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Monthly Book ENTONI(エントーニ) 150

Monthly Book ENTONI(エントーニ) 150

嚥下障害の保存的治療

兵頭政光/編

978-4-88117-839-3 C3047

2013年2月

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定価2,750円(税込み)

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目次

嚥下障害治療における保存的治療の位置づけ
兵頭 政光ほか
嚥下障害に対する保存的治療には栄養管理,気道管理,口腔ケア,嚥下リハビリテーション,薬物治療などがある.これらを症例の病態に応じて適用することがポイントである.
嚥下障害患者における栄養管理 津田 豪太
経口摂取不良があると,体力不足・筋力不足・気力低下・免疫能低下など多くのデメリットが生じ,治療のゴール達成が困難になるので確実な栄養管理が必要である.
摂食・嚥下リハビリテーションにおける管理栄養士の役割 関  香代ほか
管理栄養士は患者の能力・機能の評価,個々のレベルにあわせた栄養管理を行い,必要栄養量を確保した上で,より安全に経口摂取ができる方法を提案しなければいけない.
嚥下障害患者における気道管理 大前由紀雄
嚥下障害では,誤嚥にともなう感染症対策としての気道管理が求められる.本稿では,咽頭残留への対応,吸引,気管切開や気管カニューレの管理を取り上げ気道管理の実際を概説する.
嚥下障害に対する理学療法 神津  玲ほか
理学療法の介入目的には,嚥下運動の促通・強化,嚥下運動阻害因子の軽減,合併する呼吸障害,特に不顕性誤嚥のコントロール,誤嚥物および貯留する気道分泌物の排出除去がある.
嚥下障害に対する口腔ケアの役割 藤谷 順子
口腔ケアは,嚥下障害症例に対し,口腔内の細菌量を減らすことによる誤嚥性肺炎発症予防だけでなく,強い感覚刺激としての効果,嚥下と共通した運動要素の訓練としての効果も期待できる.
口腔期障害に対する嚥下リハビリテーション 飴矢 美里
口腔期障害の嚥下リハビリテーションは,口腔器官の機能的特徴を理解し正常な嚥下運動のプロセスを念頭に置きながら,症例ごとの問題点に的確にアプローチすることが重要である.
咽頭期障害に対する嚥下リハビリテーション 倉智 雅子ほか
咽頭期の代表的な障害である嚥下反射惹起の遅れ,および一連の咽頭期運動の障害に対するリハビリテーションの考え方と手技(代償的手段や訓練法)を紹介する.
嚥下障害に対する薬物的アプローチ 海老原 覚ほか
嚥下制御の神経系の違った部位に作用する様々な作用機序をもつ抗誤嚥薬が提唱されているが,いまだ特効薬はない.
嚥下障害診療における医療連携 唐帆 健浩ほか
嚥下障害診療における医療連携について解説し,杏林大学医学部付属病院摂食嚥下センターにおけるチーム医療と病診連携,さらに近隣の病院との病病連携について紹介する.

関連書籍

Monthly Book Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 321ここが知りたい口腔ケア―わたしが教えるコツとポイント―藤谷順子/編
ISBN:978-4-86519-971-0 C3047
定価:5,500円(税込み)

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