ホーム > 

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 291

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 291

嚥下内視鏡検査(VE)
治療・訓練に役立つTips
―担当分野ごとのポイントを把握しよう!―

太田喜久夫/編

978-4-86519-493-7 C3047

2023年8月

mr0291

定価2,750円(税込み)

カートに追加

3営業日内ですぐに発送!

嚥下内視鏡検査(VE) について、検査だけに留まらない多職種の活用法について解説しました。

目次

急性期病棟・救急病棟での嚥下内視鏡(VE)の活用と評価のポイント 馬場  尊ほか
救命病棟において嚥下内視鏡検査は安全で有用な検査であるので必要時には躊躇なく行うべきである.特に気管内挿管抜管後,気管切開管理中に重要である.
回復期病棟での嚥下リハビリテーション 柴田 斉子
嚥下内視鏡所見から嚥下動態を判断する際の着目点,摂食嚥下訓練におけるフィードバック手法を紹介する.
生活期の摂食嚥下リハビリテーション
藤井  航
生活期において居宅などでVEを行う場合,ウェアラブルデバイスを使用することにより,患者にも検査者にも優しいVE検査が可能となる.
小児の嚥下内視鏡検査(VE)評価のポイント―症例を通して― 木下 憲治
小児という特性に起因する,小児の嚥下内視鏡検査をする際の配慮,観察される映像とその評価,およびその評価の限界についてまとめた.
嚥下内視鏡検査(VE)研修における評価方法習得の秘訣
真崎 翔一ほか
嚥下内視鏡検査(VE)の研修の標準化と効率化を目的としたVE手帳を紹介し,当院当科におけるVE研修の流れ・VE指導のポイントについて述べる.
米国での嚥下内視鏡検査(VE)研修の特徴 兼岡 麻子
米国におけるVE研修の実際について,筆者自身の経験も交えて紹介した.また,近年米国で出版されたVEマニュアルを紹介し,米国での実施方法の特徴についても触れた.
ドイツ(ヨーロッパ)の嚥下内視鏡認定制度について 小川 真央
ヨーロッパの嚥下障害学会であるESSDが定めている嚥下内視鏡検査の認定制度について,認定取得までのプロセスやその特徴についてまとめた.
認定看護師による嚥下内視鏡検査の活用と評価のポイント 三鬼 達人ほか
摂食・嚥下障害看護認定看護師による嚥下機能評価の結果から,嚥下内視鏡検査による評価が必要であるかを判断するポイントと嚥下回診時の環境調整.
嚥下リハビリテーションにおける嚥下内視鏡検査の活用法―言語聴覚士の立場から― 稲本 陽子
嚥下内視鏡は,訓練立案に欠かせない異常所見の検出,異常所見を引き起こしている機能低下の特定および異常所見の軽減に有効な戦略の選択を可能としている.また訓練時のバイオフィードバックの機能を提供する.
兵頭スコアによる嚥下内視鏡検査(VE)評価方法のポイント 兵頭 政光
嚥下内視鏡検査のスコア評価法は,嚥下障害の様式や重症度を客観的に評価でき,経口摂取の可否の判断や治療手技の選択などに有用である.
嚥下内視鏡の適応とリスク,臨床倫理的視点も含めて 藤島 一郎
嚥下内視鏡の適応は広く,かつ場所や時間の制約もあまりないが,COVID-19流行によりAGP手技としての感染リスクが実施をやや困難にしている.得られる情報を熟慮のうえ患者の同意を得て慎重に実施することが求められる.

ページトップへ