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整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 77

整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 77

外反母趾の低侵襲治療

熊井  司/編

978-4-88117-770-9 C3047

2015年12月

mi0077

定価3,520円(税込み)

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足部変形のうち最も頻度の高い疾患である「外反母趾」。外反母趾変形の成因から評価に至るまでの病態、低侵襲
手術に必要な知っておくべき解剖、Day Surgery,保存治療―運動療法、術後リハビリや足底挿板療法、外反母趾手術に
必要な低侵襲麻酔、DLMO法、各種経皮的手術、矯正骨切り術のMitchell法について詳解。これまでにない充実した内容
となりました。

目次

〈Editorial〉 熊井  司
 
外反母趾の病態―低侵襲治療のために― 奥田 龍三
外反母趾手術の低侵襲化を目指すには,従来の手術手技の習得に加えて個々の病態の的確な把握と詳細な解剖学的知識,さらにその展開や手技の工夫が必要となる.
外反母趾の低侵襲手術に必要な機能解剖
生駒 和也ほか
外反母趾矯正術に必要である母趾MTP関節周囲の解剖を記載した.特に軟部組織解離術に必要な母趾MTP関節外側の解剖,第1中足骨骨切り術を行う際に知っておくべき動脈支配は必須である.
外反母趾のDay Surgery 池澤 裕子ほか
外反母趾Day Surgeryの適応,方法につき述べた.安心・安全なDay Surgeryを提供するには,低侵襲な麻酔・手術を適切に選択し実行すること,患者にDay Surgeryについて十分な理解と協力を得ることが重要である.
外反母趾の保存治療―運動療法,術前後のリハビリ― 佐本 憲宏
外反母趾の治療はまず保存治療を行うのが原則であるが,重度外反母趾や他趾変形を合併する場合には,手術となることが多い.その際にはストレッチや母趾外転筋運動訓練を術前に行わせて関節の拘縮を軽減させることにより,手術を円滑にまた術後リハビリを行うことが可能である.他趾の変形を有する重度外反母趾の患者には特に有用と考えられる.
外反母趾の保存療法―靴と足底挿板による保存療法― 内田 俊彦
足底挿板療法を行う際,靴がまずその人の足に合っているかを確認し,その靴に合わせて作製すべきである.その方が確実に効果はあがる.
外反母趾手術に必要な低侵襲麻酔 黒川 紘章
外反母趾手術における安全で低侵襲な麻酔を目指して,超音波ガイド下に膝窩部での坐骨神経ブロックと下腿での伏在神経ブロックを併用した伝達麻酔のコツとピットフォールを紹介する.
外反母趾に対する小皮切下低侵襲手術―DLMO法の実際― 須田 康文ほか
外反母趾に対して小皮切下低侵襲遠位骨切り術DLMO法を行うに当たっては,適応を十分に理解し,手技に習熟すること,合併症の生じる要因を把握しておくことが大切である.
外反母趾に対する重症度に応じた経皮的手術法 倉茂 聡徳ほか
小型メスや特殊な骨切りバーを使うことで,数mmほどの複数の小切開から外反母趾を矯正する,経皮的手術法がある.従来法と同様,重症度に応じていくつかの術式があるので紹介する.
低侵襲手術としてのMitchell法 谷口  晃ほか
中等度外反母趾に対する代表的な矯正骨切り術であるMitchell法について詳述した.第1中足骨の内反だけでなく中足骨頭の回旋や内側縦アーチを三次元的に矯正できる有効な治療法である.

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