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PEPARS(ペパーズ) 158

PEPARS(ペパーズ) 158

STEP by STEPの写真と図で理解する 手指の外傷治療

小野 真平/編

978-4-86519-358-9 C3047

2020年2月

pe0158

定価3,300円(税込み)

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手指外傷治療のそれぞれの項目について、手術適応、診察・検査・画像・患者説明、手術に関連する解剖、体位・肢位、手術手技、アウトカム・エビデンスをエキスパートが詳述!
特に、手術手技では、STEP by STEPの図・写真とともに、コツや気を付けるべきピットフォールも満載です!

目次

手指の手術に有効な麻酔 向田雅司
腋窩ブロックでは,プローブのあて方,針の刺入方向,エコーの画面での各神経と腋窩動脈の位置関係などを図示した.指神経ブロックでは,実際の手技を提示した.
指尖部損傷―末節骨開放骨折の鋼線固定およびシラー固定法/composite graft(複合組織移植)と手掌ポケット法― 楠原廣久
・末節骨開放骨折は必ずしも鋼線固定を必要とはしないが,シラー法は爪根脱臼例では必須となるので覚えておかなければならない.
・シラー法は糸のかけ方を間違えないよう注意する.
・再接着で血管吻合が不可能であった症例に対しては,composite graftでは生着が不安定なため,すぐに手掌ポケット法やgraft on flap法などの対応ができるよう習熟しておく必要がある.
指尖部切断(再接着術) 石河利広ほか
指尖部切断に対する再接着術においては,指末節部の解剖学的な血管の走行に基づき,切断レベルに応じた血行再建法を行うことが重要である.
指腹部の皮膚軟部組織欠損―Graft on flap,Thenar flap―
大久保ありさほか
工業機械などの安全性が向上し,指切断は石川分類Subzone1~2レベルが増加した.本稿ではこのようなごく末梢での切断で,再接着不能症例や再接着不成功例に適応できる術式について述べる.
指背・手背の皮膚軟部組織欠損
  a)背側中手骨動脈穿通枝皮弁Dorsal metacarpal artery perforator(DMAP) flap 小野真平
DMAP flapは第2~4指間の中手骨頸部(腱間結合のすぐ遠位)から起ち上がる皮膚穿通枝を茎にした皮弁であり,皮島を180°回転することでDIP関節とPIP関節の中間点まで安全に被覆できる.
  b)橈骨動脈穿通枝皮弁Radial artery perforator(RAP) flap 小野真平
橈骨動脈穿通枝皮弁は橈骨茎状突起から1~4cm近位に位置する皮膚穿通枝群(cluster)を皮弁茎とし,皮島を180°回転することで手背橈側や母指基部背側の中程度の大きさの欠損を被覆可能である.
手指の瘢痕拘縮再建 小川 令ほか
手指の瘢痕拘縮再建では,切除・縫縮できる幅の線状拘縮はZ形成術,切除・縫縮できないものは植皮術,腱の露出を伴う場合は局所皮弁術や遊離皮弁術を行う.植皮術では植皮片の二次拘縮を予防するために全層植皮術を行う.
屈筋腱断裂(Zone Ⅱ) 岩田勝栄
現在では屈筋腱断裂に対する後療法として早期自動運動療法が主流となっており,本邦でよく用いられている腱縫合法とその後療法を紹介する.
伸筋腱損傷(Zone Ⅲ・Ⅳ) 太田英之ほか
伸筋腱損傷は,遭遇する頻度の高い手指外傷の1つであるが,屈筋腱損傷と同様,強固な縫合による腱の外科的修復に加え,術後管理と後療法の重要性が高い.
手指骨折治療のコツ―血流と運動を重視した骨接合― 鳥谷部荘八ほか
術者によって骨接合の方法は異なる.「何でこの骨折にプレート? テンションバンド? K鋼線?」と思うことはないか? どのように考えたらよいのか? 本稿では骨折=機能+整容=運動+血流と考える.最小侵襲でキズが少なく,且つリハビリテーションに耐え得る固定材料を選択すべきである.
神経損傷―人工神経導管の適応を含めて― 宇佐美 聡
神経端々縫合および人工神経の適応と手技について述べた.神経損傷の治療ではatraumaticな操作が要求され,不必要な神経剝離は避けることが望ましい.人工神経は今の所3cm以下の知覚神経欠損が適応とされる.
化膿性骨髄炎・関節炎―持続灌流を付加したNPWT治療― 島田賢一ほか
化膿性骨髄炎・関節炎において,NPWTciを施行することにより,早期に感染を制御し治療期間を短縮できる.
手指熱傷における植皮術と皮弁術 田中克己
手指熱傷の治療は患者ならびに熱傷の状態を的確に判断し,早期の社会復帰に向けて適切な治療を行うことが重要である.保存療法と手術療法,さらにはリハビリテーションを組み合わせて機能的・整容的な回復を目指す.

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