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整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 74

整形外科最小侵襲手術ジャーナル(J MIOS) 74

上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する最小侵襲手術の試み

佐藤 和毅/編

86

978-4-88117-767-9 C3047

2015年2月

mi0074

定価3,520円(税込み)

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肘離断性骨軟骨炎に対する最小侵襲手術の実例を詳解した特集です。
上腕骨滑車部の治療、離断部軟骨片固定術、鏡視下骨釘移植術、
自家骨軟骨柱移植術、関節鏡視下手術、肋骨肋軟骨移植術、
上腕骨外側顆楔状骨切り術の実際の手技を中心に、臨床現場に必ず役立つトピックスを網羅しました。

目次

<Editorial> 佐藤 和毅
 
離断部骨軟骨片固定術(骨軟骨片鋼線締結法) 麻生 邦一
鋼線締結法は離断部を母床に強固に固定し,修復せしめる手術であり,技術的にも困難ではなく,強固な固定のために成功率が高い.関節軟骨が傷んでいなければ,分離期前期から遊離期までの広い病期に適応される.
肘離断性骨軟骨炎に対する骨軟骨片締結固定術
信田 進吾ほか
肘離断性骨軟骨炎・分離型に対する骨軟骨片締結固定術は手技が簡便で手術侵襲が小さく,X線像で病巣の厚みが9mm未満の,特に外側型・中央型の症例に対して有効な治療法である.
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する鏡視下骨釘移植術 中村 俊康
離断性骨軟骨炎に対する肘関節鏡視下での骨釘移植術の手技を報告した.本手術の適応は分離初期の離断性骨軟骨炎で,離断部の関節軟骨に連続性があり,分離部の転位がないか,わずかな症例である.肘関節鏡視下での骨釘挿入は肘関節強屈曲位で後方から行う.術後は2週間の外固定後,自動可動訓練を開始する.
肘離断性骨軟骨炎 関節鏡視下手術 島田 幸造
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する関節鏡視下搔爬形成術は,小侵襲下に組織再生により関節面欠損の良好なリモデリングをもたらす.適応を絞れば早期にスポーツ復帰を果たせる有用な手段である.
離断性骨軟骨炎に対する鏡視下郭清術―適応と実際― 渡海 守人ほか
保存療法では肩甲帯や股関節を中心に全身の機能改善を図る.局所の症状が残存する症例に対し,鏡視下病巣搔爬術を行っている.手術手技の実際と術後成績を述べた.
自家骨軟骨柱移植術における最小侵襲手術への試み 戸祭 正喜
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎症例に対して行ってきた自家骨軟骨柱移植術における最小侵襲手術への試みについて記述した.
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する骨軟骨柱移植術―術式の留意点と5年以上の成績― 岩堀 裕介
進行期の上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する骨軟骨柱移植術は,小頭部の骨軟骨再建のゴールドスタンダードになり得る術式で,5年以上の臨床成績はドナー膝も含め満足できるものであった.
肋骨肋軟骨移植術 大木  聡ほか
肋骨肋軟骨移植における軟部組織靱帯支持機構への侵襲を最低限とした上腕骨小頭側の展開方法と安全な肋骨肋軟骨の採取方法,移植片形成の方法について説明する.
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する上腕骨外側顆楔状骨切り術 森谷 浩治
上腕骨外側顆楔状骨切り術は鏡視下手術と比べた侵襲性を差し引いても,安定した長期成績が獲得できることから,上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する観血治療の選択肢の一つとして推奨する.
上腕骨滑車部離断性骨軟骨炎の治療 加地 良雄ほか
上腕骨滑車に生じる離断性骨軟骨炎は稀であり,まとまった報告が少ない.これまでの報告例から本疾患の特徴をとらえるとともに,低侵襲手術手技の実例を紹介する.

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