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Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 26/4

Monthly Book Orthopaedics(オルソペディクス) 26/4

変形性膝関節症に対する最新の手術療法

竹内 良平/編

2013年4月

or2604

定価2,420円(税込み)

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それぞれの術式の特徴を知ることで、どのタイミングで、どの術式で手術をすることが患者のメリットにつながるか選択肢を提示し得るよう、まとめられた一冊。

目次

手術後早期より全荷重歩行が可能なmedial open wedgeおよびlateral closed wedge high tibial osteotomy
竹内 良平ほか
内側型変形性膝関節症および膝骨壊死に対するHTO手術後の超早期からの荷重歩行など積極的なリハビリテーションにより,合併症予防と早期社会復帰が可能となった.
早期骨癒合が期待できる自家骨棘移植を併用したオープンウェッジ高位脛骨骨切り術 秋山 武徳ほか
オープンウェッジHTOの際に自家骨棘移植を併用することで,過去の論文と比較して骨癒合時期を大幅に短縮できた.自家骨棘採取および移植のポイントと移植後の癒合過程を解説した.
TomoFix Plateを用いた逆V字型脛骨高位骨切り術 青木 喜満ほか
特製の逆V字型骨切り用ガイドを開発し,骨切りを正確かつ容易にした.またTomoFix Plateを用いることにより早期荷重・早期退院が可能になった.逆V字型骨切り術の利点は,矯正できる角度に上限がないこと,人工骨を移植することなく骨切り部の完全骨癒合が速いこと,脛骨近位部の変形や膝蓋骨の位置異常が最少であることなどである.
変形性膝関節症に対する大腿骨遠位部骨切り術およびdouble osteotomy 中村 立一
大腿骨に変形中心を持つ内外反変形膝にHTOを適応すると,望ましくない関節面傾斜が生じるため,大腿骨遠位部骨切り術(DFO)を選択すべき場合がある.本稿では,DFOの適応と術式の詳細を述べる.
人工膝関節単顆置換術(UKA) 金山 竜沢
Fixed,mobile bearing各UKAの特徴,measured resection,gap techniqueなどの術式,脛骨骨切り高位決定の工夫について紹介する.
人工膝関節全置換術(TKA)内反膝と外反膝に対する手術法の違い 辻本 貴志ほか
内反変形および外反変形においてその変形要素や解剖学的特徴に関する知識を持ち,手術手技を論理的に整理しておくことは,人工膝関節置換術での適切なアライメントや良好な軟部組織バランスを得るために重要である.
変形性膝関節症に対する関節鏡視下手術とその意義 川合  準ほか
変形性膝関節症に対する関節鏡視下デブリドマンは,有用な治療手段であると同時に,将来的に人工関節置換術が必要となった場合の対応も容易である.
HTO後のTKAを行わざるを得ない場合の手術について 近藤  誠
HTO後症例は外反膝であるが,その原因は通常の外反膝とは違い脛骨近位端の矯正骨切りによるものである.通常の外側型変形性膝関節症の外反膝との相違点と対処方法を熟知する必要がある.
ACL不全を伴った変形性膝関節症の治療(ACL再建とHTOの同時手術) 赤松  泰ほか
中年者の前十字靱帯(ACL)損傷を伴った内側関節裂隙の狭小化を示す変形性膝関節症の治療は,活動性が高く,不安定性が主訴の場合に,ACL再建とopening wedge high tibial osteotomyの同時手術が有用である.
進行した変形性膝関節症に対するTCVO 米倉 暁彦ほか
脛骨顆外反骨切り術(TCVO)はL字型に骨切りするHTOの一種であるが,荷重線の外方移動に加えて膝関節の安定性が得られるため,進行した膝OAに対するTKA以外の選択肢となりうる手術法である.
変形性膝関節症を有するスポーツ選手に対する手術 土屋 明弘
スポーツ選手の変形性膝関節症では,保存療法で軽快しない場合は剥離した軟骨の切除,骨髄刺激,自家軟骨柱移植,外側支帯切離が選択される.それぞれの手術法を紹介する.

関連書籍

膝周囲骨切り術―文献に基づく知識と手術手技アトラス― 安田和則・近藤英司/編
ISBN:978-4-86519-835-5 C3047
定価:16,500円(税込み)

AKO手術における私の工夫[Web動画付き] 竹内良平/編
ISBN:978-4-86519-818-8 C3047
定価:7,480円(税込み)

動画

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