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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 31/6

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 31/6

スポーツ股関節痛―診断と治療―

内田 宗志/編

2018年6月

or3106

定価2,530円(税込み)

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目次

アスリートにおける股関節痛/鼡径部痛―Doha agreement meetingと新たな分類― 山藤  崇
アスリートの鼡径部痛に対し,Doha agreement meetingで提唱された分類を解説するとともに,日本におけるアスリートの鼡径部に対する診断や治療の問題点について述べる.
Groin painの診断と治療―主として股関節内病変を有しない例について―
仁賀 定雄ほか
MRIで恥骨浮腫・恥骨周囲の微細損傷などの機能不全と関連する器質的病変を診断できるようになり,病態解明・診断・治療・予防が進歩している.
FAI(femoroacetabular impingement)の診断と疫学 福島 健介ほか
FAIは股関節痛,変形性股関節症の一要因として注目されている.本稿ではFAIの診断と疫学について概説する.
股関節外病変の診断 舘田 健児
股関節の関節包外病変の診断と治療について概説した.
股関節の画像診断―単純X線とCT 山崎 琢磨ほか
アスリートの股関節痛には関節内および関節外病変の存在が考えられるが,第一に画像所見で評価可能な病態を見逃さないよう,X線およびCT所見について習熟しておく必要がある.
股関節の画像診断―MRI 下平 浩揮ほか
画像技術の進歩により股関節唇や関節軟骨などの細かい部位においてもMRIにて詳細な評価が可能となった.股関節唇損傷を代表とする関節内病変から関節外病変にかけての画像診断について解説した.
FAI(femoroacetabular impingement)に対する保存療法 青山 倫久ほか
FAI患者は様々な機能障害を呈することが明らかになりつつある.我々がFAIの保存療法を行ううえで重要と考えるポイントについて述べる.
FAI(femoroacetabular impingement)に対する鏡視下手術の実際 若間 仁司ほか
FAIの股関節鏡視下手術では,各々の病態に対する処置(骨軟骨切除や関節唇縫合術)を良好な視野と作業条件(十分な関節包切開)のもとで行うことが重要であり,手術の成否の鍵である.
寛骨臼形成不全に対するスポーツ復帰へのアプローチ 畠山 昌久
寛骨臼形成不全に対する鏡視下手術の術後成績を述べ,適応と限界を考察し,鏡視下臼蓋形成術施行したアスリートの術後成績とPAOの論文との比較を述べる.
股関節外病変への鏡視下手術アプローチ 雪澤 洋平ほか
股関節周囲の関節外病変(弾発股,ischiofemoral impingement,中殿筋断裂)に対する鏡視下手術を紹介.診断から術式までを網羅的にまとめた.今後も発展を遂げる分野であり,本稿が,そのきっかけになれば幸いである.

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