリテーション） 148|全日本病院出版会

リハビリテーション患者の排尿・排便障害

仙石　淳/編

978-4-88117-693-1 C3047

2012年9月

mr0148

定価2,750円(税込み)

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オーバービュー：リハビリテーション患者の排尿障害	仙石　　淳ほか
「リハビリテーション患者の排尿障害」のという分野の概念と病態，そして今日のリハビリテーション医療における重要性と課題について概説した．
脳血管障害患者の排尿障害―下部尿路機能障害の病態・評価法・治療―	夏目　　修
脳血管障害による排尿障害では排尿プロファイルを把握し，蓄尿・尿排出機能の両面から病態を把握し，ADL向上につなげていくことが重要である．
脳血管障害者の排尿障害に対する理学療法	柴　　喜崇ほか
脳血管障害者の排尿障害に対する理学療法は“機能性尿失禁”に着目し，“移乗動作”や“ズボン・下着の着脱動作”に着目することが重要である．
脳血管障害者の排尿障害に対する作業療法	野上　雅子
脳血管障害による排尿行為の問題に対しては，動作練習と同時に高次脳機能障害への介入，環境整備や排尿用具の導入を効果的に行い，多面的なアプローチが必要である．
認知症患者の排尿障害―下部尿路機能障害の病態・評価法・治療―	榊原　隆次ほか
認知症患者の頻尿・尿失禁は過活動膀胱（OAB）のことが多く，アルツハイマー病よりも多発性脳梗塞，レビー小体型認知症で多い．これらOABには適切な薬物療法がある．
認知症患者の排尿障害に対するリハビリテーション治療	横山　剛志ほか
認知症患者の排尿障害は，下部尿路機能障害はもちろんのこと，ADLの低下や環境の変化，全身状態の悪化など下部尿路機能以外の影響もあるため，リハビリテーション治療への期待や役割は大きい．
脊髄損傷患者の排尿障害―下部尿路機能障害の病態・評価法・治療―	森田　　肇
脊髄損傷患者では，適切な尿路管理と経過観察が行われないと種々の尿路合併症を引き起こす恐れがあり，下部尿路機能を正しく評価して排尿法を決定することが重要である．
脊髄損傷者の排尿障害に対するリハビリテーション治療	細谷　　実
脊髄損傷者の排尿障害に対して，作業療法士は排尿動作の障害といった観点から動作練習の指導や関連機器の改良・開発などを行っている．その取り組みについて解説する．
女性泌尿器科外来における下部尿路リハビリテーション	平川　倫恵ほか
女性泌尿器科の主たる疾患である腹圧性尿失禁，骨盤臓器脱のアセスメント方法，骨盤底筋訓練の具体的な指導方法や生活指導についてご紹介する．
リハビリテーション患者の排便障害	乃美　昌司ほか
リハビリテーション患者の排便障害は，質問票などを用いた詳細な問診で状態を把握し，食事療法を基本として，患者の社会的状況に合わせた排便周期を確立することが重要である．

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