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PEPARS(ペパーズ) 93

PEPARS(ペパーズ) 93

皮弁による難治性潰瘍の治療

亀井 譲/編

978-4-88117-542-2 C3047

2014年9月

pe0093

定価3,300円(税込み)

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目次

骨髄炎による下腿・足部潰瘍 柏  克彦ほか
下腿・足部骨髄炎の治療目的は,主に創閉鎖と支持性獲得にあり,皮弁や血管柄付き骨移植が有用な手段となる.感染制御と再発予防の観点から,適切な手術時期の選定と感染制御へのノウハウが不可欠である.
胸骨骨髄炎による胸部潰瘍 梅川 浩平ほか
胸骨骨髄炎を認めた場合,早期に創を開放し,十分なデブリードマンを行うことが重要である.NPWTによるWBPと,筋皮弁などによる充填術を適切に行うことで,安全に早期治癒が期待できる.
頭部難治性潰瘍に対する治療戦略
八木俊路朗ほか
頭部に難治性潰瘍を認めた場合,局所皮弁や遊離皮弁移植による創閉鎖が行われることが多い.どのような治療方針で手術方法を選択しているかについて述べる.
胸部・背部放射線潰瘍 鳥山 和宏ほか
デブリードマンを行う範囲,再建方法,術後合併症について詳述する.潰瘍部の病理的検索,潰瘍の再発などの長期的な経過観察が必要である.
仙骨部・腹部放射線潰瘍 岡田  雅ほか
仙骨部・腹部放射線潰瘍に対して,合併症を避けるための部位別の切除範囲の判断,再建方法の選択について述べる.
仙骨部褥瘡に対する外科的治療 舘下  亨ほか
仙骨部褥瘡の外科的治療は,再発を考慮した上で手術を施行し,適切な術後管理が行われれば,保存的治療に比べて早期に治癒が期待できる.常に患者の全身状態,局所の状態,社会的背景を十分考慮することが重要である.
皮弁を用いた坐骨部褥瘡治療 田中 克己ほか
坐骨部褥瘡は早期に手術療法による閉鎖を必要とする場合が多く,患者の状態に適した皮弁の選択を行う.
下腿静脈性潰瘍に対する遊離皮弁による再建 八巻  隆ほか
難治性静脈性潰瘍に対し,遊離皮弁移植による再建を行うにあたっては,潰瘍のみならず,瘢痕および皮膚脂肪硬化組織を十分に切除することが肝要である.
糖尿病性壊疽・潰瘍 上村 哲司ほか
形成外科医の視点から,外科手術期に必要な糖尿病の血糖管理,糖尿病性の難治性壊疽・潰瘍の局所治療の考え方は,治療の選択を行う上で大事である.
虚血性潰瘍の診断・評価および治療戦略 橋本 一郎ほか
虚血性足潰瘍では原因の動脈閉塞部を同定して,緊急の場合を除いてデブリードマンよりも動脈血流の回復を優先させる.血流が再建でき,組織欠損が大きい場合には遊離皮弁移植も可能であるがその適応は慎重に行う.

関連書籍

PEPARS(ペパーズ) 85糖尿病性足潰瘍の局所治療の実践寺師浩人/編
ISBN:978-4-88117-534-7 C3047
定価:3,300円(税込み)

アトラス きずのきれいな治し方 改訂第二版―外傷、褥瘡、足の壊疽からレーザー治療まで― 百束比古・小川 令/編
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