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PEPARS(ペパーズ) 175

PEPARS(ペパーズ) 175

今,肝斑について考える

宮田 成章/編

978-4-86519-375-6 C3047

2021年7月

pe0175

定価3,300円(税込み)

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肝斑の治療戦略を徹底討論! どの治療が、どの程度効果があり、そしてエビデンスがあるのかを詳述。合併症や問題点についても取り上げます。内服、外用、各種レーザーでのレーザートーニング治療、それぞれの単独治療での効果が明解にわかる1冊です。

目次

肝斑の治療 概論 宮田成章
肝斑の診断は時に難しく,定義を改めて考え直す必要がある.治療においてはスキンケア指導,内服,外用を主としてレーザートーニングは第一選択にするべきではない.
肝斑に対する内服治療 木村有太子
肝斑に対する内服療法では,トラネキサム酸の安全性と有効性が示されている.日本で行われた臨床研究ではトラネキサム酸750mg/日,投与期間8週間で十分な有効性を示している.
肝斑に対する外用治療 長濱通子
肝斑の第一選択治療として,ハイドロキノンまたはトリプルコンビネーションクリーム外用と遮光剤の塗布による外用治療が重要である.
肝斑に対するナノ秒発振レーザー治療のエビデンス 船坂陽子
肝斑に対する1064nmの波長のQスイッチNd:YAGレーザーの低フルエンスでの照射について,その作用機序および治療効果についてのエビデンスを理解して治療にあたることが肝要である.
肝斑におけるピコ秒発振レーザー治療のエビデンス 中野俊二
肝斑に対する低フルエンスQスイッチNd:YAGレーザーによるトーニング治療とほぼ同じ治療戦略として登場したピコ秒レーザー治療にどの程度の治療効果が認められるかを過去の研究例をもとにエビデンスレベルを評価した.
肝斑に対する(ナノ秒発振)Qスイッチアレキサンドライトレーザー治療の臨床  中田元子
皮膚までの距離を延長した接触照射は,確実に低フルエンスを保つ照射法であり,755nmという波長の特性を考慮した慎重な設定であれば,肝斑の治療法の1選択肢と成り得ると考えている.
肝斑に対する(ナノ秒発振)QスイッチNd:YAGレーザー治療の臨床
山下理絵ほか
再考! 13年の経験から肝斑治療の一方法として,レーザートーニングは有効である.
肝斑に対するピコ秒発振アレキサンドライトレーザー治療の臨床 土屋沙緒ほか
ピコ秒アレキサンドライトレーザーによる肝斑とそれに併発する色素病変の治療において高い改善度と低い合併症発生率が得られたため,これについて記述する.
肝斑に対するピコ秒発振Nd:YAGレーザー治療の臨床 黄 聖琥ほか
肝斑治療におけるデバイス治療の適応は,メラノサイトの活動性がコントロールされていることが前提である.また真皮のrejuvenation効果も長期的に肝斑の安定につながる.ピコ秒Nd:YAGレーザーの治療は両者の条件を満たしたデバイス治療と言える.
肝斑に対するレーザートーニング治療の合併症 菅原 順ほか
肝斑に対するピコトーニングは有用であるとともに,頻回な照射は白斑形成のリスクがある.過去の白斑症例から陥りやすいピットフォールや安全に使用するための4つのポイントをまとめている.
肝斑に対するレーザートーニング治療の問題点1 葛西健一郎
レーザートーニングは,治療中の色調減弱効果はあるものの,肝斑の長期予後を改善するエビデンスはない.多発老人斑の改善を肝斑の改善と誤認している可能性もあり,注意が必要である.
肝斑に対するレーザートーニング治療の問題点とエビデンス2 柴田真一
肝斑は悪化因子が複数あるが,慢性炎症を母地とする機能的な疾患である.本来,レーザー治療は器質的な疾患に対するものだが,レーザートーニングという言葉がひとり歩きしている.

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