局所皮弁塾 あなたならこの顔の欠損をどう治す? 四ッ柳高敏/著
ISBN:978-4-86519-830-0 C3047
定価:12,100円(税込み)
頭蓋顎顔面外科の感染症対策
宮脇剛司/編
978-4-86519-333-6 C3047
2018年1月
pe0133
定価3,300円(税込み)
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頭蓋顎顔面外科での感染症について、形成外科、口腔外科、歯科のエキスパートが気を付けたいポイントを伝授!関連手術の際には、ぜひ一読をしておきたい1冊!
→正誤表はこちらです。
頭蓋顎顔面領域の感染症とその対策 | 吉田正樹 |
頭蓋顎顔面領域の感染症では,S. aureusやS. pyogenesなどのグラム陽性菌や嫌気性菌の関与が重要である.MRSAなどの耐性菌も関与する場合も多く,原因菌を同定し適切な抗菌薬を選択することが重要である. | |
周術期口腔機能管理の現状 | 久野彰子ほか |
全身状態の悪い患者こそ,口腔内を清潔にし,感染源を取り除く処置がより重要となる.医科と歯科が連携し,口腔機能管理を行う意義と現状についてまとめた. | |
外歯瘻の治療 | 北村和夫 |
外歯瘻は,歯性の化膿性炎の皮膚への排膿路である.したがって,外歯瘻に対して,切開や切除を繰り返しても治癒は得られない.原因歯を特定し,原因歯の歯科治療を行うことが大切である. | |
歯性感染症と顎骨壊死(特にARONJ症例に対する治療と現状) | 今村栄作 |
一度発症すると難治性疾患となる顎骨壊死について,手術や再建を含めて今後我々はどう対応していけばよいかを解説する. | |
脳外科での頭蓋骨再移植後の骨髄炎 | 高木尚之ほか |
脳外科術後骨弁感染に対する治療は,単に硬組織を再建し皮膚を閉じるという発想では再露出して痛い目にあう.感染対策,再露出対策を妥協せず行うことが重要である. | |
前頭洞を含む頭蓋骨骨折の治療と遅発性合併症の治療 | 石田勝大 |
近年,NFOTの処置方法は前頭洞充填術もしくは頭蓋化を行う傾向になりつつある.NFOT損傷は遅発性合併症の観点より経過観察より手術治療がよいとされ,初期の積極的な手術治療が選択されつつある. | |
頭頸部再建手術での感染症と対策 | 元村尚嗣ほか |
頭頸部再建手術を成功させるためには,手術部位感染症(surgical site infection;SSI)に対する知識の習得とその予防対策が必須である.SSIの知識を踏まえ,術前のSSI予防,術中のSSI予防,術後のSSI予防を心がけることが重要である.SSIが発症してしまった場合は,速やかな感染源の同定と除去が必要で,後療法の遅れや患者の意欲の低下を防ぐためにも適切なリカバリー手術を速やかに行うことを検討する. | |
頭蓋形成術・顔面骨切り術での感染対策 | 三川信之 |
頭蓋形成術や顔面骨切り術は小児に施行する場合も少なくなく,重篤な合併症である術後感染症への対策は不可欠な課題である.術中,術後を通しての感染防止対策を概説する. | |
感染歯を有する顎顔面骨骨折治療における感染対策 | 管野貴浩ほか |
感染歯とは,“う蝕歯から歯髄死を誘発した根尖性歯周炎および歯冠周囲炎,歯周炎などの辺縁性感染”を通常指し,外傷患者さんの口腔内でのこれらの評価が重要です.顎顔面骨骨折の画像および臨床診断において,顎骨内にこれらの感染歯を併発している症例は多く,(1) 治療に先立って感染歯の治療を要したり,(2) 感染歯を考慮した外傷治療方針の選択や,(3) 顎顔面骨骨折治療後の対応について解説する. | |
顎矯正手術の術後感染症対策における周術期管理の実際 | 篠塚啓二ほか |
顎矯正手術は,特に安全性が要求される手術であるが,常に感染のリスクを伴う.当院で行っている顎矯正手術の周術期管理の現状について述べるとともに,特に感染予防対策について解説する. |
創傷治癒コンセンサスドキュメント―手術手技から周術期管理まで― 日本創傷治癒学会 ガイドライン委員会/編
ISBN:978-4-86519-215-5 C3047
定価:4,400円(税込み)